- 54歳の女性。咳嗽と発熱とを主訴に来院した。 2日前から38.5℃の発熱と咳嗽とがあり、市販の総合感冒薬で様子をみていたが改善しなかった。高熱が持続し、咳嗽が増強してきたため受診した。喀痰を認めない。
- 既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。 2年前から室内でインコを飼っていたが、 1週前に死んだという。
- 意識は清明。体温38.7℃。脈拍88/分、整。血圧122/76mmHg。呼吸数20/分。SpO2 96%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。白血球7,300(桿状核好中球20%、分葉核好中球55%、好酸球2%、好塩基球1%、単球5%、リンパ球17%)。 CRP15mg/dl。胸部エックス線写真(別冊No. 24)を別に示す。
- この疾患に有効な抗菌薬はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106A050]←[国試_106]→[106A052]
★リンクテーブル★
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- 70歳の女性。しばしば転ぶようになったことを主訴に来院した。 1年前から、椅子から立ち上がったり車の後部座席から降りたりする際に尻もちをつくようになり、次第にその頻度が増加した。 1か月前からしばしばむせるようになった。意識は清明。眼球運動は上下方向が制限されており、特に下方視で制限が著しい。入院後の患者の写真(別冊No. 25)を別に示す。
- この疾患で認められるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106A051]←[国試_106]→[106A053]
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- 9歳の男児。学校で教師や生徒と会話をしないことを指摘され、心配した両親に伴われて来院した。幼稚園の年長のころから、話しかけられてもうなずく程度となり、発語が乏しくなったという。家庭では幼少時から現在まで、家族と普通に会話している。生育歴は言葉の発達が少し遅れた程度で、目立った問題はなかった。成績は中位である。身体診察所見に異常を認めない。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106A049]←[国試_106]→[106A051]
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