- 52歳の男性。会社の定期健康診断で肝障害を指摘され来院した。喫煙歴はない。飲酒は日本酒3合/日を19年間。運動は週2日、 1日1時間のテニスを10年間続けている。単身赴任であるが夕食は自分で作ることが多い。身長170cm、体重63kg。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液生化学所見:空腹時血糖95mg/dl、 HbA1c4.8%(基準4.3-5.8)、アルブミン4.2g/dl、 AST21IU/l、 ALT23IU/l、 γ-GTP150IU/l(基準8-50)。免疫学所見: HBs抗原陰性、 HCV抗体陰性。
- 現時点の指導として適切なのはどれか。
- a 食後の安静
- b 体重の減量
- c 飲酒の制限
- d 運動量の増加
- e 外食回数の制限
[正答]
※国試ナビ4※ [106C018]←[国試_106]→[106C020]
★リンクテーブル★
[★]
- 38歳の女性。無月経と吐き気とを主訴に来院した。最終月経は8週前、月経周期は28-40日である。 1週前から、早朝に悪心を自覚するようになったが、嘔吐に至ったことはない。水分は摂取できている。 2週前に一度、少量の褐色帯下がみられた。体温37.2℃。脈拍80/分、整。血圧114/72mmHg。膣鏡診上、膣分泌物は白色で子宮口は閉鎖している。子宮と付属器とに圧痛を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)。尿妊娠反応陽性。血液所見:赤血球400万、 Hb12.0g/dl、 Ht38%、白血球8,500、血小板21万。 CRP0.5mg/dl。経膣超音波検査で子宮内に直径20mmの胎嚢と心拍動を有する胎芽とを認め、左付属器に径3cmの嚢胞性腫瘤を認める。
- 現時点の対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106C017]←[国試_106]→[106C019]
[★]
- 78歳の男性。尿が出なくなったことを主訴に来院した。 3日前に頭痛と咽頭痛とを自覚し、自宅近くの診療所で感冒薬を処方された。昨晩から尿がたらたらとしか出なくなり下腹部痛を認めたため、受診した。身長165cm、体重60kg。体温36.0℃。脈拍64/分、整。血圧156/86mmHg。下腹部は膨隆し、直腸指診で鶏卵大の前立腺を触知する。腹部超音波検査所兄上、膀胱は多量の尿で拡張している。
- 現時点の対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106C019]←[国試_106]→[106C021]
[★]