ローター症候群
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- the rotating armature of a motor or generator (同)rotor coil
- rotating mechanism consisting of an assembly of rotating airfoils; "there are horizontal rotors on a helicopter or compressor rotors in a jet engine"
- the revolving bar of a distributor
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- (電動機などの)回転子 / (ヘリコプターなどの)回転翼
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Japanese Journal
- 体質性黄疸 (DATAで読み解く内科疾患) -- (肝,胆,膵)
- 体質性黄疸の病態と遺伝子異常 (特集 肝・消化管疾患の新しい臨床) -- (肝疾患)
Related Links
- 病因. 病態生理. 評価. 病歴. 身体診察. 検査. 治療. 非胆汁うっ滞性抱合型高ビリルビン 血症. デュービン-ジョンソン症候群. ローター(Rotor)症候群. 非抱合型高ビリルビン血症. 溶血. ジルベール症候群. クリグラー-ナジャー症候群. 原発性短絡性高ビリルビン血症 ...
- Gilbert症候群. 概念; bilirubin UDP-glucuronosyltransferaseの酵素活性の低下; 2~ 7%に認められ男性に多い; しばしば ... Rotor症候群. 概念; ビリルビンの肝での貯蔵に 異常; 検査; ICG延長; 尿中コプロポルフィリン↑; 経口胆嚢造影: 胆嚢は造影される ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 28歳の男性。4年前、軽度の黄疸を指摘されたが、その他肝機能は正常と言われ放置していた。最近、再び皮膚の黄癬に気づき、精密検査のため来院した。赤血球412万、Hb 12.5 g/dL, 白血球 5,400。血清生化学所見:総ビリルビン4.2mg/dl、間接ビリルビン3.8mg/dl、AST 36単位、ALT 34単位、ALP 230単位(正常260以下)。低カロリー食試験によって血清ビリルビン値は2倍以上に上昇した
- 考えられるのはどれか
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [109D008]←[国試_109]→[109D010]
[★]
- 新生児期、乳児期に高間接型ビリルビン血症をきたす疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110I008]←[国試_110]→[110I010]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [109E034]←[国試_109]→[109E036]
[★]
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[★]
- 英
- bromsulphalein test, bromsulphalein excretion test
- 同
- (国)BSP試験 BSP test
- 関
- ICG試験
概念
- 肝機能検査の一つであり、肝の異物排泄機能検査である。
- 色素の血中消失率(fractional disappearance rate)と血中停滞率(retention rate)を算出する。
- ブロムスルファレインはショックなどの副作用があるため、インドシアニングリーンに取って代わられている。
- それでも、デュビン・ジョンソン症候群の診断には有用である。
生理、動態
- BSPは血中で血漿蛋白質と結合し、70-80%は肝臓に接種され、グルタチオン抱合を受け、胆汁中に大部分が排泄される。(LAB.1356)
- 約2%は腎臓から排泄され、その他は網内系で分解される。(LAB.1356)
- BSP試験は注射後、30分、または45分後の血中停滞率をみるのが一般的。(LAB.1356)
副作用・合併症
- BSPの静注時に血管痛、嘔気、胸痛、めまいなどを来すことがある。
- まれにショック症状をきたすことがある。
方法=
- 体重に応じた量のBSP液を静脈注射。30分後/45分後に対側から採血し、血清を分離。
判定
血中停滞率
基準値
- LAB.1356
- 30分値:0-5%:正常
- 45分値:0-2%:正常
- 45分値の法が用いられる。
LAB.1356
- 5%以上、肝障害
- 15%まで、軽度肝障害
- 15%以上、高度肝障害
5-15%(中等度上昇)
- 検査値の本参考
15%以上(高度上昇)
- 検査値の本参考
疾患との関連
デュビン・ジョンソン症候群
- デュビン・ジョンソン症候群の診断に有用な検査である。
- (おそらく)30, 45, 60, 90, 120分後の採血を行う。
- 45分前まではブロムスルファレインの血中濃度は低下傾向にあるが、45分以降血中濃度が再上昇していく。
- この所見はデュビン・ジョンソン症候群に特徴的な所見とされている
まとめ
|
ICG試験
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BSP試験
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その他
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血中消失率 (K)
|
15分血中停滞率 (R15)
|
血中停滞率 45分値
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健常者
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0.168-0.206
|
0-10%
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正常
|
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ジルベール症候群
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正常(1)
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デュビン・ジョンソン症候群
|
正常~軽度異常(2)
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低下後再上昇
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ローター症候群
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|
>70% 70-80(3)
|
異常値 45-50%(3)
|
黄疸
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ICG排泄異常症
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>70%
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肝機能検査正常
|
慢性肝炎
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0.1-0.15
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10-30%
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肝硬変
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0.077
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>30%, 平均35%
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肝臓での処理
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代謝されない
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グルタチオン抱合
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(1) 正常のことが多い(QB.B-267)、正常か時に中等度の異常(LAB.1358)
|
(2)(QB.B-267)、正常(LAB.1358)
|
注意
- 肝細胞での処理がビリルビンと競合するので、血中ビリルビンが3-5mg/dlの場合、検査の意義はない。
[★]
- 英
- Gilbert syndrome, Gilbert's syndrome
- 同
- Gilbert症候群
- ジルベール病 Gilbert病 Gilbert's disease Gilbert disease
- グルクロニルトランスフェラーゼ欠損症II型、アリアス型高ビリルビン血症
- 関
- 黄疸、高ビリルビン血症、体質性黄疸、クリグラー・ナジャー症候群
- 家族性非溶血性黄疸 familial non-haemolytic hyperbilirubinemia
疫学
- 体質性黄疸の中で最多
- 発症頻度は日本では約5%ないし2-7% 8%(HIM.1930)
- 男女比は1.5:1~>7:1 (HIM.1930)
病因
- 2q37.1に座乗するUGT1A1遺伝子が関連。
- 翻訳産物のUDP-グルクロノシルトランスフェラーゼ(UDP-glucuronosyltransferase ,UDPGT)の活性低下による。 → 他の遺伝子が関与しているだの、クリグラー・ナジャー症候群の疾患スペクトラムの延長線にあるんじゃねえのとか所説有り。
遺伝
病態
- 間接ビリルビンが軽度増加するが通常無症状である。増悪因子の存在により黄疸が増悪するが、原因の除去により軽快。
症状
- 無症状が多い、あっても軽い黄疸。感染、ストレス、絶食、過労時に増悪するが、原因の除去により軽快。
検査
- 血清ビリルビン:3mg/dlないし5mg/dlであり、動揺性黄疸を呈する。
- 低カロリー食試験:400kcal/day , 2days -> 総?ビリルビンが2倍以上に増加
- 肝酵素:正常
- ICG試験:正常
- BSP試験:正常
=Gilberts syndromeでは以下の場合にビリルビン産生が増加して間接ビリルビンが上昇する
- 空腹、溶血、発熱性疾患(intercurrent febrile illnesses)の併発、労作、ストレス、月経
診断
- 肝生検組織におけるUDPGTの活性低下、低カロリー食試験で陽性、フェノバルビタール投与における黄疸の軽快など
治療
- 無治療でも予後は良好で、治療の必要なし。
- 症状が気になればフェノバルビタール
体質性黄疸
- IMD.875改変
注意
- ビリルビン-UDP-グルクロノシルトランスフェラーゼにより代謝(グルクロン酸抱合)される薬物の投与により、副作用が強く出現する ex.イリノテカン(CPT-11) (HIM.1930)
参考
- http://omim.org/entry/143500
[★]
- 英
- Crigler-Najjar syndrome
- 同
- Crigler-Najjar症候群、クリグラー-ナジャー症候群
- 関
- 黄疸
病因~
- グルクロニルトランスフェラーゼの機能欠損。
- 原因遺伝子は2q37.1に座乗するUGT1A1遺伝子である。この遺伝子がコードするUDP-グルクロノシルトランスフェラーゼ(UDP-glucuronosyltransferase ,UDPGT)は間接ビリルビンにグルクロン酸抱合を行い直接ビリルビンに変換する。
- I型ではUDP-グルクロノシルトランスフェラーゼが完全に機能欠損し、II型は活性が低下したものである。
遺伝形式
病型
- フェノバルビタール投与によりビリルビン濃度の変化により分類される。 ← フェノバルビタールによりUDP-グルクロノシルトランスフェラーゼの発現が誘導される、らしい。
- I型:フェノバルビタール投与で変化なし。
- I型:フェノバルビタール投与でビリルビン低下。
病態
- 生後まもなく間接ビリルビン上昇により核黄疸に至る。
- 予後不良
- UDP-グルクロノシルトランスフェラーゼの活性は正常人の1/10以下であるが、予後良好。
治療
- I型:光線療法、肝移植
- II型:光線療法、フェノバルビタール、肝移植?
体質性黄疸 (IMD.875)
参考
- 1. CRIGLER-NAJJAR SYNDROME - OMIM
- http://omim.org/entry/218800
[★]
- 英
- Rotor syndrome RS
- 同
- (国試)Rotor症候群、ローター型高ビリルビン血症 Rotor hyperbilirubinemia、Rotor型過ビリルビン血症
- 関
- 黄疸、高直接ビリルビン血症
概念
- 軽度の直接ビリルビン血症を呈する疾患で体質黄疸の一つである。
検査
- HIM.1913 参考1
参考
- 1. [charged] Inherited disorders associated with conjugated hyperbilirubinemia - uptodate [1]
体質性黄疸 (IMD.875)
[★]
- 英
- Dubin-Johnson syndrome, DJS
- 同
- Dubin-Johnson症候群、デュービン・ジョンソン症候群
- デュビン・スプリンツ症候群 Dubin-Sprinz syndrome
検査
- (腹腔鏡などによる)肉眼所見:黒色肝
- ブロムスルファレイン試験 BSP試験:45分前まではブロムスルファレインの血中濃度は低下傾向にあるが、45分以降血中濃度が再上昇していく。グルクロン酸抱合を受けたBSPであるとされる。 → 肝細胞にtrapされて抱合を受けるが、排泄できないのでleakしてきたのであろうか??
体質性黄疸 (IMD.875)
参考
- 1. [charged] Inherited disorders associated with conjugated hyperbilirubinemia - uptodate [2]
[★]
- 英
- syndrome, symptom-complex
- 同
- 症状群
- 関
- [[]]
- 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患。
内分泌
先天的代謝異常
高プロラクチン血症
- 分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
- 分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。
性腺機能低下
- 嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
- 肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長
性早熟
- 思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
- 女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。
脳神経外科・神経内科
[★]
- 英
- group
- 関
- グループ、集団、分類、群れ、基、グループ化
[★]
- 関
- magnet bar、rotator
[★]
- 英
- symptom and sign
- 関
- 症状, 徴候 兆候