- 関
- 胆道
UpToDate Contents
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- 1. 総胆管損傷の修復 repair of common bile duct injuries
- 2. 胆管および膵管結石の治療における電気水圧砕石術 electrohydraulic lithotripsy in the treatment of bile and pancreatic duct stones
- 3. 胆管切除術および再建術 bile duct resection and reconstruction
- 4. 総胆管診査 common bile duct exploration
- 5. 肝内胆管の消失および胆管消失症候群 hepatic ductopenia and vanishing bile duct syndrome
Japanese Journal
- 永川 宅和,薬袋 俊次,浅野 栄一,泉 良平,佐々木 紘昭,山崎 軍治,高島 茂樹,小西 孝司,倉知 圓,宮崎 逸夫,
- 日本消化器外科学会雑誌 9(4), 466-473, 1976-07-00
- … 悪性腫瘍による閉塞性黄疸は, 腫瘍の形態, 浸潤度, 転移の有無などによつてその病態が異なり, 手術法の選択などに苦慮することが多く, しかも, 胆汁路は充分確保されていると思われるにかかわらず, 黄疸軽減効果がえられず, 肝不全, 腎不全, 消化管出血などの重篤な合併症をひきおこして死に至ついてしまう場合がある. …
- NAID 110001364388
- 先天性胆道閉鎖症に対する胆道再建術の限界について : 肝病理組織所見の再検討から
- 今泉 了彦
- 日本小児外科学会雑誌 9(6), 650-662, 1974-02-00
- … 性胆道閉鎖症のうち, 67例の肝組織所見から本症の病態の進行と胆道再建術の適応の限界につき再検討を行なった.肝組織学的に, 強度の線維化と小葉間胆管の器質的閉塞ならびに門脈領域の破壊による広範な胆汁路の遮断をみるものでは, 肝門部以下での胆道再建術で充分の胆汁誘導を得ることは期待できず予後不良と考えられる.我々の症例中かかる変化を示したものには長期生存例はなかった.全症例の半数が肝組織学 …
- NAID 110002137587
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- 2005年3月23日 ... この胆管レベルは比較的中等度大の小葉間胆管から隔壁胆管が破壊され、その胆汁 路の上流である毛細胆管レベルにまで病変が及ぶと同時に胆汁の逆流が生じ、門脈域 やその周辺の実質肝細胞の壊死、炎症が生じると考えられています。
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★リンクテーブル★
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- 英
- bile duct (Z), biliary tract
- 同
- 胆汁路
- 関
- 肝内胆管、肝外胆管
胆管径
- 腹部超音波テキスト 第1版 p.169
- 胆摘後では肝外胆管が10mm以上になりうる
- 加齢によって太くなる
- 胆嚢炎:8.7±1.7
- 胆石:11±3.3
- 胆嚢切除後:9.5±2.6
- 膵炎:9.8±2.2
- 膵癌:14.0±2.8
- リンパ腫:9.5±2.6
- 十二指腸疾患(十二指腸炎、十二指腸潰瘍、十二指腸瘢痕):8.4±1.0
[★]
- 英
- bile
- 関
- 肝臓、胆嚢、胆管
- 0.5-1.0 L/day, pH 8.0-8.6
- 消化酵素を含まないアルカリ性の分泌液である
分泌部位
部位 胆汁 割合
肝細胞 毛細管胆汁 2/3
胆細管 胆細管胆汁 1/3
分泌経路
- 肝臓胆汁が総肝管を経由して胆嚢にいたり、ここで濃縮を受けて胆嚢胆汁となる。
機能
- 胆汁酸により、直径1μm以下の脂肪滴が形成され、表面積拡大によりリパーゼと反応しやすくなる。
- ミセルの直径5nm。胆汁酸は両親媒性であり親水基と疎水基を持つ。
- 親水性: OH基,ペプチド結合,カルポキシル基
- 疎水性: 上記部分以外
- 胆汁に含まれる胆汁酸とリン脂質により、モノグリセリド・脂肪酸とミセルを形成することができる。
- 3. コレステロールとビリルビンの排出
- 4. 胃酸の中和
組成
1. 胆汁酸
- see HBC.236
1次胆汁:コレステロールより合成
コール酸
キノデオキシコール酸
2次胆汁:1次胆汁の腸内細菌による代謝(7位の部位のOH基が除去される)
デオキシコール酸
リトコール酸
3次胆汁:肝臓から分泌される状態(可溶性)
タウロコール酸(タウリンと抱合)
グリココール酸(グリシンと抱合)
2. 胆汁色素
ビリルビン:Hbの代謝産物
間接型(不溶性)
↓←グルクロン酸抱合
直接型(水溶性)(抱合型ビリルビン)
↓
ウロビリノーゲン(腸管)
↓
ステルコピリン(腸管)
↓
排泄
3. 脂質
リン脂質(主にレシチン)
不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
コレステロール
不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
4.電解質成分
陽イオン:Na+(主)、その他K+,Ca2+
陰イオン:Cl-,HCO3-(アルカリ性)
胆汁の分泌と排出
1. 毛細管胆汁
1-1. 胆汁酸依存性胆汁
胆汁酸と水分の分泌:胆汁酸の腸肝循環に依存。
腸肝循環:肝臓から分泌された胆汁が小腸で吸収され、門脈を経て肝臓に戻り、再び排泄されること。
タウロコール酸・グルココール酸
陰イオンに解離しやすく吸収されやすい。
リトコール酸
非解離型なので糞便中に排泄される。
分泌された胆汁酸の95%は腸肝循環により再利用される。
1-2. 胆汁酸非依存性胆汁
胆汁酸以外の分泌:Na+,K+,Ca2+,Cl-,HCO3-,ビリルビン(有機陰イオン)
等張性 :Na+,Cl-,HCO3-は血漿濃度に類似
2. 胆細管胆汁
2-1. Na+,HCO3-(高濃度),水の分泌---セクレチンによる
2-2. Na+,Cl-の吸収
3. 胆汁の濃縮(胆嚢)
電解質吸収(Na+,Cl-の能動的吸収)とそれに伴う水の吸収→5-50倍に濃縮
4. 胆汁排出
食後30分で胆嚢収縮開始。液性の調節機構による排出が主である。
4-1. 液性
十二指腸内食物→CCK分泌→オッディ括約筋弛緩・胆嚢収縮
十二指腸内食物→セクレチン分泌→CCKの作用に拮抗
胃内食物→ガストリン分泌→胆嚢収縮
4-2. 神経性
迷走神経性反射→オッディ括約筋弛緩,胆嚢収縮(関与の程度不明)
臨床関連
- 胆道系に形成された結石。半数以上は無症状SilentStoneである
- 食後3時間程度で痛痛発作、黄痘などを呈する事がある。
- コレステロール系結石(全体の70%):コレステロールの過飽和による。
- ビリルビン系結石(全体の30%):黒色石+ビリルビンCa石
- その他:炭酸カルシウム石など
-
- 1. ビリルビンの生成過多
- 2. 肝細胞によるビリルビンの取り込み減少
- 3. グルクロン抱合障害
- 4. 胆汁へのビリルビン分泌障害
- 5. 胆管閉塞
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- 英
- tract
- ラ
- tractus