- 英
- shelter
- 関
- シェルター
WordNet
- provide shelter for; "After the earthquake, the government could not provide shelter for the thousands of homeless people"
- a structure that provides privacy and protection from danger
- protective covering that provides protection from the weather
- temporary housing for homeless or displaced persons
- invest (money) so that it is not taxable
PrepTutorEJDIC
- 〈U〉(雨・風,攻撃などからの)『保護』,避難 / 〈C〉(…からの)『避難所』,隠れ場所《+『from』+『名』》 / (…から)…‘を'『おおい隠す』《+『名』+『from』+『名』》 / (…から)…‘を'保護する,かばう《+『名』+『from』+『名』》 / (…から)『避難する』,避ける,隠れる《+『from』+『名』》
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/27 00:17:38」(JST)
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阪神淡路大震災時に学校体育館に設置された避難所。神戸市中央区
東日本大震災時に学校に設置された避難所でアメリカ軍医の診察を受ける被災者(2011年3月21日)
収容避難場所(しゅうようひなんばしょ)とは、災害によって短期間の避難生活を余儀なくされた場合に、一定期間の避難生活を行う施設のことで、地域の学校の体育館が指定されている場合が多い。行政上は「避難所」という。
目次
- 1 概要
- 2 避難人口と期間
- 3 避難所の開設
- 3.1 避難所開設の手順
- 3.2 避難所にかかわる団体・個人
- 4 避難施設
- 5 脚注
- 6 関連項目
- 7 関連書籍
概要
避難所は避難生活をするための場所である。避難場所(一時避難場所・広域避難場所)は身を守るために集合する、または帰宅困難者が交通機関が回復するために待機する場所である。
避難所となる施設は、地域防災計画により指定されている事が多く、この計画により、防災倉庫が設置されている。収容避難場所は、一定期間の生活に必要な物資をある程度そろえており、屋内施設が指定されているため降雨などの心配が無いように考えられている。
一定期間とはいえ大人数で生活するため、上手に運営を行わなければ、プライバシー、場所取り、資材分配、通常生活の地域コミュニティーで抱える問題の延長線上の問題、コミュニティーに参加していないと溶け込むのが難しい、などの心配が発生すると言われている。しかし、阪神・淡路大震災以降、社会福祉協議会や民生委員、災害ボランティアの経験を積んだ組織の活動などにより、このような心配は発生しにくくなっている。
また阪神・淡路大震災では、避難所として指定されていない公共施設(警察署・市区役所・病院など)に避難してしまう被災者もいた。事実上、初期防災・初期救助活動等の障害となることもあったと言われているが、被災者であるため、指定避難所への移動要請は難しかったと言われている。
避難人口と期間
一般に被害の規模が大きいほど、避難所に集まってくる人々は多くなり、かつ長期にわたる。特に火山災害は、火山活動が長くなることが普通の状態であるので、生活は長期となる。
阪神・淡路大震災では、あらかじめ指定されていた避難所だけでは収容できず、後から追加で指定された。神戸市の場合、最も多いときには約24万人(人口の約16%)が避難生活をした。避難所での生活は、長い人で約7ヶ月間と言われる。
新潟県中越地震の場合、小千谷市で最も多いときでは約2.6万人(人口の約62%)、長い人で2ヶ月間生活したと言われる。2011年3月11日の東日本大震災では最大で46万人を超え、2ヶ月経過後も11万5千人が避難所で生活していた[1]。
避難所の開設
地域防災計画では、避難所の開設は自治体職員があたることになっている事が多い。しかしながら、自治体そのものが被災する場合や、担当職員自身が地域住民でない場合もあり、被災直後に開設が困難であることも考えられる。阪神・淡路大震災では、被災者が自治体職員よりも早く集まってきた。よって事実上は地域住民が避難所を開設することとなる。また避難所の運営事態も、避難者自身があたることになると考えておいた方が良い。 しかし、発災の時間帯によっては施設が施錠されていて施設管理者が来るまで入れない場合もあるので、事前に地域で自治体と調整が必要である。
避難所開設にあたっては、地震の場合には、避難所の施設そのものも倒壊するおそれがある。よって避難所を開設(または避難者を収容)する前に、施設の安全性の判断(建物の危険度判定や土砂災害の被災流域)をしなければならない。
有事の速やかな避難所開設を鑑み、震度6弱以上の地震を感知すると扉が自動的に開く「地震自動解錠ボックス(住民避難所開設ボックス)」を設置した自治体もある[2]。
避難所開設の手順
避難所の開設にあたって直ちに必要とされている活動内容は以下の通りである。
- 避難所運営の中心人物の選出
- 避難所施設の点検
- 避難者の受け入れ・用途別の部屋割り
- 避難者名簿の作成
- 仮設トイレの設置
- 運営体制の組織化・生活ルール作り
避難所にかかわる団体・個人
避難期間が長期に及ぶ場合や避難者が多い場合などは被災者や自治体のほか赤十字や自衛隊、NPO団体、ボランティアなどがその特性を生かした支援を行なうことになる。
- 被災者(避難所運営の主体である)
- 自治体(避難施設は自治体所有のものが多い。地域内の避難所に大きな偏りが出ないよう統括的に管理する)
- 赤十字(医療支援など)
- 自衛隊(医療、給水、給食、入浴支援、テントの提供など)
- NPO団体(それぞれの特性に応じた支援)
- ボランティア(個人の技能に応じた支援・自治体の開設するボランティアセンターの統括下で活動することが多い)
避難施設
なにかの災害や被害から逃れるために作られた空間や施設、建築物。
- 災害
- 水塚 - 水害などからの被害を避けるため1階が家財道具を一時保管し食料庫を兼ね2階が住居になっていて盛り土の上に建てられている搭状の建築物。
- 蔵・土蔵 - 貴重品や財産などを収蔵する耐火倉庫であるが、火災の時の避難施設としての役割も持つ。
- 地下室 - 北米のハリケーン多発地域では、地下室が積極的に家屋の設計段階において盛り込まれておりハリケーンの被害から逃れる役割も持っている。
- 仮設住宅 - 被災地において居住できる住宅が一時的または恒久的に無くなった被災者が一時的に生活する簡易住宅。
- 仮設テント - 通常の災害地の仮設住宅としても利用されるが、政情不安や弾圧から逃れた難民キャンプにおいて使用される仮設住宅。
- パニックルーム - 不法侵入者からの被害から逃れるために作られた家屋内にある侵入不可能な部屋。数日間生活できるようにライフラインが設備されているものもある。
- 戦争
- 防空壕 - 第二次世界大戦の日本において空襲などの被害から一般国民が避難するために崖などの斜面や地面に穴を掘って作った壕。
- 核シェルター兼用地下室 - スイスにおいては住宅を建築する際、国で定めた基準を満たしたコンクリート製の地下室の設置が義務付けられており核攻撃を想定して作られている。
- 核シェルター - 核攻撃を想定しその被害から逃れるために作られた堅牢な地下施設で都市と言えるほどの規模を持つ物も存在する。
脚注
- ^ “避難所生活者・避難所の推移(東日本大震災、阪神・淡路大震災及び中越地震の比較) (PDF)”. 内閣府 被災者生活支援チーム (2011年5月11日). 2011年6月4日閲覧。
- ^ 震度6弱で自動解錠…住民避難所開設ボックス : ニュース : ホームガイド : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
関連項目
- シェルター
- 広域避難場所
- 一時避難場所
- 防災倉庫
- 災害
- 戦争
- 錦タワー
関連書籍
- 『地震と社会 上「阪神大震災記」』 外岡秀俊著 みすず書房 ISBN 4622036622
- 『地震と社会 下「阪神大震災記」』 外岡秀俊著 みすず書房 ISBN 4622036630
- 『阪神・淡路大震災における避難所の研究』 柏原士郎・上野淳・森田孝夫編著 大阪大学出版会
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 防災教育における「大規模避難所」運営シミュレーション教材の開発について (特集 防災教育)
- 文京区の32避難所地域を単位とした避難所生活者発生状況と避難所運営協議会による避難者受け入れ準備体制の把握 : 首都直下地震に対する文京区での住民の地域防災力向上に関する研究
- 医学と医療の最前線 災害医療と内科 : 内科医に期待される災害時の知識と活動
Related Links
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- 1 避難所 東京都では、平成25年4月1日現在、都内で避難所2,937か所(協定施設等を含む。)、二次避難所(福祉避難所)1,209か所が確保されています。避難所の収容人数は約328万人となっています。なお、都内公立小中学校の耐震 ...
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★リンクテーブル★
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- 大規模地震発生後48時間以内の対応として優先度が高いのはどれか。
- a 予防接種
- b メンタルケア
- c 不明者の捜索と救助
- d 仮設住宅建設地の確保
- e 避難所の一般廃棄物調査
[正答]
※国試ナビ4※ [109G003]←[国試_109]→[109G005]
[★]
- a 防疫対策
- b メンタルケア
- c 在宅者の訪問指導
- d 避難所の一般廃棄物調査
- e 仮設住宅入居者の自立支援
[正答]
※国試ナビ4※ [106G031]←[国試_106]→[106G033]
[★]
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- 英
- shelter
- 関
- 避難所
[★]
- 関
- 肺炎
成人避難所関連肺炎ガイドライン
- 冲永氏ら
- Guidelines for Refuge-Associated Pneumonia( RAP) in Adults(ver.2 2011.4.4)
1.肺炎を疑う所見
- 1. 咳嗽と有色喀痰
- 2. 37.8度以上の発熱
- 3. 呼吸数20回/分以上
- 4. SpO2≦94%
- 5. 息苦しさ・呼吸困難
- 6. crackle聴取
- 7. 胸痛(胸膜炎)
2.重症度の目安
- 1. 年齢:男70才以上、女75才以上
- 2. 基礎疾患:COPD、DM、CHF、肝・腎疾患、悪性疾患、免疫不全など
- 3. 施設入所、寝たきり
- 4. 脈拍>125回/分
- 5. 呼吸数>30回
- 6. 新たな精神症状・意識障害
- 7. 脱水:腋窩の乾燥、口腔粘膜の乾燥、ツルゴール陽性、乏尿
3.市立病院への受診・搬送基準
- 1. 「重症度の目安」3項目以上
- 2. ショックを伴う または SpO2≦90%
- 3. 結核疑い:既往歴、免疫低下など
- 4. empiric therapy 3日後にも解熱しない
- 5. 診察医の判断
4.肺炎の予防
- 1. ウイルス感染の予防:マスク、手指衛生、咳エチケット
- 2. 口腔ケア:歯磨き等
- 3. 栄養の保持
- 4. 誤嚥防止
- 5. 脱水回避:夜間のトイレを嫌がらず、こまめに水分摂取
- 6. 避難所の衛生環境の改善、保持
5.肺炎疑い時のempiric therapy
- 経口:メイアクトMS(100)6T 3x または フロモックス(75)6T 3x(以上は食後内服が守れる時)
- クラビット(500)1T 1x または レスピラトリーキノロン*
- 点滴:ロセフィン 1~2g 1日1回点滴
- 経口:メイアクトMS(100)6T 3x または フロモックス(75)6T 3x(以上は食後内服が守れる時)
- レスピラトリーキノロン 半量
- 点滴:ロセフィン 1g 1日1回点滴
- 経口:ジスロマックSR 2g または ジスロマック(250)2T 1X 3日間
- ミノマイシン(100) 2T 2X朝・夕
- 経口:レスピラトリーキノロン
- 点滴:ロセフィン 1回1~2g 1日1回点滴
- チエナム 1回0.5~1g 1日2回点滴
凡例
参考
- http://medical.nikkeibp.co.jp/all/info/mag/express/data/nmexpress1106.pdf