64歳の女性。 2週前から、家庭用血圧計で測定した脈拍が毎分90回を超えるようになったことを心配して来院した。 1週前から、 2階まで階段を昇ると息切れを自覚するようになった。食生活に偏りはなく、過去1年の体重は一定しており、便通は5日に1回程度、黒色調であったという。体温36.2℃。脈拍96/分、整。血圧132/72mmHg。呼吸数24/分。眼瞼結膜は蒼白である。眼球結膜に黄染を認めない。甲状腺の腫大を認めない。胸骨左縁第3肋間を最強点とするⅡ/Ⅵ度の収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。腹部に腹痛や圧痛を認めない。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 45歳の女性。職場の健康診断で胸部エックス線写真の異常陰影を指摘され、精査のために入院した。入院当日に、個室となっている面談室において、担当の研修医が病歴聴取を行うこととなった。その際の会話を示す。
- 研修医「これまでに大きなご病気をされたことがありますか」
- 患 者「特にありません」
- 研修医「それでは、ご家族の健康状態はいかがですか」
- 患 者「母は元気ですが、父は…父は、胃癌で2か月前に亡くなって…」
- 研修医「わかりました。それでは、ご兄弟についてはいかがですか」
- 患 者「…はい。健在です。病気のことは特に聞いていません」
- 会話の間、この研修医は緊張気味で、メモを注視しており、早口で話した。
- 研修医の言動で問題があるのはどれか。
- a 専門用語を使っている。
- b 質問が順序立っていない。
- c 評価的態度をとっている。
- d 患者の感情面に対応していない。
- e 患者のプライバシーを守っていない。
[正答]
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- 78歳の男性。尿が出なくなったことを主訴に来院した。 3日前に頭痛と咽頭痛とを自覚し、自宅近くの診療所で感冒薬を処方された。昨晩から尿がたらたらとしか出なくなり下腹部痛を認めたため、受診した。身長165cm、体重60kg。体温36.0℃。脈拍64/分、整。血圧156/86mmHg。下腹部は膨隆し、直腸指診で鶏卵大の前立腺を触知する。腹部超音波検査所兄上、膀胱は多量の尿で拡張している。
- 現時点の対応として適切なのはどれか。
[正答]
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