- 58歳の男性。会社員。人間ドックで受けたある疾患に対する検査の結果が陽性だったため、その疾患にかかっている可能性を知りたいと会社の医務室に来た。その疾患に関連する異常を疑わせる自覚症状はない。現病歴と既往歴とに特記すべきことはない。人間ドックで実施した他の検査結果はすべて正常範囲内にあった。文献で、この検査が陽性であることの感度は20%、特異度は95%であること、人間ドックを受診する58歳男性がその疾患を潜在的に有する確率は0.1%であることが分かった。
- この男性がその疾患を有する確率はどれか。
- a 0.02%
- b 0.4%
- c 5.0%
- d 20.0%
- e 25.0%
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 62歳の女性。数日前からの息切れと全身倦怠感とを主訴に来院した。心不全の治療のために専門外来に通っていたが、症状が安定したので3か月前に自宅近くの診療所を紹介された。同診療所を受診した際、新たに脂質異常症、変形性膝関節症および不眠症と診断され、それぞれに対し3週前から薬物療法が開始されたという。意識は清明。体温36.2℃。脈拍96/分、整。血圧122/88mmHg。呼吸数16/分。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染を認めない。頸静脈の怒張を認める。心尖部でIII音を聴取する。両側の胸部にcoarse cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、右肋骨弓下に肝を2cm触知する。脾を触知しない。両側の下腿に圧痕性浮腫を認める。
- この病態の原因になった内服薬として最も考えられるのはどれか。
[正答]
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[★]
- 12歳の男児と7歳の男児。兄弟で同じ小学校に通っている。兄は昨日から、 38℃の発熱があり、血便を伴わない下痢、腹痛および嘔吐がみられている。弟は今朝から腹痛と嘔吐とを訴えている。兄の学級では36人中8人が、弟の学級では30人中7人が下痢や嘔吐などの消化器症状で欠席している。欠席者の便からノロウイルスが検出されたと保健所から連絡があったという。
- この兄弟の保護者への説明として正しいのはどれか。
- a 「便でベロトキシンの検査を行います」
- b 「家族の検診について市から連絡が来ます」
- c 「食中毒の疑いとして教育委員会に届け出ます」
- d 「通常の石鹸と流水とで手洗いを励行して下さい」
- e 「ウイルスが検出されなくなるまで学校は出席停止になります」
[正答]
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