- 12歳の男児と7歳の男児。兄弟で同じ小学校に通っている。兄は昨日から、 38℃の発熱があり、血便を伴わない下痢、腹痛および嘔吐がみられている。弟は今朝から腹痛と嘔吐とを訴えている。兄の学級では36人中8人が、弟の学級では30人中7人が下痢や嘔吐などの消化器症状で欠席している。欠席者の便からノロウイルスが検出されたと保健所から連絡があったという。
- この兄弟の保護者への説明として正しいのはどれか。
- a 「便でベロトキシンの検査を行います」
- b 「家族の検診について市から連絡が来ます」
- c 「食中毒の疑いとして教育委員会に届け出ます」
- d 「通常の石鹸と流水とで手洗いを励行して下さい」
- e 「ウイルスが検出されなくなるまで学校は出席停止になります」
[正答]
※国試ナビ4※ [106G047]←[国試_106]→[106G049]
★リンクテーブル★
[★]
- 15歳の女子。体重減少を心配した母親に伴われて来院した。友人に「太っているね」とからかわれたことを気にして、 1年前から低カロリー食品を好むようになり、体重を毎日測定するようになった。 1年前の体重は51kgであった。初経は12歳。身長156cm、体重38kg。体温35.7℃。脈拍44/分、整。血圧98/58mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:赤血球326万、 Hb10.1g/dL、 Ht30%、白血球3,200、血小板32万。血液生化学所見:総蛋白6.1g/dL、尿素窒素17mg/dL、クレアチニン0.5mg/dL、総コレステロール275mg/dL。
- 体重減少の鑑別診断に必要な情報で最も重要なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106G046]←[国試_106]→[106G048]
[★]
- 58歳の男性。会社員。人間ドックで受けたある疾患に対する検査の結果が陽性だったため、その疾患にかかっている可能性を知りたいと会社の医務室に来た。その疾患に関連する異常を疑わせる自覚症状はない。現病歴と既往歴とに特記すべきことはない。人間ドックで実施した他の検査結果はすべて正常範囲内にあった。文献で、この検査が陽性であることの感度は20%、特異度は95%であること、人間ドックを受診する58歳男性がその疾患を潜在的に有する確率は0.1%であることが分かった。
- この男性がその疾患を有する確率はどれか。
- a 0.02%
- b 0.4%
- c 5.0%
- d 20.0%
- e 25.0%
[正答]
※国試ナビ4※ [106G048]←[国試_106]→[106G050]
[★]