尿素
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- 作成又は改訂年月 ※※ 2013年10月改訂 (第7版) ※ 2013年1月改訂 日本標準商品分類番号 872669 薬効分類名 角化症治療剤 承認等 販売名 ケラベンス軟膏20% 販売名コード 2669701M2118 承認・許可番号 承認番号 21900AMX01073000
- ケラベンスとは。効果、副作用、使用上の注意。魚鱗癬(ぎょりんせん)、老人性指掌角皮症(ししょうかくひしょう)、進行性指掌角皮症(主婦湿疹(しっしん)の乾燥型)、掌蹠(しょうせき)角化症、頭部粃糠疹(ひこうしん)、毛孔性苔癬 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
**ケラベンス軟膏20%
組成
成分・含量(1g中)
添加物
- DL-アラニン、ステアリン酸グリセリン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ワセリン、流動パラフィン、ステアリルアルコール、トコフェロール酢酸エステル、シリコン樹脂、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸メチル、プロピレングリコール
禁忌
(次の部位には使用しないこと)
効能または効果
- 魚鱗癬、老人性乾皮症、アトピー皮膚、進行性指掌角皮症(主婦湿疹の乾燥型)、足蹠部皸裂性皮膚炎、掌蹠角化症、毛孔性苔癬
- 1日1〜数回、患部に塗擦する。
慎重投与
(次の場合には慎重に使用すること)
- 炎症、亀裂を伴う症例[ぴりぴり感などを生ずる。]
- 皮膚刺激に対する感受性が亢進している症例[ぴりぴり感などを生ずる。]
薬効薬理
**薬効薬理
- 尿素は角質の水分保持量の増加作用、角質の溶解剥離作用、皮膚透過性亢進作用を有し、角質層を菲薄化させ、鱗屑を消失させる。また、乾皮・角化皮膚の水分を保持し、皮膚を正常化させる。
**生物学的同等性試験
- ブタ摘出皮膚にケラベンス軟膏20%及び標準製剤(軟膏、20%)を塗布し高周波伝導度測定装置を用いた角層水分含有量を指標として比較した。その結果、両製剤とも同様の角層水分含有量を示し、両製剤の間に有意な差は認められず、生物学的同等性が確認された。1)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
分子式
分子量
性状
- 本品は無色〜白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、冷涼な塩味がある。
本品は水に極めて溶けやすく、沸騰エタノール(95)に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくい。
本品の水溶液(1→100)は中性である。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- urea
- 同
- カルバミド carbamide、ウレア
- 商
- アセチロール、イソジンシュガーパスタ、ウリモックス、ウレア、ウレパール、カフコデN配合、ケラチナミン、ケラベンス、コンベルビー、ノルニチカミン、パスタロン、パステルハップ 、ビタルファ、ピロニック、プラチアミン、ブロバリン、ブロムワレリル尿素 、ベギン、ユービット、ワイドコール
- 関
- 尿素クリアランス、ウレアーゼ
O=C(NH2)2
生合成
分解
- 尿素はウレアーゼにより加水分解されて二酸化炭素とアンモニアを生じる。ヘリコバクター・ピロリ菌や尿路の細菌がウレアーゼを産生している
腎臓
- 多くの組織では浸透圧物質として無効であるが、腎臓のネフロンの多くの部位では有効な浸透圧物質である (文献名不明 p.373)
- 再吸収:近位尿細管、集合管(ADH作用時)
- 分泌 :ヘンレプールの細い部分
- GFRが低下すると血中尿素濃度と血中クレアチン濃度は上昇し、GFRが正常の1/3-1/4になると顕著となる。
腎髄質での尿濃縮機構
- 腎臓における尿の濃縮は(1)腎髄質の浸透圧勾配(NaClと尿素が形成)と(2)集合管による水透過性に支配されている。
- 尿素が腎髄質の浸透圧勾配に重要な役割を果たしている。
- シスプラチンは尿素サイクルを抑制し、尿濃縮機構を障害する。
外用薬
- 皮膚角質の水分保持力を増強させ、また角質溶解作用などにより角化皮膚をしっとりさせ、皮膚の状態を正常化させる。
- アトピー性皮膚炎、魚鱗癬、老人性乾皮症、掌蹠角化症、苔癬、進行性指掌角皮症などに使用される。
- 炎症を来している部位への外用により刺激感を生じる。
- 潰瘍、びらん、創面への直接塗布は避けるようにする。
臨床関連
- GFRが低下して血中に窒素化合物が蓄積している状態
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商品