ケトプロフェン
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- 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
パテルテープ20
組成
成分・含量
添 加 物
- ミリスチン酸イソプロピル
l-メントール
脂環族飽和炭化水素樹脂
流動パラフィン
その他2成分
禁忌
(次の患者には使用しないこと)
- 本剤又は本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
(「重要な基本的注意」の項1.参照)
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[喘息発作を誘発するおそれがある。]
- ※チアプロフェン酸、スプロフェン、フェノフィブラート並びにオキシベンゾン及びオクトクリレンを含有する製品(サンスクリーン、香水等)に対して過敏症の既往歴のある患者[これらの成分に対して過敏症の既往歴のある患者では、本剤に対しても過敏症を示すおそれがある。]
- ※光線過敏症の既往歴のある患者[光線過敏症を誘発するおそれがある。]
効能または効果
- 腰痛症(筋・筋膜性腰痛症、変形性脊椎症、椎間板症、腰椎捻挫)、変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛
- 本剤の使用により重篤な接触皮膚炎、光線過敏症が発現することがあり、中には重度の全身性発疹に進展する例が報告されているので、疾病の治療上の必要性を十分に検討の上、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ使用すること。
- 損傷皮膚には本剤を使用しないこと。
慎重投与
(次の患者には慎重に使用すること)
- 気管支喘息のある患者[アスピリン喘息患者が潜在しているおそれがある。](「重大な副作用」の項 2. 参照)
- 妊娠後期の女性(「妊婦、産婦、授乳婦等への使用」の項参照)
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー様症状(蕁麻疹、呼吸困難、顔面浮腫等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止し、適切な処置を行うこと。
喘息発作の誘発(アスピリン喘息)(頻度不明)
- 喘息発作を誘発することがあるので、乾性ラ音、喘鳴、呼吸困難感等の初期症状が発現した場合は使用を中止すること。気管支喘息患者の中には約10%のアスピリン喘息患者が潜在していると考えられているので留意すること。なお、本剤による喘息発作の誘発は、貼付後数時間で発現している。(「禁忌」の項 2. 参照)
接触皮膚炎(頻度不明)
- 本剤貼付部に発現したそう痒感、刺激感、紅斑、発疹・発赤等が悪化し、腫脹、浮腫、水疱・びらん等の重度の皮膚炎症状や色素沈着、色素脱失が発現し、さらに全身に皮膚炎症状が拡大し重篤化することがあるので、異常が認められた場合には直ちに使用を中止し、患部を遮光し、適切な処置を行うこと。なお、使用後数日を経過してから発現することもある。
光線過敏症(頻度不明)
- 本剤の貼付部を紫外線に曝露することにより、強いそう痒を伴う紅斑、発疹、刺激感、腫脹、浮腫、水疱・びらん等の重度の皮膚炎症状や色素沈着、色素脱失が発現し、さらに全身に皮膚炎症状が拡大し重篤化することがあるので、異常が認められた場合には直ちに使用を中止し、患部を遮光し、適切な処置を行うこと。なお、使用後数日から数ヶ月を経過してから発現することもある。
薬効薬理
生物学的同等性試験
鎮痛作用2)
- 起炎剤投与前にラット(n=10)の右後肢足蹠に本剤を4時間貼付し、Randall-Selitto 法によるビール酵母誘発炎症に対する試験を行った結果、鎮痛作用を示した。このとき、パテルテープ20と標準製剤(テープ剤、20mg/枚)の鎮痛作用に有意差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された。
疼痛閾値比の推移(平均±S.E.)
抗炎症作用2)
- 起炎剤投与前にラット(n=10)の右後肢足蹠に本剤を4時間貼付し、カラゲニン足浮腫抑制試験を行った結果、抗炎症作用を示した。このとき、パテルテープ20と標準製剤(テープ剤、20mg/枚)の抗炎症作用に有意差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された。
浮腫率の推移(平均±S.E.)
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
化学名:
- (2RS)-2-(3-Benzoylphenyl)propanoic acid
- 94〜97℃
★リンクテーブル★
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商品
</rad>
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- 英
- ketoprofen
- 化
- 3-benzoyl hydratropic acid
- 商
- アネオール、エパテック、オルヂス、カピステン、ケトタックス 、ケトプロフェン、セクター、タッチロン、パッペン、パテル、フレストル、ミルタックス、メジェイド、メナミン、モーラス、モーラステープ、ライラ、リフェロン、レイナノン、ロマール
- 関
- 非ステロイド系抗炎症薬、プロピオン酸系
- 貼り薬:経皮吸収性に優れる。光過敏性皮膚炎を起こしやすいので、光が当たる部位への使用を避け、連用を避ける様にする。
[★]
- 英
- pathergy
- ラ
- pathergia
- 関
- アネルギー、ヒペルエルギー、ヒポエルギー