ピロキシカム
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- ピロキシカム(バキソ^【〇!R】)による光線過敏症の1例
Related Links
- バキソとは?ピロキシカムの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 概説 腫れや痛みをやわらげるお薬です。 作用 【働き】 炎症をしずめて、腫れや発赤、痛みなどの症状をおさえます。
- バキソとは。効果、副作用、使用上の注意。解熱・鎮痛効果、炎症を抑える効果が強力な薬です。ピロキシカム製剤、アンピロキシカム製剤は、効果が長時間持続する薬で(1日1回の服用)、副作用の胃腸障害はインドメタシンの半分 ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
バキソ坐剤20mg
組成
成分
含量(1個中)
添加物
- マイクロクリスタリンワックス、没食子酸プロピル、硬化油
禁忌
〔「相互作用」の項参照〕
- 消化性潰瘍のある患者(ただし、「慎重投与」1.の項参照)
〔消化性潰瘍を悪化させることがある〕
〔血液の異常を悪化させることがある〕
〔肝障害を悪化させることがある〕
〔プロスタグランジン合成阻害作用により、腎血流量低下及び水、ナトリウムの貯留が起こるため、腎障害を悪化させることがある〕
〔プロスタグランジン合成阻害作用により、水、ナトリウムの貯留が起こるため、心機能障害を悪化させることがある〕
〔プロスタグランジン合成阻害作用により、水、ナトリウムの貯留が起こるため、高血圧症を悪化させることがある〕
〔「妊婦・産婦・授乳婦等への投与」2.、3.の項参照〕
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者
〔重篤な喘息発作を誘発又は再発させることがある〕
〔直腸炎、直腸出血又は痔疾を悪化させることがある〕
効能または効果
関節リウマチ
変形性関節症
腰痛症
肩関節周囲炎
頸肩腕症候群
- 腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群に対し本剤を用いる場合には、慢性期のみに投与すること。
- 本剤は、他の非ステロイド性消炎鎮痛剤の治療効果が不十分と考えられる患者のみに投与すること。
- 通常、成人にはピロキシカムとして20mgを1日1回直腸内に挿入する。
- 本剤は1日最大20mgまでの投与とすること。
- 本剤の投与に際しては、その必要性を明確に把握し、少なくとも投与後2週間を目処に治療継続の再評価を行い、漫然と投与し続けることのないよう注意すること。
[外国において、本剤が、他の非ステロイド性消炎鎮痛剤に比較して、胃腸障害及び重篤な皮膚障害の発現率が高いとの報告がされている](「重要な基本的注意」3.の項参照)
慎重投与
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者
〔ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので、本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること〕
〔消化性潰瘍を再発させることがある〕
〔血液の異常を悪化又は再発させることがある〕
〔血小板機能異常が起こることがある〕
〔肝障害を悪化又は再発させることがある〕
〔腎障害を悪化又は再発させることがある〕
〔水、ナトリウムの貯留が起こる可能性があり、心機能障害を悪化させるおそれがある〕
〔水、ナトリウムの貯留が起こる可能性があり、血圧を上昇させるおそれがある〕
〔喘息発作を誘発させることがある〕
〔病態を悪化させることがある〕
〔病態を悪化させることがある〕
〔「重要な基本的注意」1.の項参照〕
重大な副作用
- 消化性潰瘍(穿孔を伴うことがある)、吐血、下血等の胃腸出血(0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、潮紅、血管浮腫、呼吸困難等)(頻度不明注))を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明注))があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 再生不良性貧血、骨髄機能抑制(頻度不明注))があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 急性腎不全、ネフローゼ症候群(頻度不明注))があらわれることがあるので、乏尿、血尿、尿蛋白、BUN・血中クレアチニン上昇、高カリウム血症、低アルブミン血症等があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- AST(GOT)・ALT(GPT)の上昇等を伴う肝機能障害、黄疸(頻度不明注))があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗炎症作用
- ラットのカラゲニン足蹠浮腫、ラットの打撲浮腫、モルモットの紫外線紅斑には、各々インドメタシン坐剤に対し約2倍、2倍、4倍、ジクロフェナクナトリウム坐剤に対し約5倍、2.5倍、同等の抑制効果が認められている。また、ラットの肉芽形成、さらに慢性炎症であるラットのアジュバント関節炎についてはインドメタシン坐剤及びジクロフェナクナトリウム坐剤と同程度の抑制効果が認められている18)。
ヒトにピロキシカムを1日20mg3日間経口投与し、その末梢血より分離した白血球(好中球)を用いたin vitroの実験で、白血球活性化剤FMLP(N-ホルミルメチオニルロイシルフェニルアラニン)による白血球(好中球)の凝集、リソゾーム酵素の遊離、活性酸素(O2-)の産生に対し、ピロキシカムは優れた抑制作用を示す19)。
鎮痛作用18)
- ラットの酵母による炎症性疼痛(Randall-Selitto法)及びアジュバント関節痛には、インドメタシン坐剤と同等、また、ジクロフェナクナトリウム坐剤より強い抑制効果が認められている。マウスの酢酸ライシングについてもインドメタシン坐剤及びジクロフェナクナトリウム坐剤とほぼ同等の抑制効果が認められている。
作用機序20)
- アラキドン酸代謝におけるシクロオキシゲナーゼを阻害し、炎症・疼痛に関与するプロスタグランジンの生合成を抑制することによるものと考えられている。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 4-Hydroxy-2-methyl-N-(pyridin-2-yl) -2H- 1,2-benzothiazine-3-carboxamide 1,1-dioxide
- pH1〜10における水-クロロホルムの分配係数
(「分配係数」の表参照)
★リンクテーブル★
[★]
商品
</rad>
[★]
- 英
- piroxicam
- ラ
- piroxicamum
- 商
- アルデイン、ドラフトン、バキソ、パルパシン、ピオパール、フェルデン、ベリーズ。Feldene
- 関
- 非ステロイド性抗炎症薬、(プロドラッグ)アンピロキシカム