クロベタゾン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
有効成分(1g中)
添加物
禁忌
- 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
- 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒が遅れるおそれがある。また、感染のおそれがある]
- 潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷[皮膚の再生が抑制され、治癒が著しく遅れるおそれがある]
効能または効果
- アトピー性皮膚炎(乳幼児湿疹を含む)
- 顔面、頸部、腋窩、陰部における湿疹・皮膚炎
- 通常1日1〜数回適量を患部に塗布する。なお、症状により適宜増減する。
重大な副作用
- 眼瞼皮膚への使用に際しては、眼圧亢進、緑内障を起こすことがあるので注意すること。大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により緑内障、後嚢白内障等があらわれることがある。
薬効薬理
局所抗炎症作用
血管収縮作用6)
- クロベタゾン酪酸エステルはMcKenzieらの方法による健康成人皮膚(皮膚蒼白度を指標)における血管収縮試験においてフルオシノロンアセトニドの約2.6倍の血管収縮作用を示した。
クロトン油耳浮腫抑制作用
- 0.05%クロベタゾン酪酸エステル軟膏はラットにおけるクロトン油耳浮腫に対し、0.1%ヒドロコルチゾン酪酸エステル軟膏と同等の抑制作用を示した。
皮膚局所への影響4)
- 0.05%クロベタゾン酪酸エステル軟膏を健康成人の前腕屈側部に7週間連続塗布した場合、皮膚萎縮、皮膚潮紅、毛細血管拡張等の皮膚局所に及ぼす影響は0.1%ヒドロコルチゾン酪酸エステル軟膏より低かった。
全身への影響5)
- 尋常性乾癬の成人患者に0.05%クロベタゾン酪酸エステル軟膏及び0.1%ヒドロコルチゾン酪酸エステル軟膏をそれぞれ1日10g又は30gを5日間夜間密封法で塗布し、血漿コルチゾール値への影響を検討した結果、その低下の程度は10g投与群では両者間に差は認められなかったが、30g投与群では0.05%クロベタゾン酪酸エステル軟膏は0.1%ヒドロコルチゾン酪酸エステル軟膏に比し、有意に低かった。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- クロベタゾン酪酸エステル(Clobetasone Butyrate)
化学名
- 21-Chloro-9-fluoro-17-hydroxy-16β-methyl-1,4-pregnadiene-3,11,20-trione 17-butyrate
分子式
分子量
性状
- 白色〜微黄色の結晶性の粉末で、においはない。クロロホルムに極めて溶けやすく、アセトン又はジオキサンに溶けやすく、メタノール又は無水エタノールにやや溶けにくく、エーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。光により極めて徐々に着色する。
融点
分配係数(log P)
★リンクテーブル★
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商品
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[★]
- 英
- steroid ointment
[★]
- 英
- clobetasone
- 化
- 酪酸クロベタゾン clobetasone butyrate
- 商
- キングローン、キンダベート、キンダロン、クロベタゾン酪酸エステル、クロベタポロン、パルデス、ピータゾン、ミルドベート
- 関
- 鎮痛,鎮痒,収歛,消炎剤
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