ヒト絨毛性ゴナドトロピン
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Japanese Journal
- 片側精巣を摘出した黒毛和種雄子牛における残存精巣の内分泌学的および組織学的解析
- 白尾 優佳,小林 郁雄,邉見 広一郎,二瓶 和美,北原 豪
- 宮崎大学農学部研究報告 58, 79-86, 2012-02-24
- … In conclusion, although plasma T levels on 14 days after hemicastration were equivalent to control calves, compensatory changes in the remaining testes were not observed histologically after hemicastration.試験的に片側精巣を摘出した子牛を作出し,血中テストステロン(T)濃度,人絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)に対する反応性を正常,片側精巣,去勢時で比較し,片側精巣の摘出による残存させた精巣の組織学的な変化を調べた. …
- NAID 110009004695
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- hCG(絨毛性性腺刺激ホルモン)とは?ART・子宝・不妊・婦人科・産科用語集(用語辞典)聞きなれない専門用語を解説。不妊治療専門鍼灸と漢方薬東京のあかり堂。 ... hCG(絨毛性性腺刺激ホルモン)とは、妊娠検査薬で陽性になる ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
プレグニール筋注用5000単位
組成
- プレグニール筋注用5000単位:1管中に日局ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン5000単位含有
成分のヒト絨毛性性腺刺激ホルモンは妊婦尿抽出物である。
添付溶解液として1管につき日局生理食塩液1mLを添付してある。
添加物
- 添加物として1管中にカルメロースナトリウム0.05mg、D-マンニトール5mg、無水リン酸一水素ナトリウム、無水リン酸二水素ナトリウムを含有
禁忌
- アンドロゲン依存性悪性腫瘍(例えば、前立腺癌)及びその疑いのある患者[アンドロゲン産生を促進するため、病態の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]
- 性腺刺激ホルモン製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 性早熟症の患者[アンドロゲン産生を促進するため、性早熟を早め骨端の早期閉鎖を来すことがある。]
効能または効果
- 無排卵症(無月経、無排卵周期症、不妊症)、機能性子宮出血、黄体機能不全症、停留睾丸、造精機能不全による男子不妊症、下垂体性男子性腺機能不全症(類宦官症)、思春期遅発症、睾丸・卵巣の機能検査、妊娠初期の切迫流産、妊娠初期にくり返される習慣性流産
- ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンとして、
無排卵症には、通常1日3,000〜5,000単位を筋肉内注射する。
機能性子宮出血及び黄体機能不全症には、通常1日1,000〜3,000単位を筋肉内注射する。
妊娠初期の切迫流産及び妊娠初期にくり返される習慣性流産には、通常1日1,000〜5,000単位を筋肉内注射する。
停留睾丸には、通常1回300〜1,000単位、1週1〜3回を4〜10週まで、又は1回3,000〜5,000単位を3日間連続筋肉内注射する。
造精機能不全による男子不妊症、下垂体性男子性腺機能不全症(類宦官症)、思春期遅発症には、通常1日500〜5,000単位を週2〜3回筋肉内注射する。
睾丸機能検査には10,000単位1回又は3,000〜5,000単位を3〜5日間筋肉内注射し、1〜2時間後の血中テストステロン値を投与前値と比較する。
卵巣機能検査には1,000〜5,000単位を単独又はFSH製剤と併用投与して卵巣の反応性をみる。
黄体機能検査には3,000〜5,000単位を高温期に3〜5回、隔日に投与し、尿中ステロイド排泄量の変化をみる。
- 本剤の用法・用量は症例、適応によって異なるので、使用に際しては厳密な経過観察が必要である。
慎重投与
- 前立腺肥大のある患者[アンドロゲン産生を促進するため、病態を悪化させるおそれがある。]
- エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば、乳癌、子宮内膜癌)及びその疑いのある患者[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]
- 子宮筋腫のある患者[子宮筋腫の発育を促進するおそれがある。]
- 子宮内膜症のある患者[症状が増悪するおそれがある。]
- 未治療の子宮内膜増殖症のある患者[子宮内膜増殖症は細胞異型を伴う場合があるため。]
- 乳癌の既往歴のある患者[乳癌が再発するおそれがある。]
- 乳癌家族素因が強い患者、乳房結節のある患者、乳腺症の患者又は乳房レントゲン像に異常がみられた患者[症状が増悪するおそれがある。]
- てんかん、片頭痛、喘息、心疾患又は腎疾患の患者[アンドロゲン産生を促進するため、体液貯留、浮腫等があらわれ、これらの病態を悪化させるおそれがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 骨成長が終了していない可能性がある患者、思春期前の患者(「小児等への投与」の項参照)
重大な副作用
ショック
頻度不明
- ショック症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、顔面潮紅、胸内苦悶、呼吸困難等があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
卵巣過剰刺激症候群
頻度不明
- ヒト下垂体性性腺刺激ホルモン製剤の投与に引き続き、本剤を用いた場合又は併用した場合、卵巣腫大、下腹部痛、下腹部緊迫感、腹水・胸水を伴う卵巣過剰刺激症候群があらわれることがある。これに伴い、血液濃縮、血液凝固能の亢進、呼吸困難等を併発することがあるので、直ちに投与を中止し、循環血液量の改善につとめるなど適切な処置を行うこと。
血栓症、脳梗塞、卵巣破裂、卵巣茎捻転、呼吸困難、肺水腫
血栓症(頻度不明)、脳梗塞(頻度不明)、卵巣破裂(頻度不明)、卵巣茎捻転(頻度不明)、呼吸困難(頻度不明)、肺水腫(頻度不明)
- 卵巣過剰刺激症候群に伴い、血栓症、脳梗塞、卵巣破裂、卵巣茎捻転、呼吸困難、肺水腫を引き起こすことがある。
薬効薬理
- ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)は、女性に対しては黄体形成作用(LH作用)、黄体刺激作用(LTH作用)と若干の卵胞刺激作用(FSH作用)を有し、妊娠黄体の機能不全に作用し黄体機能を回復し、その機能を維持させるといわれている1〜3)。
- 男性に対して睾丸間質細胞を刺激し(ICSH作用)、男性ホルモンを分泌させ、副性腺の発育、性欲の発現を促すとされている4,5)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(Human Chorionic Gonadotrophin)
性状
★リンクテーブル★
[★]
- chorionic
- 英
- human chorionic gonadotrophin, (国試)hCG, HCG
- 同
- ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン、絨毛性ゴナドトロピン chorionic gonadotropin、絨毛性性腺刺激ホルモン、胎盤性性腺刺激ホルモン placental gonadotrophin
- 商
- HCG、プベローゲン、ゲストロン、ゴナトロピン、プレグニール、プロファシー, Chorex, Choron, Pregnyl
- 関
- β-HCG
概念
- シンチオトロホブラストで産生される糖タンパクホルモン(NGY.290)
分類
性状
産生組織
標的組織
受容体
作用
- TSH様作用:正常妊婦に一過性の甲状腺機能亢進症が見られることがある(YN.D-33)
分泌の調整
- 胚が子宮内膜に着床してから48時間たつと産生するホルモン (SP.965)
- 受精後2週間後には分泌され始める (SP.965)
- 黄体機能を6-7週まで刺激し、黄体からのホルモン分泌を維持する (SP.965)
- hCGの分泌は妊娠10週頃がピーク (G9M.183)
- 作用期間は短期間。最初の8週に上昇、15週にかけて低下、低レベルで維持される。妊娠末期に小さな増加 (SP.966)
分子機構
生合成
臨床関連
- 精巣からのテストステロン分泌能評価(OLM.339) ← LHと構造が似ており、ライディッヒ細胞に作用してテストステロンの産生・分泌を促す
- 妊婦の甲状腺機能亢進(gestational thyrotoxicosis)
検査
- 妊娠中:100 ← (出典不明)
- 妊娠判定:25 ← (出典不明)
正常
- 正常(男性、非妊婦)ではhCG(αβコンプレックス)は以下の通り。
- 血中:0.7mIU/ml以下
- 尿中:0.7mIU/ml以下
妊娠・疾患
- 妊娠により1万以上に上昇、正常妊娠では数万~10万mIU/mlまで上層。
- 全胞状奇胎なら50万-100万mIU/mlと高値となり、部分胞状奇胎なら数十万mIU/mlとやはり高値となる。
妊娠経過中の変化
- 妊娠4-5週 :50-1000IU/l
- 妊娠8-10週 :20万IU/l。ピークとなる。
[★]
- 英
- human chorionic gonadotrophin
- 同
- ヒト絨毛性ゴナドトロピン
- 商
- HCGモチダ、ゲストロン、ゴナトロピン、プレグニール、注射用HCG
[★]
- 英
- hormone
古典的な定義
- 特定の内分泌腺から分泌され、血行によって運ばれ、遠隔部の特定の標的器官に作用して特異的効果を現す物質(PT.403)
例外
- 消化管ホルモン (PT.403)
- 視床下部ホルモン (PT.403)
- 甲状腺濾胞ホルモン?
- カルシトニン?
ホルモンの一覧表
[★]
- 英
- sexual gland, gonad
- ラ
- gonada, gonadum
- 同
- 生殖腺 reproductive gland
- 関
- 発生第7週まで生殖腺に男女の別のは形態的に現れない。(L.303)
- 生殖堤:体腔上皮+間葉凝縮
- 原始生殖細胞:発生の早期に尿膜に近い卵黄嚢壁の内胚葉細胞の間に出現。後腸の背側腸間膜に沿ってアメーバ様運動により移動。発生第5週の初めに原始生殖腺に達し、第6週に生殖堤に進入する。(L.303)
- 原始生殖索:原始生殖細胞が生殖堤に到達する直前またはその経過中に生殖堤の体腔上皮は活発に増殖し、上皮細胞はその下層の間葉へ進入する。これらの細胞により多数の不規則な細胞索を形成されたものをいう。(L.303)
- 未分化生殖腺:原始生殖索は表面の上皮と結合したままであり、男女の区別ができない。この状態の生殖腺を指す。(L.303)
男性の生殖腺 L.303-306
女性の生殖腺
[★]
- 英
- (刺激そのもの)stimulus、stimuli。(行為)stimulation、、stimulate、irritate、incite、(薬物や抗原で)prime
- 同
- impulse
- 関
- 刺激作用、煽動、抗原刺激、扇動、予備刺激
[★]
- 英
- chorionic、trophoblastic
- 関
- 栄養膜、コリオン、漿膜、絨毛膜、絨毛膜性
[★]
- 英
- villi