- 英
- Oddi sphincter, sphincter of Oddi、Oddi's sphincter
- ラ
- musculus sphincter Oddii
- 同
- 胆膵管膨大部括約筋 sphincter of hepatopancreatic ampulla musculus sphincter ampullae hepatopancreaticae、膨大部括約筋 musculus sphincter ampullae、総胆管括約筋 sphincter of common bile duct、オディ括約筋、Oddi括約筋
- 関
- 胆膵管膨大部
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収縮
弛緩
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/02/07 00:50:06」(JST)
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胆管周辺の模式図
en:Liver:肝臓、RHD(Right hepatic duct): 右肝管、LHD(Left hepatic duct):左肝管、CHD(en:Common hepatic duct):総肝管、en:Cystic duct:胆嚢管、en:Common bile duct:総胆管、en:Gall Bladder:胆嚢、en:Sphincter of Oddi:
オッディ括約筋、en:Ampulla of Vater:ファーター膨大部、en:Pancreatic duct:膵管、en:Pancreas:膵臓、en:Duodenum:十二指腸
オッディ括約筋(オッディかつやくきん)とは、十二指腸下行部に開口する総胆管及び膵管の出口に当たる、大十二指腸乳頭周囲に存在する括約筋である。別名、胆膵管膨大部括約筋とも呼ばれる。
目次
- 1 名称の由来
- 2 脚注
- 3 参考文献
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
名称の由来
組織自体はイギリス人解剖学者フランシス・グリッソン(en:Francis Glisson)によって発見されていたが、生理学的な特徴を見出したイタリア人解剖学者ルッジェーロ・オッディにちなんで名付けられた[1]。
脚注
- ^ Modlin IM, Ahlman H."Oddi: the paradox of the man and the sphincter.", Arch Surg.,1994,129,5,p549-556 (PDF) (2009年5月16日閲覧)
参考文献
関連項目
外部リンク
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[★]
- 英
- morphine
- ラ
- morphinum
- 同
- モルフィン
- 化
- 塩酸モルヒネ morphine hydrochloride
- 商
- MSコンチン、MSツワイスロン、アヘンチンキ、アヘンチンキ、アヘン散、アポカイン、アンペック、エチルモルヒネ塩酸塩水和物、オプソ、カディアン、ドーフル散、パシーフ、ピーガード、プレペノン、モヒアト、モルペス
- 関
- アヘンアルカロイド、オピオイド、モルヒネ中毒
- アヘンアルカロイド系麻薬
薬理作用
・鎮痛作用:経口投与では効果小(肝初回通過効果)
- 精神作用:痔痛患者に陶酔感euphoria,健常人に不快感dysphoria
- 鎮静作用:ヒト,サル,イヌ,ウサギ,ラット
- Straub tail反応: morphineの脊髄興奮作用によりマウスの尾が立ちあがる。
- 呼吸抑制作用:呼吸中枢のC02に対する反応性低下 う急性中毒死
- 催吐作用:延髄chemoreceptor trigger zone (CTZ)に作用--吐き気,噛吐
- 心血管作用:動静脈の緊張低下-心臓負荷減少-→肺うっ血,浮腫を軽減 ← 肺静脈各調査用により肺うっ血を改善させるからこういう症例に良いらしい(105C031)
- 消化管作用:腸管神経叢のACh遊離抑制 →蠕動運動抑制
腸管壁から5-HT遊離 →腸管平滑筋の緊張亢進
- 胆管内圧上昇: Oddi括約筋の収縮(だから胆石症の時には注意)
- 縮瞳作用:動眼神経核の刺激
- 反復投与-耐性,身体的・精神的依存が形成
- 突然の休薬・オピオイド括抗薬投与-禁断症状withdrawal symptoms
- (振戦,不安,不眠,疫撃,発汗,鼻汁,流涙,発熱,血圧上昇,頻脈,
- 下痢,腹痛,堰吐など)
- SPC.206
- 鎮痛
- 快感、鎮静、眠気、知的鈍麻
- 呼吸抑制
- 鎮咳
- 悪心・嘔吐
- 瞳孔縮小
- 循環器系:ほとんど影響ない
- 消化器系:消化管運動低下(平滑筋の緊張亢進によるらしいい)、胆管攣縮
- 泌尿器:平滑筋の緊張により尿管スパズム、膀胱排尿筋収縮、利尿ホルモン分泌増加、尿閉。
- その他:肥満細胞からのヒスタミン遊離により発赤、熱覚、発汗、気管支収縮。
適応
- 術後痛(硬膜外投与,副作用に拝み,呼吸抑制)。末期癌疼痛
- 心筋梗塞の疼痛
- 手術後の腸管揺動運動抑制
- 激しい下痢(ロペラミドの開発により使用は減少)、激しい咳
循環器
- 末梢血管を拡張し静脈還流量を減少させる。ファロー四徴症における無酸素発作の予防につかわれる(YN.C-123)、らしい
注意
禁忌
- モヒアト注射液
- 1. 重篤な心疾患のある患者〔症状を悪化させるおそれがある。〕
- 2. 重篤な呼吸抑制のある患者〔呼吸抑制を増強する。〕
- 3. 気管支喘息発作中の患者〔気道分泌を妨げる。〕
- 4. 重篤な肝障害のある患者〔昏睡に陥ることがある。〕
- 5. 慢性肺疾患に続発する心不全の患者〔呼吸抑制や循環不全を増強する。〕
- 6. 痙攣状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者〔脊髄の刺激効果があらわれる。〕
- 7. 急性アルコール中毒の患者〔呼吸抑制を増強する。〕
- 8. アヘンアルカロイド及びアトロピンに対し過敏症の既往歴のある患者
- 9. 緑内障の患者〔アトロピンの抗コリン作用により房水通路が狭くなり眼圧が上昇し、緑内障を悪化させるおそれがある。〕
- 10. 前立腺肥大による排尿障害、尿道狭窄、尿路手術術後の患者〔排尿障害を増悪することがある。〕
- 11. 器質的幽門狭窄、麻痺性イレウス又は最近消化管手術を行った患者〔消化管運動を抑制する。〕
- 12. 出血性大腸炎の患者〔腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢のある患者では、症状の悪化、治療期間の延長をきたすおそれがある。〕
副作用
添付文書
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/8119505A1050_2_01/8119505A1050_2_01?view=body
[★]
- 英
- cholecystokinin, CCK
- 同
- コレシストキニン・パンクレオザイミン cholecystokinin pancreozymin CCK-PZ
- パンクレオザイミン pancreozymin
- 関
- 消化管ホルモン、胆嚢収縮物質
[show details]
まとめ
- 小腸内タンパク質分解産物、酸、脂肪酸、アルコールが刺激となって、小腸のI細胞から分泌され、消化酵素に富む膵液を分泌させる。またオッディ括約筋を弛緩させ、胆嚢を収縮させて胆汁の分泌を促す。
分泌部位と細胞
作用
胃
- ↓:胃排出(First Aid step 1 p.269)
- ↑:胃酸分泌(CBT QB vol2 p.295)
胆嚢
- ↑:胆嚢を収縮 (SP.706)
- ↑:胆嚢外分泌腺増加
胆膵管
膵
- ↑:膵液分泌(First Aid step 1 p.269)
- ↑:外分泌腺増加
調節 (First Aid step 1 p.269)
↑
↓
臨床関連
[★]
- 英
- common bile duct (Z), CBD
- ラ
- ductus choledochus, ductus biliaris
- 関
- 胆管系、胆嚢、肝臓、オッディ括約筋
解剖
胆管
[★]
- ラ
- musculus sphincter ductus choledochi
- 関
- オッディ括約筋
[★]
- 英
- sphincter of common bile duct (Z)
- 関
- オッディ括約筋
[★]
- 英
- sphincter of Oddi dysfunction
[★]
- 英
- sphincter muscle, sphincter
- ラ
- musculus sphincter