トコフェロール、ビタミンA
適応
副作用
消化器
- 0.1~5%未満 食欲不振、胃部不快感、胃痛、悪心、下痢、便秘
過敏症
肝臓
- 0.1%未満 肝機能障害 (AST (GOT)、ALT (GPT) の上昇等)
その他
- 0.1%未満 温感、潮紅
- 頻度不明 顔面浮腫、浮腫
臨床効果
- 高血圧症:しびれ感、めまい感、首筋や肩のこり、頭痛、不眠、耳鳴、息切れ、抑鬱、四肢冷感などの随伴症状を改善
- 脂質異常症:T-CHO低下、HDL-C上昇
- 末梢循環障害:閉塞性動脈硬化症などの末梢循環障害に対して有用性
薬効薬理
- (1) 加齢ラットやコレステロール負荷ラットの実験でコレステロールの代謝回転を高めることにより、血中総コレステロール値を低下させる。これは本薬がコレステロールの異化・排泄を高めるためと考えられる。さらに過酸化脂質、中性脂肪も低下させる。
- (2) ヒトの血中総コレステロールを低下させ、リポ蛋白代謝において血中HDL‐コレステロールを上昇させる。
- (1) 本薬の微小循環系賦活作用は、神経系を介さず、血管平滑筋に直接作用し、血管運動性を維持しながら耳殼血流を増加させることが無麻酔ウサギの実験で認められている。
- (2) ヒトの末梢循環不全に対する改善作用は、ビタミンEとニコチン酸との併用よりも明らかに優れている。
- 3. 血管強化作用 ヒトの毛細血管の透過性亢進を改善し、紫斑数を減少させることが認められている。
- 4. 血小板凝集抑制作用
- (1) ヒトの凝集能が亢進している血小板に対するアドレナリン凝集、アラキドン酸凝集、コラーゲン凝集、ADP凝集のいずれにおいても血小板凝集抑制が認められている。
- (2) ヒトの多血小板血漿に対するアラキドン酸凝集、コラーゲン凝集において血小板凝集抑制作用をトコフェロールニコチン酸エステル、トコフェロール酢酸エステル、トコフェロールで比較した結果、トコフェロールニコチン酸エステルが強力な抑制効果を示した。
- 5. 血中酸素分圧上昇作用 ヒトにおいて低下した血中酸素分圧を上昇させることが認められている。
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Japanese Journal
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- 野村 ゆかり,小山 晃弘,加藤 香奈,平松 りえ,落合 広明,市村 歩,中島 貴子,山田 成樹,高木 英希,川原 弘久
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 15, 233, 2005-09-01
- NAID 110006960259
- ツユベラ Coris gaimard の成長に伴う食性変化と小石を裏返す採餌行動
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ユベラ錠50mg
組成
- 1錠中にトコフェロール酢酸エステル50mgを含有する橙色の糖衣錠である。
添加物としてアラビアゴム末、黄色5号、カルナウバロウ、カルメロースカルシウム、軽質無水ケイ酸、酸化チタン、ステアリン酸、精製白糖、タルク、沈降炭酸カルシウム、トウモロコシデンプン、乳糖水和物、白色セラック、ヒドロキシプロピルセルロース、ポビドン、マクロゴール6000、D‐マンニトール、無水ケイ酸水加物を含有する。
効能または効果
ビタミンE欠乏症の予防及び治療
末梢循環障害(間歇性跛行症、動脈硬化症、静脈血栓症、血栓性静脈炎、糖尿病性網膜症、凍瘡、四肢冷感症)
過酸化脂質の増加防止
- 1.以外の効能については、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきではない。
錠50mg
- 通常、成人には1回1〜2錠(トコフェロール酢酸エステルとして、50〜100mg)を、1日2〜3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
顆粒20%
- 通常、成人には1回0.25〜0.5g(トコフェロール酢酸エステルとして、50〜100mg)を、1日2〜3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
薬効薬理
微小循環系の賦活作用
- ビタミンEは末梢循環不全に対し、末梢血行を促すとともに、血小板粘着・凝集能の抑制により微小循環系の動態を改善する。2) 3)
膜安定化作用
- 毛細血管壁内皮細胞や中膜筋細胞の原形質膜、ミトコンドリア、小胞体、ライソソームなどの生体膜を安定化させることにより、血管壁の透過性や血管抵抗性を改善する。4) 5)
抗酸化作用
- ビタミンEは、異常酸化(過酸化)を抑制し、過酸化脂質の生成を抑制する。6)
内分泌系の賦活作用
- 下垂体−副腎系に作用して、E欠乏ラットの内分泌系を賦活・調整し、内分泌の失調を是正する。7)
有効成分に関する理化学的知見
一 般 名
- トコフェロール酢酸エステル(Tocopherol Acetate)
(別 名) 酢酸トコフェロール
化 学 名
- 2,5,7,8‐Tetramethyl‐2‐(4,8,12‐trimethyltridecyl)chroman‐6‐yl acetate
分 子 式
分 子 量
構 造 式
物理化学的性状
- トコフェロール酢酸エステルは無色〜黄色澄明の粘性の液で、においはない。本品はエタノール(99.5)、アセトン、クロロホルム、ジエチルエーテル、ヘキサン又は植物油と混和する。本品はエタノール(95)に溶けやすく、水にほとんど溶けない。
本品は旋光性を示さない。
本品は空気及び光によって変化する。
★リンクテーブル★
[★]
商品
</rad>
[★]
- 英
- tocopherol、tocopherol acetate、tocopherol nicotinate、tocopherol calcium succinate
- 化
- ニコチン酸トコフェロール tocopherol nicotinate、コハク酸トコフェロールカルシウム tocopherol calcium succinate、[[]] tocopherol acetate
- 商
- ベクタン、ユベラ、(トコフェロールニコチン酸エステル)ニコ
- M.V.I.、M.V.I.-12キット 、NEソフト、VEニコチネート、アゼプチン、アミノレバンEN配合、エセブロン、エパラ、エルネオパ1号輸液、エレンタールP乳幼児用配合、エレンタール配合、エンシュア・リキッド 、オーツカMV、ゲファルナート、ケントン、ダイメジン・マルチ、ツインラインNF配合、ツインライン配合、トコニジャスト、ナーセット配合、ニコ200ソフト、ニチEネート、ネオM.V.I.-9、ネオパレン1号輸液、ネオラミン・マルチV、ハイシップ、バナール、バナールN、パンビタン、ビタジェクト、ビタミンE、ビタミンE、ファンギゾン、フルカリック1号輸液、ベクタン、ヘパンED配合、ヘモナーゼ配合、マルタミン、ユベ-E、ユベラN、ラコールNF配合、ラコール配合、リバスタッチ、流動パラフィン.OI
- ユベラ Juvela(錠,ビタミンAとの合剤)
- 関
- ビタミンE vitamin E。その他の循環器官用薬
参考
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2190006M2110_2_07/2190006M2110_2_07?view=body
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- 英
- vitamin E V. E
- 同
- トコフェロール tocopherol、トコトリエノール tocotrienol、酢酸トコフェロール tocopherol acetate、コハク酸トコフェロールカルシウム calcium tocopherol succinate
- 商
- フェニルアラニン除去ミルク配合、ユベラ、ロイシン・イソロイシン・バリン除去ミルク配合
- 関
- ビタミン
概念
- 脂溶性ビタミン
- D-α-トコフェロール
- 抗酸化作用を有する。
- 脂質層のラジカルの捕捉。ここで消費されたビタミンEはビタミンCにより再生される。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3E)
臨床関連
欠乏
過剰
[★]
- 関
- ビタミンE
商品