フルルビプロフェン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
- 1枚10cm×14cm(膏体12g/136cm2)中に日本薬局方フルルビプロフェン40mgを含有する.
- 添加物として,濃グリセリン,タルク,ポリアクリル酸部分中和物,pH調整剤,カルメロースナトリウム,l-メントール,クロタミトン,ポリソルベート80,酸化チタン,ハッカ油,ソルビタンセスキオレイン酸エステル,乾燥水酸化アルミニウムゲル,ノニル酸ワニリルアミド,その他2成分を含有する.
禁忌
(次の患者には使用しないこと)
- 本剤又は他のフルルビプロフェン製剤に対して過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者〔喘息発作を誘発することがある.〕
効能または効果
- 下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎
- 変形性関節症,肩関節周囲炎,腱・腱鞘炎,腱周囲炎,上腕骨上顆炎(テニス肘等),筋肉痛,外傷後の腫脹・疼痛
慎重投与
(次の患者には慎重に使用すること)
- 気管支喘息のある患者〔気管支喘息患者の中にはアスピリン喘息の患者も含まれており,それらの患者では喘息発作を誘発することがある.〕
重大な副作用
ショック,アナフィラキシー様症状
- ショック,アナフィラキシー様症状(頻度不明注1))があらわれることがあるので,観察を十分に行い,胸内苦悶,悪寒,冷汗,呼吸困難,四肢しびれ感,血圧低下,血管浮腫,蕁麻疹等があらわれた場合には使用を中止し,適切な処置を行うこと.
喘息発作の誘発(アスピリン喘息)
- 喘息発作(頻度不明注1))を誘発することがあるので,乾性ラ音,喘鳴,呼吸困難感等の初期症状が発現した場合は使用を中止すること.なお,本剤による喘息発作の誘発は,貼付後数時間で発現している.
薬効薬理
- 疼痛,急性炎症・慢性炎症に対し,優れた鎮痛・抗炎症作用を示す.
鎮痛作用18,19)
- ランダルセリット法(ラット),尿酸滑膜炎(イヌ)での疼痛反応に対して,基剤より有意に強い抑制作用を示す.
抗炎症作用18,20,21)
急性炎症に対する作用
- カラゲニンによる足浮腫(ラット),抗ラット家兎血清による背部浮腫(ラット),紫外線紅斑(モルモット)に対して,基剤より有意に強い抑制作用を示す.
カラゲニンによる背部浮腫(ラット),抗ラット家兎血清による背部浮腫(ラット),紫外線紅斑(モルモット)に対しては,インドメタシン1%含有軟膏,副腎エキス含有軟膏及びサリチル酸メチル含有貼付剤と同等かそれ以上の抑制作用を示す.
慢性炎症に対する作用
- ホルマリン浸漬濾紙法による肉芽形成(ラット),アジュバント関節炎(ラット)に対して,基剤より有意に強い抑制作用を示す.
ペーパーディスク法による肉芽形成(モルモット)に対しては,インドメタシン1%含有軟膏,副腎エキス含有軟膏及びサリチル酸メチル含有貼付剤とほぼ同等かそれ以上の抑制作用を示す.
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- フルルビプロフェン,Flurbiprofen(JAN)
化学名
- (2RS)-2-(2-Fluorobiphenyl-4-yl)propanoic acid
分子式
分子量
性状
- 白色の結晶性の粉末で,わずかに刺激性のにおいがある.メタノール,エタノール(95),アセトン又はジエチルエーテルに溶けやすく,アセトニトリルにやや溶けやすく,水にほとんど溶けない.エタノール(95)溶液(1→50)は旋光性を示さない.
融点
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- flurbiprofen、flurbiprofen axetil
- 商
- アドフィード、アップノン、ステイバン、ゼポラス、ファルケン、フロベン、フループ、フルルバン、ヤクバン、ロピオン
- 関
- フルルビプロフェンアキセチル