- 5歳の女児。両側の膝関節痛を主訴に来院した。 2週前から37.5-40.0℃の発熱がみられていた。自宅近くの診療所で抗菌薬を投与されたが解熟しなかった。 3日前から両側の膝関節痛を訴え、今朝から立とうとしなくなったため受診した。体温39.0℃。両側の頚部に径15mmのリンパ節を2個ずつ触知する。右肋骨弓下に肝を3cm、左肋骨弓下に脾を2cm触知する。両側の膝関節は腫脹し、熱感がある。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣に白血球3-5/1視野。赤沈 80mm/1時間。血液所見:赤血球320万、 Hb9.6g/dl、 Ht30%、白血球16,500(桿状核好中球 7%、分葉核好中球 56%、単球 8%、リンパ球 29%)、血小板 52万。免疫学所見: CRP 15mg/dl。 ASO l,250単位(基準250以下)。咽頭培養は常在菌のみ検出され、血液培養は陰性であった。
- 治療薬として適切なのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 42歳の女性。 3日前から出現した呼吸困難を主訴に来院した。 5年前に全身性エリテマトーデスと診断され、副腎皮質ステロイドによる治療を受けている。身長154cm、体重45kg。体温38.8℃。脈拍104/分、整。血圧128/68mmHg。呼吸数25/分。胸部全体に軽度のfine cracklesを聴取する。赤沈68mm/1時間。血液所見:赤血球328万、 Hb9.8g/dl、 Ht27%、白血球11,800(桿状核好中球35%、分葉核好中球52%、好塩基球1%、単球7%、リンパ球5%)、血小板32万。血液生化学所見:総蛋白6.8g/dl、アルブミン3.2g/dl、尿素窒素28mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、 AST 43IU/l、 ALT59IU/l、 LD 423IU/l(基準176-353)、 IgG800mg/dl(基準960-1,960)。免疫学所見: CRP7.1 mg/dl。 β-D-グルカン585pg/ml(基準10以下)。抗核抗体40倍(基準20以下)。 CH50 39U/ml(基準30-40)。動脈血ガス分析(自発呼吸、 room air) : pH7.48、 PaCO2 29Torr、 PaO2 50Torr、HCO3-21mEq/l。胸部単純CT(別冊No. 10)を別に示す。
- 治療薬として適切なのはどれか。
[正答]
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- 21歳の女性。運動時に気が遠くなる感じがあることを主訴に来院した。 3か月前から同様の症状に気付いていた。脈拍68/分、整。血圧112/68mmHg。心尖部にⅣ音を、胸骨左縁第4肋間を中心に収縮期雑音を聴取する。心エコー図(別冊No.11A、 B)を別に示す。
- 治療薬として適切なのはどれか。
[正答]
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