尿素
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- 表2 ピロニックを用いた 13 C-尿素呼気試験の測定方法別の診断精度 測定方法 検討例数 呼気採取時間(分) カットオフ値(‰) 感度(%) 特異度(%) 精度(%) 質量分析法 119 10 3.0 100 100 100 赤外分光法 113 15 6.0 98.5 97.9 98.2
- 尿素呼気試験(ピロニック R) 13 C urea breath test, pylonic 保険点数 70 微生 健康保険名称 尿素呼気試験(UBT) 検査方法 GC-MS 検査材料 呼気 検体量(ml) 容器番号 保存方法 1 呼気 各12 42 ※チャート欄参照 常温 報告所要 日数 ...
- 大日本製薬株式会社(本社:大阪市、社長:宮武健次郎)では、自社開発のヘリコバクター・ピロリ感染診断用剤 「ピロニック®錠100mg」 を本年 7月29日より新発売いたしますので、お知らせします。 ヘリコバクター・ピロリ(以下 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ピロニック錠100mg
組成
成分・含量
添加物
効能または効果
- ヘリコバクター・ピロリの感染診断
- 通常,成人には尿素(13C)として100mg(1錠)を空腹時に1回経口投与する.
〔標準的な13C-尿素呼気試験法〕
- ピロニック服用前に呼気を採取する.
- ピロニック錠100mg(1錠)を,水約50mLとともに空腹時に服用する.ただし,錠剤をつぶしたり,口腔内で噛み砕いたり,水に溶解したりせず,そのまま速やかに服用する.
- 服用後直ちに口腔内を水で2〜3回うがいをして吐き出し,口腔内に残存する尿素(13C)を排除する.
- 水でうがいの後は左側臥位の姿勢を5分間保ち,その後は座位の姿勢を保つ.
- ピロニック服用後所定の時間に呼気を採取する.
- 服用前と服用後の呼気中13CO2(13CO2/12CO2比)を測定し,その変化量(Δ13CO2‰)を算出し,判定する.
- 本剤服用後の呼気採取時間は,呼気中13CO2の測定方法により異なる(質量分析法は服用10分後,赤外分光法は服用15分後)ので,「診断上の注意」の項を参照すること.
薬効薬理
測定原理
- ヒトに本剤を経口投与したとき,胃内にH. pyloriが存在する場合は,そのウレアーゼ活性により本剤が13CO2とNH3に分解され,発生した13CO2が血液を介して速やかに呼気中に排泄される.尿素呼気試験はこの原理を応用して13C標識尿素内服後の呼気中13CO2濃度の変化を測定することにより,H. pyloriの存在を検出する方法である.
有効成分に関する理化学的知見
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一般名
化学名
分子式
分子量
融点
性状
- 無色〜白色の結晶または結晶性の粉末で,においはなく,冷涼な塩味がある.水に極めて溶けやすく,メタノールまたは沸騰エタノール(95)に溶けやすく,エタノール(95)にやや溶けやすく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない.水溶液(1→100)は中性である.
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- urea
- 同
- カルバミド carbamide、ウレア
- 商
- アセチロール、イソジンシュガーパスタ、ウリモックス、ウレア、ウレパール、カフコデN配合、ケラチナミン、ケラベンス、コンベルビー、ノルニチカミン、パスタロン、パステルハップ 、ビタルファ、ピロニック、プラチアミン、ブロバリン、ブロムワレリル尿素 、ベギン、ユービット、ワイドコール
- 関
- 尿素クリアランス、ウレアーゼ
O=C(NH2)2
生合成
分解
- 尿素はウレアーゼにより加水分解されて二酸化炭素とアンモニアを生じる。ヘリコバクター・ピロリ菌や尿路の細菌がウレアーゼを産生している
腎臓
- 多くの組織では浸透圧物質として無効であるが、腎臓のネフロンの多くの部位では有効な浸透圧物質である (文献名不明 p.373)
- 再吸収:近位尿細管、集合管(ADH作用時)
- 分泌 :ヘンレプールの細い部分
- GFRが低下すると血中尿素濃度と血中クレアチン濃度は上昇し、GFRが正常の1/3-1/4になると顕著となる。
腎髄質での尿濃縮機構
- 腎臓における尿の濃縮は(1)腎髄質の浸透圧勾配(NaClと尿素が形成)と(2)集合管による水透過性に支配されている。
- 尿素が腎髄質の浸透圧勾配に重要な役割を果たしている。
- シスプラチンは尿素サイクルを抑制し、尿濃縮機構を障害する。
外用薬
- 皮膚角質の水分保持力を増強させ、また角質溶解作用などにより角化皮膚をしっとりさせ、皮膚の状態を正常化させる。
- アトピー性皮膚炎、魚鱗癬、老人性乾皮症、掌蹠角化症、苔癬、進行性指掌角皮症などに使用される。
- 炎症を来している部位への外用により刺激感を生じる。
- 潰瘍、びらん、創面への直接塗布は避けるようにする。
臨床関連
- GFRが低下して血中に窒素化合物が蓄積している状態
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商品
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- 英
- nick
- 二本鎖DNAのうちの片方でホスホジエステル結合がないことによる断裂