- 3歳の男児。 6日続く高熱を主訴に来院した。 6日前から38-39℃台の発熱が続いており、昨日から体幹に皮疹が出現してきた。既往歴に特記すべきことはない。 1歳の弟がいる。意識は清明。元気がなく、食事摂取は普段の半分以下であるという。眼球結膜に充血を認める。眼脂を認めない。口唇に発赤と乾燥とを認め、咽頭は発赤している。両側の頸部に径2cmのリンパ節を3個触知する。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。体幹皮膚に不定形の紅斑がある。四肢末端に発赤と浮腫とを認める。血液所見:赤血球450万、Hb13.2g/dl、 Ht40%、白血球22,000、血小板46万。血液生化学所見:総蛋白6.8g/dl、アルブミン3.5g/dl。 CRP16mg/dl。
- 保護者への説明で適切なのはどれか。
- a 「指先の皮膚がむけてきます」
- b 「今後、重度の貧血を合併します」
- c 「弟さんにうつる可能性があります」
- d 「首の腫れている部分(リンパ節)は化膿しています」
- e 「この病気にかかった子どもの半分には心臓に後遺症が残ります」
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 58歳の女性。下肢のむくみを主訴に来院した。 15年前に糖尿病を指摘され、 10年前から自宅近くの医療機関でインスリン治療を受けている。 10か月前から下肢のむくみを自覚し、次第に増悪してきたため紹介されて受診した。身長155cm、体重60kg。血圧160/86mmHg。両下肢に中等度の浮腫を認める。尿所見:蛋白3+、糖(-)、ケトン体(-)。血液生化学所見:血糖127mg/dl、 HbA1c6.6%(基準4.3-5.8)、総蛋白5.7g/dl、アルブミン3.0g/dl、尿素窒素45mg/dl、クレアチニン3.5mg/dl。
- 食事療法として適切なのはどれか。
[正答]
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- 45歳の女性。左乳頭・乳輪部の変化を主訴に来院した。 6か月前から乳頭・乳輪部の変化に気付いていた。市販の副腎皮質ステロイド外用薬は無効であった。未経妊であり、授乳歴はない。身長156cm、体重47kg。発熱はなく、局所の痛みと痒みとを認めない。乳房に腫瘤を触知しない。左乳房の写真(別冊No. 8)を別に示す。
- 診断として最も考えられるのはどれか。
[正答]
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