- 英
- apnea attack (SPE), apneic event, apneic spell
- 同
- apnea
定義
- 呼吸停止が20秒以上持続 or 20秒以下でも徐脈を伴う呼吸休止が認められるもの
未熟性無呼吸
- 参考1
- 新生児にみられる無呼吸
- 呼吸停止が20秒以上持続 or 20秒以下でも徐脈を伴う呼吸休止が認められた場合
- 在胎35週未満で出生した児にみられ、在胎28週未満の児では90%以上に認める。
分類
- NGY.499
- SPE.104
早産児無呼吸発作
- 呼吸中枢の未熟性により、低酸素により呼吸中枢が抑制されてしまう (SPE.105)
- 気道の閉塞により、低酸素症から迷走神経反射を介して徐脈を来す。(参考2)
症候性無呼吸発作
- 感染症(髄膜炎など)、体温異常、頭蓋内出血、貧血、低血糖、電解質異常(低カルシウム血症、高ナトリウム血症)、動脈管開存症、低酸素症、遅発性代謝性アシドーシス (NGY.499)
参考
- http://mymed.jp/di/wpv.html
- 2. D.産科疾患の診断・治療・管理 19.新生児の管理と治療 - 日産婦誌60巻7号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/60/6007-145.pdf
- 3. C.産科疾患の診断・治療・管理 14.新生児の管理と治療 - 日産婦誌54巻12号
- 無呼吸発作の原因
- http://www.jsog.or.jp/PDF/54/5412-543.pdf
WordNet
- transient cessation of respiration
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 症例報告 クループ様症状で発症した生後2か月の小脳腫瘍例
- 寺川 由美,菅原 祐一,林 絵里 [他]
- 日本小児科学会雑誌 = The journal of the Japan Pediatric Society 118(7), 1098-1102, 2014-07
- NAID 40020157401
- 無呼吸発作 (新人スタッフのためのはやわかり講座 イラストで学ぶ新生児の病態生理ビジュアルノート 呼吸器編)
- 活気不良と無呼吸発作を呈した3か月女児 (特集 感染症ケースカンファレンス) -- (中級編)
- 周期性呼吸・チアノーゼ (特集 一般小児科医のための新生児対応パーフェクトガイド) -- (産科入院中の症候への対応)
Related Links
- 1.無呼吸発作(Apneic attack)とは 1)無呼吸発作の定義 ①20秒以上持続する呼吸停止 ②20秒未満の呼吸停止でも徐脈(心拍数<100/分)、またはチアノーゼを伴うもの ①、②のいずれかを認めるもの 2)周期性呼吸とは..... 約10~18秒間 ...
- 無呼吸発作 無呼吸発作は、「20秒以上持続する呼吸停止、あるいは呼吸休止が20秒以内であっても徐脈(心拍数の低下)またはチアノーゼを伴う場合」と定義されています。妊娠34週以前の早産児に多く出現します。 【症状】
- 概要 20秒以上の呼吸停止、または20秒以内であっても徐脈や低酸素状態を伴うもの。実際の医療の現場では、低酸素状態は経皮的酸素飽和度モニター値(SpO2値)の低下として確認される。 病因 1)未熟性無呼吸 主に在胎35週未満で ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 3か月の乳児。激しい咳を主訴に来院した。 2週前に咳が出現し、次第に強くなってきた。今朝からは激しく咳込んだ後に笛が鳴るような呼吸音がしている。保育所で同様の症状の児が複数いるという。呼吸数36/分.心拍数140/分.整。両眼臆は浮腫状。咽頭は軽度発赤しており、舌圧子を入れると咳込む。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦で、右肋骨弓下に肝を2cm触知する。脾を触知しない。血液所見:赤血球 430万、Hb 12.0g/dl、Ht 36%、白血球 21,000(桿状核好中球6%、分業核好中球20% 単球2%、リンパ球72%)。
- 注意すべき合併症はどれか。 2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [105A053]←[国試_105]→[105A055]
[★]
- 生後2日の新生児。在胎31週、1,650gで出生した。Apgarスコア8点(1分)、9点(5分)。20-25秒間の無呼吸発作が数回みられ、発作時の心拍数は92-100/分であり、チアノーゼを認める。非発作時に明らかな異常を認めない。脳波に異常を認めない。血糖52mg/dl、血清電解質に異常を認めない。
- 発作の病態として考えられるのはどれか。
[正答]
E
- 生後72時間以内:低出生体重児で20mg/dl以下、成熟児で30mg/dl以下
- 72時間以後 :体重に関係なく40mg/dl以下
※国試ナビ4※ [105E040]←[国試_105]→[105E042]
[★]
- 在胎41週、1,950gで出生した新生児に合併しやすいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102A001]←[国試_102]→[102A003]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105C031]←[国試_105]→[105D002]
[★]
[★]
- 英
- pertussis
- ラ
- pertussis
- 同
- whooping cough, tussis convulsiva
- 関
- レプリーゼ、細菌、マイコプラズマ肺炎
概念
病原菌
潜伏期
感染期間
- SPE.362
- カタル期~第4週まで → 抗菌薬投与により感染期間を抗菌薬投与後5日間に短縮できる。
症候
- カタル期:1-2週間:伝染力が強い。鼻汁、咳などの普通感冒様症状が次第に増悪。検査上、白血球増多が見られる
- 痙咳期:2-6週間:レプリーゼ(連続した咳(staccato)と吸気時の笛音(whoop))。咳発作は夜間に強い。乳児期には無呼吸発作。百日咳顔貌(顔面紅潮、眼瞼浮腫、結膜充血)。重症化で百日咳脳症
- 回復期:2-3週間:特有の咳が弱まってくる。
合併症
検査
- 血液検査:末梢血白血球増多(リンパ球優位)、CRP正常
- 画像検査
診断
- 確定診断:喀痰・後鼻腔の擦過検体で百日咳菌の分離培養、PCR法による同定、あるいはペア血清による免疫血液学検査による。
鑑別疾患
治療
- マクロライド系抗菌薬(エリスロマイシンが第一選択)を7-14日間。カタル期の投与により咳発作を軽減できる。痙咳期の投与により感染期間を5日に短縮できる。(SPE.393)
- エリスロマイシンの他、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、テトラサイクリン、ドキシサイクリン、ST合剤も用いられる。
- PED.596
- SPE.363
- マクロライド系抗菌薬を7-14日間投与。カタル期から投与すると咳発作を軽減でき、痙咳期の投与により感染期間を5日間に短縮できる。
感染経路
予防接種
参考
- 1. 日本の定期/任意予防接種スケジュール(20歳未満)
- http://idsc.nih.go.jp/vaccine/dschedule/Imm11-01JP.gif
国試
[★]
- 英
- apnea of prematurity
- 同
- 特発性無呼吸発作 idiopathic apnea, primary apnea, apneic spell, apnoeic attack
- 関
- 無呼吸発作
- 在胎35週未満の児で認められる呼吸中枢の未熟性による無呼吸。
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- 関
- 未熟児無呼吸発作
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- 英
- apnea、apnoea、apneic
- 同
- 呼吸停止 respiratory arrest respiratory standstill
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- 英
- respiration, breathing
- 関
- 呼吸数、呼吸中枢、呼吸パターン
[★]
- 英
- attack, paroxysm, ictus, insult, fit, stroke