ジフロラゾン
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Japanese Journal
- A study of clinical efficacy and safety of diflorasone diacetate ointment. A comparison with diflucortolone 21-valerate ointment in psoriasis vulgaris and lichenified eczema/dermatitis.
- 上村 寛行,朝田 康夫
- 皮膚 30(4), 558-565, 1988
- Clinical efficacy and side effects of diflorasone diacetate (Diacort; DDA) ointment were evaluated in comparison with diflucortolone 21-valerate (Nerisona; DFV) ointment in 8 cases of psoriasis vulgar …
- NAID 130004045175
Related Links
- ファイザー株式会社のダイアコートクリーム0.05%(外皮用薬)、一般名ジフロラゾン 酢酸エステル(Diflorasone diacetate) の効果と副作用、写真、保管方法等を掲載。
- 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、 効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの 理解と協力が必要です。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ダイアコート軟膏0.05%
組成
1g中:
有効成分(含量)
添加物
- 白色ワセリン
プロピレングリコール
無水クエン酸
モノステアリン酸グリセリン
禁忌
(次の患者には使用しないこと)
- 細菌・真菌・スピロヘ−タ・ウィルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等)の患者[免疫機能を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎の患者[穿孔の治癒障害を起こすおそれがある。]
- 潰瘍(ベ−チェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷のある患者[創傷修復を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。]
効能または効果
- 湿疹・皮膚炎群(ビダール苔癬、進行性指掌角皮症、脂漏性皮膚炎を含む)、乾癬、痒疹群(ストロフルス、じん麻疹様苔癬、固定じん麻疹を含む)、掌蹠膿疱症、紅皮症、薬疹・中毒疹、虫さされ、紅斑症(多形滲出性紅斑、ダリエ遠心性環状紅斑、遠心性丘疹性紅斑)、慢性円板状エリテマトーデス、扁平紅色苔癬、毛孔性紅色粃糠疹、特発性色素性紫斑(マヨッキー紫斑、シャンバーク病、紫斑性色素性苔癬様皮膚炎を含む)、肥厚性瘢痕・ケロイド、肉芽腫症(サルコイドーシス、環状肉芽腫)、悪性リンパ腫(菌状息肉症を含む)、皮膚アミロイドーシス(アミロイド苔癬、斑状型アミロイド苔癬を含む)、天疱瘡群、類天疱瘡(ジューリング疱疹状皮膚炎を含む)、円形脱毛症
- 通常1日1〜数回適量を患部に塗布する。
慎重投与
(次の部位には慎重に使用すること)
- 顔面・頸・陰部・間擦部[局所的副作用が発現しやすい(「重要な基本的注意」2の項参照)。]
重大な副作用
皮膚の細菌・真菌感染症(0.53%)
- 皮膚の細菌性感染症(伝染性膿痂疹、毛のう炎等)、真菌性感染症(カンジダ症、白癬等)があらわれることがある〈密封法(ODT)の場合、起こりやすい。〉。このような場合には、適切な抗菌剤、抗真菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、使用を中止すること。
下垂体・副腎皮質系機能抑制(0.01%)
- 大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、下垂体・副腎皮質系機能の抑制を来すことがあるので、短期の使用が望ましい。特別の場合を除き、密封法(ODT)や長期又は大量使用は避けること。
後のう白内障・緑内障(頻度不明)
- 眼瞼皮膚への使用に際しては、眼圧亢進、緑内障を起こすことがあるので注意すること。大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、後のう白内障、緑内障等があらわれることがある。
薬効薬理
ヒトでの作用
血管収縮作用10)
- ヒト皮膚での血管収縮試験において、本剤の血管収縮能は、プロピオン酸クロベタゾールと同等で、吉草酸ベタメタゾン及び酪酸ヒドロコルチゾンより有意に優れている。
局所皮膚への影響11)
- ヒト皮膚に6週間密封塗布したとき、皮膚の厚さの減少を指標にした本剤による皮膚菲薄化は、吉草酸ベタメタゾンとほぼ同等で、プロピオン酸クロベタゾールより有意に弱い。
全身への影響
- 血中及び尿中コルチゾール等を指標とした下垂体・副腎皮質系機能抑制は吉草酸ベタメタゾンと同等ないしわずかに強い程度である。
動物での作用12)
抗炎症作用
- マウスのクロトン油又はピクリールクロライドによる耳浮腫及び抗ラットウサギ血清によるラット皮膚浮腫等の急性炎症を抑制するとともに、ラットの肉芽増殖、創傷治癒及びアジュバント関節炎等の増殖性炎症及びマウスのアレルギー性炎症を抑制する。
全身への影響
- ラットのアジュバント関節炎において、胸腺及び脾臓の重量を減少させるが、その程度は吉草酸ベタメタゾンとほぼ同等である。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ジフロラゾン酢酸エステル(diflorasone diacetate)
化学名
- 6α,9-difluoro-11β,17,21-trihydroxy-16β-methyl-1,4-pregnadiene-3,20-dione 17,21-diacetate
分子式
分子量
性状
- 白色〜微黄色の結晶又は結晶性の粉末で、においはない。
アセトン又はクロロホルムに溶けやすく、アセトニトリル又は酢酸エチルにやや溶けやすく、メタノール、エタノール(99.5)又はジエチルエーテルに溶けにくく、塩化n-ブチルに極めて溶けにくく、水又はヘキサンにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
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商品
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[★]
- 英
- steroid ointment
[★]
- 英
- diflorasone
- 化
- 二酢酸ジフロラゾン 酢酸ジフロラゾン diflorasone diacetate
- 商
- アナミドール、カイノチーム、サコール、ジフラール、ダイアコート
[★]
- 英
- coat
- 関
- 外被、コーティング、被膜