- 英
- human chorionic gonadotrophin
- 同
- ヒト絨毛性ゴナドトロピン
- 商
- HCGモチダ、ゲストロン、ゴナトロピン、プレグニール、注射用HCG
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/02/04 08:51:55」(JST)
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ヒト絨毛性ゴナドトロピン(-じゅうもうせい-、Human chorionic gonadotropin, hCG)とは、妊娠中に産生されるホルモンである。
目次
- 1 概要
- 2 構造
- 3 機能
- 4 妊娠検査
- 5 腫瘍マーカー
- 6 ステロイドとの娯楽利用
概要
ヒト絨毛性ゴナドトロピンは、受胎の直後から胎児の栄養膜合胞体層(胎盤の一部)で作られる。その役割は卵巣にある黄体の分解を防いで、ヒトの妊娠に重要であるプロゲステロンの産生を保たせる。hCGの別の働きに、例えば母児免疫寛容へ影響していると考えられている。早期の妊娠検査はhCGの検出や測定によるものである。
Pregnyl®、Follutein®、Ovidrel®といった薬品(いずれも日本国外での商品名。日本では『ゴナトロピン®』など多数)は有効成分に絨毛性ゴナドトロピンを使っている。これらの製剤は排卵を誘発する黄体形成ホルモンの代わりに補助受胎(ART、いわゆる不妊治療)で使われる。
構造
hCGは237のアミノ酸からなる36.7kDaの糖タンパク質であり、また、黄体形成ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)と同一のαサブユニットと独自のβサブユニットからなるヘテロダイマーである。
機能
hCGは黄体の保持を促進し、それにホルモンのプロゲステロンを分泌させる。プロゲステロンは子宮の内側を血管で肥厚させ胎児の成長ができるようにする。
LHとFSHとの類似性により、hCGもまた臨床的に卵巣では排卵、そして精巣ではテストステロン産生を誘発することができる。最も豊富な生物学的資源としては妊娠している女性があり、いくつかの団体では妊婦から尿を集めhCGを抽出して不妊治療へ役立てている。
妊娠検査
妊娠検査ではhCGの血中または尿中レベル計測して受精卵の有無を示す。特に、殆どの妊娠検査ではhCGのβサブユニット(βhCG)に特異的な抗体を用いる。検査で重要なのはhCGがLHやFSHと混乱して擬陽性の出ないことである。(後者の2つは体内で異なったレベルで存在しているのに対し、hCGは妊娠中を除き無視できるレベルである。)尿検査は25~100mIU/mlを検出できるクロマトグラフィーの免疫測定法である。尿はhCGレベルの高い朝の最初の尿でなくてはならない。もし尿の比重が1.015を越えていた場合、尿は薄める。血清検査では2~4mlの静脈血を用い、βhCGを5mIU/mlを検出でき、その濃度を定量可能な放射性免疫測定法(RIA)である。βhCGの定量できることは子宮外妊娠かどうかを見たり、胚細胞腫瘍や栄養膜腫瘍を監視するのに便利である。
胞状奇胎では胚が存在しないのに高濃度のβhCGが産生されるため、妊娠検査で擬陽性を出す。
腫瘍マーカー
βhCGはまた、奇形腫、絨毛がん、島細胞腫瘍などのいくつかのがんから分泌される。奇形腫(大抵は精巣と卵巣で見つかるが未分化胚細胞腫として脳でもみられる)を持っている疑いのある患者の場合、外科医はβhCGの測定を考えるだろう。上昇した水準が腫瘍の存在を証明することはできず、低い水準がそれを排除することもない。にも関わらず、上昇したβhCG水準は順調な治療(例えば外科手術や化学療法)の後に低下し、再発はその水準の上昇により検出される。
ステロイドとの娯楽利用
hCGは様々な蛋白同化ステロイド(Anabolic Androgenic Steroid, AAS)サイクルと組み合わされてドーピングへ用いられている。AASが男性の体へ入ると、体は自然に負のフィードバックが作動して自らのテストステロンをHPTA(視床下部下垂体甲状腺軸)を通してシャットダウンする。天然のテストステロンに擬態した高レベルのAASの類は脳下垂体へその性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)の産生をシャットダウンする。GnRHがないと下垂体は黄体形成ホルモン(LH)の分泌を停止される。LHは通常、下垂体から血流に乗って精巣へ行きテストステロンの産生と分泌の引き金を引く。LHがないと、精巣はそのテストステロン産生をシャットダウンし、精巣は萎縮する。男性ではhCGはLHに擬態して精巣内のテストステロンの回復・保持を補助する。そのため、hCGは通常、ステロイドサイクル中や後に精巣のサイズ、そして自身のテストステロン産生を保持・回復するために使用される。
内分泌器:ホルモン(ペプチドホルモン、ステロイドホルモン) |
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視床下部 - 脳下垂体 |
視床下部
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GnRH - TRH - ドーパミン - CRH - GHRH - ソマトスタチン - ORX - MCH - MRH - MIH
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脳下垂体後葉
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バソプレッシン - OXT
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脳下垂体中葉
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MSH(インテルメジン)
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脳下垂体前葉
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αサブユニット糖タンパク質ホルモン(FSH - LH - TSH) - GH - PRL - POMC(ACTH - エンドルフィン - リポトロピン)
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副腎 |
副腎髄質
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副腎髄質ホルモン(アドレナリン - ノルアドレナリン - ドーパミン)
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副腎皮質
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副腎皮質ホルモン(アルドステロン - コルチゾール - DHEA)
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甲状腺 |
甲状腺
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甲状腺ホルモン(T3 - T4 - カルシトニン)
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副甲状腺
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PTH
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生殖腺 |
精巣
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テストステロン - AMH - インヒビン
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卵巣
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エストラジオール - プロゲステロン - インヒビン/アクチビン - リラキシン(妊娠時)
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その他の内分泌器 |
膵臓
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グルカゴン - インスリン - ソマトスタチン
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松果体
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メラトニン
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内分泌器でない器官 |
胎盤:hCG - HPL - エストロゲン - プロゲステロン - 腎臓:レニン - EPO - カルシトリオール - プロスタグランジン - 心臓:ANP - BNP - ET - 胃:ガストリン - グレリン - 十二指腸:CCK - GIP - セクレチン - モチリン - VIP - 回腸:エンテログルカゴン - 脂肪組織:レプチン - アディポネクチン - レジスチン - 胸腺:サイモシン - サイモポイエチン - サイムリン - STF - THF - 肝臓:IGFs(IGF-1 - IGF-2) - 耳下腺:バロチン - 末梢神経系:CGRP - P物質
|
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誘導タンパク質 |
NGF - BDNF - NT-3
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- サラブレッド種雌馬における卵胞直径及び子宮内膜浮腫グレードがヒト絨毛性性腺刺激ホルモン投与による排卵効果に及ぼす影響
- 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association 67(3), 183-187, 2014-03
- NAID 120005862238
- プロスタグランジンF2α及び性腺刺激ホルモンによる排卵同期化法を用いた豚の定時人工授精
- 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association 67(2), 119-124, 2014-02
- NAID 120005861671
- 受精卵移植牛へのヒト及びウマ絨毛性性腺刺激ホルモン投与による黄体賦活効果と受胎率向上
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
販売名
注射用HCG 3,000単位「F」
組成
有効成分
- 日局 ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン (妊婦の尿由来)
含量
添加物
添付溶解液
禁忌
- アンドロゲン依存性悪性腫瘍(例えば前立腺癌)及びその疑いのある患者[アンドロゲン産生を促進するため、腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]
- 性腺刺激ホルモン製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 性早熟症の患者[アンドロゲン産生を促進するため、性早熟を早め、骨端の早期閉鎖をきたすことがある。]
効能または効果
- 無排卵症(無月経、無排卵周期症、不妊症)、機能性子宮出血、黄体機能不全症、停留睾丸、造精機能不全による男子不妊症、下垂体性男子性腺機能不全症(類宦官症)、思春期遅発症、妊娠初期の切迫流産、妊娠初期に繰り返される習慣性流産、睾丸・卵巣の機能検査
- 本剤は添付の生理食塩液1mLで溶解し、ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンとして、下記のとおり筋肉内注射する。なお、本剤の用法・用量は症例、適応によって異なるので、使用に際しては厳密な経過観察が必要である。
無排卵症
- 通常、1日3,000〜5,000単位を筋肉内注射する。
機能性子宮出血、黄体機能不全症
- 通常、1日1,000〜3,000単位を筋肉内注射する。
妊娠初期の切迫流産、妊娠初期に繰り返される習慣性流産
- 通常、1日1,000〜5,000単位を筋肉内注射する。
停留睾丸
- 通常、1回300〜1,000単位、1週1〜3回を4〜10週まで、または1回3,000〜5,000単位を3日間連続筋肉内注射する。
造精機能不全による男子不妊症、下垂体性男子性腺機能不全症(類宦官症)、思春期遅発症
- 通常、1日500〜5,000単位を週2〜3回筋肉内注射する。
睾丸機能検査
- 10,000単位を1回または3,000〜5,000単位を3〜5日間筋肉内注射し、1〜2時間後の血中テストステロン値を投与前値と比較する。
卵巣機能検査
- 1,000〜5,000単位を単独またはFSH製剤と併用投与して卵巣の反応性をみる。
黄体機能検査
- 3,000〜5,000単位を高温期に3〜5回、隔日に投与し、尿中ステロイド排泄量の変化をみる。
慎重投与
- 前立腺肥大のある患者[アンドロゲン産生を促進するため、症状が増悪するおそれがある。]
- エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば乳癌、子宮内膜癌)及びその疑いのある患者[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]
- 未治療の子宮内膜増殖症のある患者[子宮内膜増殖症は細胞異型を伴う場合があるため。]
- 子宮筋腫のある患者[子宮筋腫の発育を促進するおそれがある。]
- 子宮内膜症のある患者[症状が増悪するおそれがある。]
- 乳癌の既往歴のある患者[乳癌が再発するおそれがある。]
- 乳癌家族素因が強い患者、乳房結節のある患者、乳腺症の患者又は乳房レントゲン像に異常がみられた患者[症状が増悪するおそれがある。]
- てんかん、片頭痛、喘息、心疾患又は腎疾患のある患者[アンドロゲン産生を促進するため、体液貯留、浮腫等があらわれ、これらの症状が増悪するおそれがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 骨成長が終了していない可能性がある患者、思春期前の患者(「小児等への投与」の項参照)
重大な副作用
ショック(頻度不明):
- ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、顔面潮紅、胸内苦悶、呼吸困難等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
卵巣過剰刺激症候群(頻度不明):
- ヒト下垂体性性腺刺激ホルモン製剤の投与に引き続き、本剤を用いた場合又は併用した場合、卵巣腫大、下腹部痛、下腹部緊迫感、腹水・胸水を伴う卵巣過剰刺激症候群があらわれることがある。これに伴い血液濃縮、血液凝固能の亢進、呼吸困難等を併発することがあるので、直ちに投与を中止し、循環血液量の改善につとめるなど適切な処置を行うこと。
血栓症、脳梗塞、卵巣破裂、卵巣茎捻転、肺水腫、呼吸困難(頻度不明):
- 卵巣過剰刺激症候群に伴い、血栓症、脳梗塞、卵巣破裂、卵巣茎捻転、肺水腫、呼吸困難を引き起こすことがある。
薬効薬理
- hCGは黄体形成作用(LH、男子では間質細胞刺激作用−ICSH)と黄体維持作用(LTH)が主であるが卵胞成熟作用(FSH)も認められている。
- 幼若ラットにhCGを投与すると卵巣の重量が増加する2)。
- hCGはFSHと協力して卵胞からエストロゲンを分泌させる3)。
- ヒトの月経黄体及び妊娠黄体の機能を賦活しステロイドホルモン特にプロゲステロンの産生分泌を促進する4)。
- hCGはFSHと協力して排卵を誘発する5)6)。成熟卵胞の場合には単独でも排卵を誘発することができる7)。
- ラットの摘出子宮筋の収縮を抑制する8)。
- ラットにhCGを投与すると精子数の増加が見られる9)。
- 睾丸の間質細胞に作用してアンドロゲンの産生分泌を促進する10)。
- 幼若ラットにhCGを投与すると副性器(前立腺、精のう等)の重量が増加する11)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(Human Chorionic Gonadotrophin)
性状
★リンクテーブル★
[★]
- chorionic
- 英
- human chorionic gonadotrophin, (国試)hCG, HCG
- 同
- ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン、絨毛性ゴナドトロピン chorionic gonadotropin、絨毛性性腺刺激ホルモン、胎盤性性腺刺激ホルモン placental gonadotrophin
- 商
- HCG、プベローゲン、ゲストロン、ゴナトロピン、プレグニール、プロファシー, Chorex, Choron, Pregnyl
- 関
- β-HCG
概念
- シンチオトロホブラストで産生される糖タンパクホルモン(NGY.290)
分類
性状
産生組織
標的組織
受容体
作用
- TSH様作用:正常妊婦に一過性の甲状腺機能亢進症が見られることがある(YN.D-33)
分泌の調整
- 胚が子宮内膜に着床してから48時間たつと産生するホルモン (SP.965)
- 受精後2週間後には分泌され始める (SP.965)
- 黄体機能を6-7週まで刺激し、黄体からのホルモン分泌を維持する (SP.965)
- hCGの分泌は妊娠10週頃がピーク (G9M.183)
- 作用期間は短期間。最初の8週に上昇、15週にかけて低下、低レベルで維持される。妊娠末期に小さな増加 (SP.966)
分子機構
生合成
臨床関連
- 精巣からのテストステロン分泌能評価(OLM.339) ← LHと構造が似ており、ライディッヒ細胞に作用してテストステロンの産生・分泌を促す
- 妊婦の甲状腺機能亢進(gestational thyrotoxicosis)
検査
- 妊娠中:100 ← (出典不明)
- 妊娠判定:25 ← (出典不明)
正常
- 正常(男性、非妊婦)ではhCG(αβコンプレックス)は以下の通り。
- 血中:0.7mIU/ml以下
- 尿中:0.7mIU/ml以下
妊娠・疾患
- 妊娠により1万以上に上昇、正常妊娠では数万~10万mIU/mlまで上層。
- 全胞状奇胎なら50万-100万mIU/mlと高値となり、部分胞状奇胎なら数十万mIU/mlとやはり高値となる。
妊娠経過中の変化
- 妊娠4-5週 :50-1000IU/l
- 妊娠8-10週 :20万IU/l。ピークとなる。
[★]
胎盤性性腺刺激ホルモン
- 関
- ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン
[★]
胎盤性性腺刺激ホルモン。ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン
[★]
胎盤性性腺刺激ホルモン(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)
[★]
ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン
[★]
- 英
- hormone
古典的な定義
- 特定の内分泌腺から分泌され、血行によって運ばれ、遠隔部の特定の標的器官に作用して特異的効果を現す物質(PT.403)
例外
- 消化管ホルモン (PT.403)
- 視床下部ホルモン (PT.403)
- 甲状腺濾胞ホルモン?
- カルシトニン?
ホルモンの一覧表
[★]
- 英
- sexual gland, gonad
- ラ
- gonada, gonadum
- 同
- 生殖腺 reproductive gland
- 関
- 発生第7週まで生殖腺に男女の別のは形態的に現れない。(L.303)
- 生殖堤:体腔上皮+間葉凝縮
- 原始生殖細胞:発生の早期に尿膜に近い卵黄嚢壁の内胚葉細胞の間に出現。後腸の背側腸間膜に沿ってアメーバ様運動により移動。発生第5週の初めに原始生殖腺に達し、第6週に生殖堤に進入する。(L.303)
- 原始生殖索:原始生殖細胞が生殖堤に到達する直前またはその経過中に生殖堤の体腔上皮は活発に増殖し、上皮細胞はその下層の間葉へ進入する。これらの細胞により多数の不規則な細胞索を形成されたものをいう。(L.303)
- 未分化生殖腺:原始生殖索は表面の上皮と結合したままであり、男女の区別ができない。この状態の生殖腺を指す。(L.303)
男性の生殖腺 L.303-306
女性の生殖腺
[★]
- 英
- (刺激そのもの)stimulus、stimuli。(行為)stimulation、、stimulate、irritate、incite、(薬物や抗原で)prime
- 同
- impulse
- 関
- 刺激作用、煽動、抗原刺激、扇動、予備刺激
[★]
- 英
- chorionic、trophoblastic
- 関
- 栄養膜、コリオン、漿膜、絨毛膜、絨毛膜性
[★]
- 英
- villi