- 英
- cryoglobulinemic vasculitis CV
- 関
- クリオグロブリン、クリオグロブリン血症性紫斑
- 寒冷凝集素血症性血管炎、クリオグロブリン血症性血管炎
定義
- CHCC 2012
- クリオグロブリン沈着を伴い小血管(主に毛細血管、細静脈または細動脈)を侵す血管炎で血清クリオグロブリンを 伴う。皮膚、糸球体、そして末梢神経がしばしば障害される。
UpToDate Contents
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- 1. クリオグロブリンおよびクリオグロブリン血症の概要overview of cryoglobulins and cryoglobulinemia [show details]
…term is sometimes used interchangeably with cryoglobulinemic vasculitis (or cryoglobulinemia syndrome). Cryoglobulinemic vasculitis – Cryoglobulinemic vasculitis (or cryoglobulinemia syndrome) refers to …
- 2. 混合型クリオグロブリン血症症候群: 臨床症状および診断mixed cryoglobulinemia syndrome clinical manifestations and diagnosis [show details]
…This term is sometimes used interchangeably with cryoglobulinemic vasculitis (or cryoglobulinemia syndrome). Mixed cryoglobulinemia – Mixed cryoglobulinemia refers to cryoglobulins in the serum that contain …
- 3. 混合型クリオグロブリン血症症候群:治療および予後mixed cryoglobulinemia syndrome treatment and prognosis [show details]
…with the mixed cryoglobulinemia syndrome will be reviewed here. An overview of cryoglobulinemia and a discussion of the clinical manifestations and diagnosis of the mixed cryoglobulinemia syndrome are provided …
- 4. 成人における血管炎の概要およびアプローチoverview of and approach to the vasculitides in adults [show details]
…urticarial vasculitis, abbreviated HUV; and use of the term "cryoglobulinemic vasculitis" in place of "essential cryoglobulinemic vasculitis." Furthermore, the 2012 CHCC formally adopted the term antineutrophil …
- 5. C型肝炎ウイルス感染関連腎疾患の概要overview of renal disease associated with hepatitis c virus infection [show details]
…Although HCV infection is primarily associated with type II mixed cryoglobulinemia, it may also be responsible for some cases of type III mixed cryoglobulinemia. Type III cryoglobulinemia is characterized by …
Japanese Journal
- 免疫複合体性小型血管炎 クリオグロブリンとクリオグロブリン血症性血管炎を基礎から固める (特集 基礎から固める血管炎) -- (小型血管炎)
- 血管炎・血管炎症からみた腎臓疾患 (特集 血管の炎症を俯瞰する) -- (遭遇することの多い血管病における炎症の役割)
- 和田 健彦
- 診断と治療 = Diagnosis and treatment 106(2), 232-237,139, 2018-02
- NAID 40021481913
- 膜性増殖性糸球体腎炎を呈したⅡ型クリオグロブリン血症性血管炎の2例 (特集 血管炎・血行障害)
Related Links
- 上記のような基礎疾患がない患者さんにクリオグロブリンが誘因となって生じる血管炎のことをクリオグロブリン血症性血管炎といいます。2012年に米国ノースカロライナ州で開催された血管炎の命名に関する国際Chapel Hillコンセンサス会議で
- クリオグロブリン血症性血管炎の基礎知識 POINT クリオグロブリン血症性血管炎とは クリオグロブリンという異常な免疫物質ができてしまうことで血管に炎症が起こる病気です。その結果、皮膚の血管が破けてポツポツとした紫色の発疹が出たり、寒さによる指の色の変化、関節の痛みや腫れ ...
- クリオグロブリン血症性血管炎は、クリオグロブリンによる血栓症およびクリオグロブリンが血管壁に沈着して補体が活性化されることにより生じる免疫複合体性血管炎を主徴とする。C型肝炎患者ではクリオグロブリン陽性率が高い。 2. 疫学
★リンクテーブル★
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[正答]
※国試ナビ4※ [113C015]←[国試_113]→[113C017]
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- 英
- rheumatoid factor, RF
- 同
- リウマトイド因子
[show details]
概念
- IgM-RFが最も多く検出される。IgA-RF, IgE-RFもあるが、IgG-RFは関節リウマチ患者の活動性をよりよく反映する (OLM.400)
リウマチ因子と疾患 (OLM.401)
- 関節リウマチ患者の80%で陽性 → seropositive RA ⇔20%の患者は全経過を通じて陰性。→ seronegative RA
- 高齢になると陽性を示すことがある(日本では0.3-5%)。
医療系の雑誌より(日経カデット11月?)
表5 リウマトイド因子が陽性となる疾患(文献9)
陽性とならない疾患
リウマチ因子の意義
- 関節リウマチ
- 免疫複合体を形成するIgGと結合してその除去にも関与 → 免疫複合体を形成しうる疾患でリウマチ因子が陽性になりうる。
- 亜急性細菌性心内膜炎はいわば敗血症・菌血症の状態なので、免疫複合体が形成され、これに対してリウマチ因子が出現しても不思議ではない、と思われる。
[★]
- 英
- small vessel vasculitis SVV
- 関
- 血管炎
小型血管炎
抗好中球細胞質抗体関連血管炎
免疫複合体性小型血管炎
[★]
[★]
クリオグロブリン血症性血管炎
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- 英
- angiitis
- 関
- 脈管炎 vasculitis vasculitides、血管内膜炎、血管炎症候群
分類
- CHCC2012
参考
- 血管炎症候群 - 日本内科学会雑誌第103巻第10号
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2008_ozaki_h.pdf
- 血管炎・血管障害診療ガイドライン 2016 年改訂版 - 日本皮膚科学会
- https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/vasculitisGL.pdf
[★]
- 英
- cryoglobulin, Cry
- 関
- 低温型グロブリン
概念
- 血清を低温(4℃)に保存すると、白色またはゲル状化し、37℃に戻すと再融解するという可逆的変化を示す。
分類
- タイプI:Mタンパク
- タイプII:Mタンパク+多クローン性免疫グロブリン
- タイプIII:多クローン性免疫グロブリン
LAB.755
検査に与える影響
- 37℃以下で沈殿するとき補体を取り込むため補体価が低下する。
[★]
- 英
- blood vessel, blood vessels
構造
- 内皮細胞(単層扁平上皮細胞)
- 基底板
- 内皮下結合組織(内皮下層 subendothelial layer):疎性結合組織、縦走平滑筋
- 内弾性板
分類
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- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
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- 英
- globulin (Z)
- 商
- ヴェノグロブリン、ガンマーグロブリン、ガンマガード、ガンマグロブリン、グロブリン、グロベニン、サイモグロブリン、サングロポール、ゼットブリン、テタノセーラ、テタノブリン、テタノブリンIH、ヒスタグロビン、ベニロン、ヘパトセーラ、ヘブスブリン、ヘブスブリンIH、ポリグロビン、乾燥HBグロブリン、乾燥はぶ抗毒素、乾燥まむし抗毒素、抗Dグロブリン、抗D人免疫グロブリン、抗HBs人免疫グロブリン、破傷風グロブリン
- 関
- アルブミン、フィブリノーゲン
機能 (PT.234)
- α1-グロブリン
- α2-グロブリン
- ビタミンやホルモンを運搬
- α2-グロブリンの一種であるハプトグロビンは溶血により生じたヘモグロビンを捕捉し、尿細管の閉塞を防ぐ
- βグロブリン
- γグロブリン