- 78歳の男性。尿が出なくなったことを主訴に来院した。 3日前に頭痛と咽頭痛とを自覚し、自宅近くの診療所で感冒薬を処方された。昨晩から尿がたらたらとしか出なくなり下腹部痛を認めたため、受診した。身長165cm、体重60kg。体温36.0℃。脈拍64/分、整。血圧156/86mmHg。下腹部は膨隆し、直腸指診で鶏卵大の前立腺を触知する。腹部超音波検査所兄上、膀胱は多量の尿で拡張している。
- 現時点の対応として適切なのはどれか。
[正答]
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64歳の女性。 2週前から、家庭用血圧計で測定した脈拍が毎分90回を超えるようになったことを心配して来院した。 1週前から、 2階まで階段を昇ると息切れを自覚するようになった。食生活に偏りはなく、過去1年の体重は一定しており、便通は5日に1回程度、黒色調であったという。体温36.2℃。脈拍96/分、整。血圧132/72mmHg。呼吸数24/分。眼瞼結膜は蒼白である。眼球結膜に黄染を認めない。甲状腺の腫大を認めない。胸骨左縁第3肋間を最強点とするⅡ/Ⅵ度の収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。腹部に腹痛や圧痛を認めない。
[正答]
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- 52歳の男性。会社の定期健康診断で肝障害を指摘され来院した。喫煙歴はない。飲酒は日本酒3合/日を19年間。運動は週2日、 1日1時間のテニスを10年間続けている。単身赴任であるが夕食は自分で作ることが多い。身長170cm、体重63kg。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液生化学所見:空腹時血糖95mg/dl、 HbA1c4.8%(基準4.3-5.8)、アルブミン4.2g/dl、 AST21IU/l、 ALT23IU/l、 γ-GTP150IU/l(基準8-50)。免疫学所見: HBs抗原陰性、 HCV抗体陰性。
- 現時点の指導として適切なのはどれか。
- a 食後の安静
- b 体重の減量
- c 飲酒の制限
- d 運動量の増加
- e 外食回数の制限
[正答]
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