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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/12/07 16:29:02」(JST)
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訪問学級(ほうもんがっきゅう)とは、重度の障害や病気のために特別支援学校に通うことが困難な児童・生徒のために、特別支援学校の教師が週に数回、子供のいる家庭もしくは病院で行う教育的な援助のことをいう。訪問教育・訪問指導という語を利用する場合もある。
概要
院内学級とは一見似ているが、その目的も援助も若干異なっている。院内学級は(それぞれの子どものニーズに合わせてではあるものの)複数の子どもを教育する学級という概念があるのに対し、訪問学級は1人の子どもを対象としている。
事例
秋田県立ゆり養護学校道川分教室では、併設元である国立病院機構あきた病院に入院している重症心身障害児を対象とした訪問学級制による指導(秋田県では、「訪問教育」と呼称)を行っており、週14時間(食事指導が必要な場合は16時間)の教育(自立活動)を確保する体制を取っている。このため、同分教室は通学できる児童生徒を受け入れておらず、本校も知的障害を教育領域とする特別支援学校[1]であるため、2004年3月の秋田県立本荘養護学校の閉校から2010年の秋田県立秋田きらり支援学校が開校するまでの間、通学ができる児童生徒に対する病弱を教育領域とする特別支援学校が、事実上空白の状況となっていたことがある[2]。
なお、岩手県・宮城県でも「訪問教育」という用語を公式に使用している。
注釈
- ^ ただし、秋田県立秋田きらり支援学校が開校する以前の道川分教室は、肢体不自由を教育領域とし、2010年3月に閉校となった秋田県立秋田養護学校の分教室となっていた。
- ^ ただし、秋田県立秋田きらり支援学校自体は、本来は肢体不自由が教育領域となっていることから、病弱の学校としては限定的な対応となっているため、現状でも空白とみられる場合もある。
関連項目
特別支援教育 |
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学校教育 |
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学校・教育施設 |
特別支援学校 - 支援教育を行う普通学校 - 各種学校 - 通信教育
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学級 |
特別支援学級 - 重複障害学級 - 一般学級(特別支援学校) - 院内学級 - 通級(ことばの教室など) - 訪問教育・訪問指導・訪問学級 - 複式学級 - 健康学園
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制度 |
就学猶予と就学免除 - 就学時健康診断 - 準高生
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学習指導要領・教育要領 |
特別支援学校幼稚部教育要領 - 特別支援学校小学部・中学部学習指導要領 - 特別支援学校高等部学習指導要領(盲学校、聾学校及び養護学校高等部学習指導要領)
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教員・教育支援者 |
特別支援学校教員(教諭 - 講師 - 自立活動教諭 - 自立教科教諭 - 非常勤講師 - 実習助手・実習助手(特別支援学校嘱託職員) - 特別支援教育コーディネーター - 特別支援教育士 - 特別支援教育支援員(特別支援教育指導補助員) - 介助技師
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特別支援教育の基礎理論に関する事項 |
障害者教育
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心身に障害のある幼児、児童又は生徒の
教育課程及び指導法 |
視覚障害教育 - 聴覚障害教育 - 知的障害教育 - 肢体不自由教育 - 病弱教育
(重複・LD等領域)重複障害教育 - 発達障害教育 - 自閉症教育 - コミュニケーション障害教育 - 言語障害教育
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教科、領域、
教科・領域を合わせた指導、
自立活動等 |
職業・家庭 - 職業 - 流通・サービス - 福祉
自立活動
生活単元学習(生単) - 遊びの指導 - 作業学習 - 日常生活の指導(日生)
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学校教育における、
心身に障害のある幼児、生徒および児童の
心理、生理及び病理 |
視覚障害者の心理 - 視覚障害者の生理・病理 - 聴覚障害者の心理 - 聴覚障害者の生理・病理
知的障害者の心理 - 知的障害者の生理・病理 - 肢体不自由者の心理、生理・病理 - 病弱者の心理、生理・病理
発達障害者の心理]
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その他の制度・システム |
併置校 - 居住地校交流 - 修行 - 職業教育
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福祉 |
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児童福祉施設 |
知的障害児施設 - 知的障害児通園施設 - 盲ろうあ児施設 - 肢体不自由児施設 - 重症心身障害児施設 - 情緒障害児短期治療施設 - 保育所(障害児保育・統合保育) - 医療型障害児入所施設 - 医療型児童発達支援センター - 児童発達支援センター
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日本の法律・国際条約 |
障害者基本法 - 身体障害者福祉法 - 知的障害者福祉法 - 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律 - 児童福祉法 - 発達障害者支援法 - 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律 - 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 - 障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律 - 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律 - 難病の患者に対する医療等に関する法律 - 障害年金 - 障害者権利条約
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障害者手帳 |
身体障害者手帳 - 療育手帳 - 精神障害者保健福祉手帳
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障害者団体 |
全国特別支援学校長会 - 全日本手をつなぐ育成会 - ピープル・ファースト・ジャパン - 全国精神障害者家族会連合会 - 全国精神保健福祉会連合会 - べてるの家 - きょうされん - HERO (プロレス)
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テレビ番組 |
NHK教育テレビジョン - きらっといきる - 福祉ネットワーク - ハートネットTV - バリバラ〜障害者情報バラエティー〜 - ふれあい広場・サンデー九 - 24時間テレビ 「愛は地球を救う」
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障害の分類 |
身体障害 - 知的障害 - 精神障害 - 運動障害・肢体不自由 - 聴覚障害 - 視覚障害 - 発達障害 - (軽度)発達障害(学習障害(ディスレクシア) - 注意欠陥・多動性障害 - 自閉症スペクトラム(高機能PDD)) - 言語障害 - 健康障害 - 広汎性発達障害 - 情緒障害 - 染色体異常 - 自閉症 - 精神疾患 - 脳性麻痺 - 重複障害 - 病弱 - 身体虚弱 - 重症心身障害 - 内部障害 - 特定疾患
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障害者の分類 |
視覚障害者 - 聴覚障害者 - 知的障害者 - 肢体不自由者 - 病弱者(病弱児・身体虚弱者)
発達障害者 - 精神障害者
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その他 |
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心理検査 |
知能検査 - 発達検査 - 性格検査 - 内田クレペリン精神検査
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障害者に対する虐待事件 |
宇都宮病院事件 - 水戸事件
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その他 |
統合教育 - インクルージョン教育 - ノーマライゼーション・ノーマライゼイション - デュアルシステム - 学習性無気力 - ノイズ - DSM-5 - 教職課程 - アクセシビリティ - バリアフリー
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Japanese Journal
- 産後家庭訪問の今日的意義と課題-ある産科施設で出産した女性対象の調査を通して-
- 24年度保健師中央会議 妊産婦・乳幼児対象の訪問指導が増加 : 自治体保健師の配置・活動の動向で速報値
- 在宅ケア かもめ薬局 平塚店(神奈川県平塚市) 200人の在宅患者をiPadを駆使して訪問指導
- 日経ドラッグインフォメーションpremium -(-) (176), 59-62, 2012-06-00
- … 開局当初こそ同薬局は、この診療所の受診患者への対応を主な業務とし、訪問指導も診療所が受け持つ在宅患者だけに実施していた。 …
- NAID 40019349095
Related Links
- この報告書はPDF形式となっております。ご覧いただくには、アドビシステムズ株式会社より配付されていますAcrobat Readerが ... 第1章 訪問指導の基本的な考え方(金川克子・平野かよ子) 1. 訪問指導の目的 2. 訪問指導の特性
- このたびの大規模地震により被害を受けられました皆さまに、心からお見舞申し上げます。 1日も早く復旧されますよう ... 私たちの財産は、全国に広がる保健師・看護師・管理栄養士等のネットワークです。 全国どこでもFace to Faceによる生活 ...
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★リンクテーブル★
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- 次の文を読み、47、48の問いに答えよ。
- 72歳の女性。市町村の老人健康診査を受けに来た。
- 現病歴 : 5年前から―人暮しであるが、日常生活に支障はない。3年前から高血圧症と高脂血症とを指摘されているが、この1年間は治療を受けていない。外見に支障はないが、近所付き合いはあまりしていない。
- 既往歴 : 特記すべきことはない。
- 健康診査結果:血圧164/96mmHg。血清総コレステロール250mg/dl、血清トリグリセライド200 mg/dl (基準50~130)。
[正答]
※国試ナビ4※ [096F046]←[国試_096]→[096F048]
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- 80歳の女性。高血圧症と多発脳梗塞とで外来通院中である。 85歳の夫と二人暮らしであり、服薬管理は夫が行っている。最近着替えに時間がかかるようになり、金銭管理でミスをするようになった。徘徊行動はなく、火の不始末はない。この患者に必要でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095B080]←[国試_095]→[095C002]
[★]
- 地域の保健・医療・福祉・介護について正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110E006]←[国試_110]→[110E008]
[★]
- 母子保健法による母子保健事業として行われていないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107G004]←[国試_107]→[107G006]
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[正答]
※国試ナビ4※ [097G001]←[国試_097]→[097G003]
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- a 防疫対策
- b メンタルケア
- c 在宅者の訪問指導
- d 避難所の一般廃棄物調査
- e 仮設住宅入居者の自立支援
[正答]
※国試ナビ4※ [106G031]←[国試_106]→[106G033]
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[正答]
※国試ナビ4※ [096B005]←[国試_096]→[096B007]
[★]
- 英
- dementia
- 同
- 痴呆、痴呆症、器質痴呆 organic dementia
- 関
- amyotrophic lateral sclerosis、ハチンスキー虚血スコア
定義
- いったん正常に発達した知的機能が持続的に低下し、複数の認知障害があるために社会生活に支障をきたすようになった状態。(参考1)
- 1. 知的機能が脳の器質性障害によって低下
- 2. 認知機能が選択的に障害された状態(PSY.312)
- 3. 記憶と判断力の障害を基本とする症候群(PSY.312)
認知症の概念
- 1. 記憶障害
- 2. 記憶以外の認知機能の障害
- 3. それらによる日常生活や職業生活の障害
- 4. 意識障害によらないこと
認知症と区別すべき病態
など
認知症の分類
-
-
- ピック病:行動の障害、人格変化。Pick球やPick細胞が存在
原因疾患
原因
- KPS.369
認知症症状
1. 中核症状
- 記憶障害:初期には記銘力、短期記憶から障害される。早期:エピソード記憶 → 重症:意味記憶
- 判断力低下
- 見当識障害
- 言語障害(失語)
- 失行
- 失認
2. 周辺症状
認知症と老化現象との違い
- 老化現象
- 体験の一部を忘れる ← ヒントを与えられると思い出せる
- 名前や日付などをとっさに思い出せる
- 日常生活に支障はない
- 物忘れに対して自覚がある
- 体験した全てを忘れる。最近の記憶がない ← ヒントを与えられてても思い出せない
- 時間や自分のいる場所が分からない
- 日常生活を営むことが困難
- 物忘れに対して自覚がない
検査
診断
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アルツハイマー病
|
脳血管性認知症
|
ピック病
|
認知症
|
全般的認知症
|
まだら認知症
|
アルツハイマー病に類似。 早期には人格、注意力が障害され、 次第に記憶力も障害される。
|
人格
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晩期に人格障害
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保たれる
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早期に人格障害
|
病識
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なし(初期にはあり)
|
あり
|
なし
|
経過
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進行性
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動揺性、階段状に進行性
|
進行性
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基礎疾患
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特になし
|
高血圧、糖尿病、心疾患
|
特になし
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画像検査
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対称性の脳溝開大
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脳実質内に脳梗塞巣
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側頭葉と前頭葉の萎縮
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機能画像検査
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側頭葉、頭頂葉での代謝低下
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前頭葉を中心とした多発性の脳代謝低下
|
前頭葉、側頭葉での代謝低下
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treatable dementia
- 治療可能な認知症を診断しておく。根本的な治療が可能で、認知機能は可逆的である。
- → 治療できる認知症
治療
認知症高齢者を対象とした事業・施設
国試
[★]
- 英
- guidance、direction、instruction、guide、conduct、instruct、direct、coach、tutorial
- 関
- 案内、インストラクション、行う、ガイダンス、ガイド、コーチ、行為、指揮、指示、指令、先導、直接、直接型、直接的、伝導、配向、方向、導く、向ける、誘導、方向づける、説明書、ダイレクト、向き
[★]
- 英
- visit、visit、call
- 関
- 喚起、要求、呼ぶ、来診