成長ホルモン分泌不全性低身長症
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Japanese Journal
- 低身長 (乳幼児診療AtoZ) -- (乳幼児における症状・症候--診察所見を中心とした診断へのアプローチ)
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- 成長ホルモン分泌不全性低身長症(下垂体性小人症)とはどんな病気か. 脳のなかに ある下垂体という器官から分泌される成長ホルモンの量が少ないために、成長率が悪く なり低身長になる病気です。低身長は、身長SDスコアがマイナス2SD以下という統計 の ...
- 1 定義; 2 原因; 3 特発性低身長; 4 胎内発育不全性低身長; 5 成長ホルモン分泌不全 性低身長症; 6 染色体異常による低身長 ... 成長ホルモン分泌不全性低身長症、 ターナー症候群、骨系統疾患など既知の成長障害をきたす疾患でないことを確認する 必要が ...
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★リンクテーブル★
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- 10歳の女児。低身長を主訴に母親とともに来院した。9歳時に学校の健康診断で低身長(-2.0SD)を指摘され、10歳時の健診で身長の伸びが乏しいため受診した。身長 122cm(-2.2SD)、体重 26kg。翼状頸を認めない。胸郭に変形を認めない。血液生化学所見:TSH 3.09μU/mL(基準 0.2~4.0)、FT4 1.25ng/dL(基準 0.8~2.2)、ソマトメジンC 35ng/mL(基準 155~588)。骨年齢は8歳相当である。
- 頭部MRIで異常を認めない。最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110G045]←[国試_110]→[110G047]
[★]
- 英
- short stature with growth hormone deficiency, growth hormone deficient short statue
- 同
- 成長ホルモン分泌不全性低身長、(国試)(差別語)下垂体性小人症 pituitary dwarfism
- 関
- 低身長、成長ホルモン
病型
疫学
- 発症は乳児期以降。 ← 成長がGH dependentになるのは幼児期以降だから? まあ、新生児~乳児期に低GHによる他の症状は出現することがあるだろうけど。
病因
- 特発性:原因は不明であるが、出産時に骨盤分娩、仮死例が多い
症候
- 糖代謝:(重症例では?)新生児、乳幼児では低血糖、筋緊張低下。 ← 低成長ホルモンによる
- 全身:低身長(-2SD/-1.5SD(6歳以下))、低い身長の伸び(-1.5SD)
- 器質性の場合、原疾患による症状:頭蓋咽頭腫、胚芽腫など
[★]
- 英
- hormone
古典的な定義
- 特定の内分泌腺から分泌され、血行によって運ばれ、遠隔部の特定の標的器官に作用して特異的効果を現す物質(PT.403)
例外
- 消化管ホルモン (PT.403)
- 視床下部ホルモン (PT.403)
- 甲状腺濾胞ホルモン?
- カルシトニン?
ホルモンの一覧表
[★]
- 英
- growth hormone (Z), GH
- 同?
- ソマトトロピン somatotropin、ソマトトロピックホルモン somatotropic hormone STH
- 関
- 成長ホルモン
- 関
- ホルモン、下垂体成長ホルモン、組換え型成長ホルモン
基準値
- 血清:M:0.4±0.1 ng/ml, F:3.2±0.4 ng/ml → 性差(エストロゲンが分泌促進作用を持つため?生物学的意義は?)
分類
性状
産生組織
標的組織
作用
- SP.883
-
- 成長を促進:各組織における細胞分裂による増殖(細胞分裂、DNA,RNA,蛋白合成)と細胞の分化
-
- GH存在下でアミノ酸が組織に取り込まれ蛋白合成のために用いられる。内臓臓器、骨格筋、皮膚、および結合組織などほとんど全ての組織がGHに反応して肥大。
- (抗インスリン作用->血糖上昇)筋肉、脂肪へのグルコース取り込みを減少させ、肝臓からのグルコース放出を増加させる。膵臓に作用しインスリン分泌を促進する。 ← GHは何がしたいの?
- (中性脂肪分解作用->血中遊離脂肪酸増加)中性脂肪を分解し、末梢血でFFAを増加させ、グルコースの代わりにエネルギー源として利用される。(おそらくFFA増加により)ケトン体が増加する。
- (骨形成に向かう反応。リン酸濃度上昇、カルシウム濃度上昇)近位尿細管でのリン酸の再吸収促進、腸からのカルシウム促進。Na,K,Cl濃度増加、細胞外液増加
分泌の調整
分子機構
臨床関連
- 成長の遅れ:成長ホルモン分泌が低下している場合、3歳頃から身長の伸びが遅れる。
国試
[★]
- 英
- growth、outgrowth、grow、outgrow、development
- 関
- 発育、伸長、増殖、伸びる、発達、生育
- 二次性徴
|
身長(cm)
|
体重(kg)
|
頭囲(cm)
|
胸囲(cm)
|
生下時
|
50
|
|
3
|
(x2)
|
33
|
32
|
3ヶ月
|
60
|
|
6
|
|
|
|
6ヶ月
|
70
|
|
8
|
|
|
|
1歳
|
75
|
(x1.5)
|
9
|
(x3)
|
45
|
45
|
2歳
|
|
|
|
(x4)
|
|
|
3歳
|
94
|
|
14
|
|
49
|
50
|
4歳
|
|
(x2)
|
|
(x5)
|
|
|
5歳
|
|
|
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(x6)
|
|
|
ホルモン
検査値
- 1歳でIgMは成人と同程度
- MAGE → IgM, IgA, IgG, IgEの順に成人値と同じレベルとなる。
[★]
- 英
- body height, stature, height
- 関
- 体重
新生児、乳児、幼児の身長
身長 (x倍数)
|
生後
|
|
生後
|
身長 (x倍数)
|
1
|
0
|
0
|
1
|
1.5
|
1-1.歳
|
1-1.歳
|
1.5
|
2
|
4歳
|
4歳
|
2
|
3
|
12歳
|
12歳
|
3
|
乳児期以降の成長
- 乳児期:7 cm/y
- 学童期:5-6 cm/y
- 思春期:8-10 cm/y → 思春期発育急進現象
[★]
- 関
- 機能不全、失敗、不十分、不全症、不足、無能、無能力、弁閉鎖不全、弁閉鎖不全症、機能不全症