- 英
- middle thoracic esophagus Mt
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Japanese Journal
- 比較的長期の寛解を得ている腹膜播種を伴う胃癌と食道癌の異時性重複癌の1例
- 久保 秀文,中須賀 千代,多田 耕輔,宮原 誠,長谷川 博康
- 山口医学 62(3), 149-155, 2013-08-01
- … 窩部痛を主訴に受診した.上部消化管内視鏡検査で前庭部に3型の腫瘍を指摘され生検で腺癌であった.幽門側胃切除を施行し,術後DTX(docetaxel)+S-1療法を5コース投与した.術後1年目の上部消化管内視鏡検査で胸部中部食道に凹凸不整な粘膜を認め,生検で扁平上皮癌と診断された.開腹すると広汎な腹膜播種を認め迅速病理で胃癌からの腺癌の播種性転移であった.CDDP+S-1を6コース投与し奏効した.その4ヵ月後に食道癌の再燃を …
- NAID 120005341913
- Alport-leiomyomatosis症候群の1小児例
- 森村 敏哉,林 信一,米川 浩伸 [他],大野 康治,里見 昭,森野 正明,村田 晋一,佐竹 亮介,谷水 長丸,池袋 賢一
- 日本小児外科学会雑誌 48(1), 43-49, 2012-02-20
- … 候群の1小児例を経験した.症例は8歳の男児.嘔吐と血尿を主訴に来院した.CT・MRIで胸部下部食道から腹部食道の著明な壁肥厚を認め,食道造影では腫瘤形成による食道内腔の狭窄・通過障害を認めた.また,胸部中部食道壁はびまん性に肥厚していた.腫瘍生検で平滑筋腫と判明,腎生検で糸球体基底膜にCOL4A5の欠損を認めた.食道の通過障害のため,下部食道切除術・胃噴門部切除術を施行した.術後2年経過した現在も食道には …
- NAID 110009438969
- ESD後に胸部大動脈周囲リンパ節再発をきたした食道内分泌細胞癌の1例
- 小林 研二,青木 太郎,西岡 清訓,高地 耕,小森 孝通,畠野 尚典,吉田 恭太郎,林 英二朗
- 日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy 53(1), 28-34, 2011-01-20
- … 61歳男性.主訴は嚥下時心窩部痛,胸部中部食道(Mt)の長径3cm,IIc,食道扁平上皮癌で,ESDを施行.切除標本では低分化型扁平上皮癌,sm1,ly1,v1であり,追加治療として化学療法を施行.14カ月後に胸部大動脈周囲リンパ節転移再発にて,手術を行い,組織学的にはリンパ節再発,内分泌細胞癌であった.集学的治療をするも,初回治療から2年1カ月,食道切除から10カ月で原病死した.術前診断困難な悪性度の高い食 …
- NAID 10027867079
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- 日本人の食道癌は、約50% が胸の中の食道の真ん中から(Mt:胸部中部食道)、次に約25%が 食道の下1/3 (Lt:胸部下部食道)に発生します。食道癌は食道の内面をおおっている 粘膜の表面にある上皮から発生します。食道の上皮は 扁平上皮 ...
- 粘膜筋板に達するあるいは少し超えた病変にも、相対的適応として内視鏡治療を行うことはありますが、切除標本の正確な診断と病理所見によっては後治療(外科手術・放射線治療)が必要です。 手術治療・内視鏡治療以外に食道がん ...
- 食道の解剖生理 a20 *胸部中部食道の長さ=胸部下部食道+腹部食道 解剖学的特性 ①輪状軟骨下端(C5~6)より胃噴門部に至る長さ25cmの管腔臓器である。 ②生理的狭窄部位(3ヵ所)⇒食道入口部・大動脈弓~左主気管支 ...
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- 英
- esophagus (Z)
- 関
- 消化器系
解剖
- 正中面付近を下行してくるが、横隔膜近傍で左側に寄り、背面で胸大動脈と交叉する。
- L10椎体の高さで、食道裂孔を食道神経叢と共に通過して腹腔に入る
部位区分
- SSUR.456
生理的狭窄部 (KL.283, KH. 139)
- 第1狭窄部位:輪状軟骨狭窄部:cricopharyngeal constriction
- 切歯から15cm
- 食道の上端で、咽頭に連なる部位
- 下咽頭収縮筋が食道を囲み、輪状軟骨に付き、この筋の緊張によると考えられる
- 第2狭窄部位:大動脈狭窄部:bronchoaortic constriction
- 切歯から25cm
- 食道の中部で、大動脈弓と左気管支が交叉し、それによって圧される。つまり大動脈弓の
- 第3狭窄部位:横隔膜狭窄部:diaphragmatic constriction
運動 (SP.720)
組織
- 食道腺は粘膜筋板の下に存在する。 ← 粘膜下組織に腺があるのは食道の固有食道腺と十二指腸のブルンネル腺だけ
- 食道は横隔膜より上位では漿膜がなく、癌が周囲に浸潤しやすい
食道の上皮と上皮下の組織
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層構造
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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器官
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単層扁平上皮
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単層立方上皮
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単層円柱上皮
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角化重層扁平上皮
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非角化重層扁平上皮
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上皮表層の構成細胞
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粘膜固有層
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腺の構成細胞
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粘膜筋板
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粘膜下組織 (大抵、粗結合組織)
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筋層
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漿膜(結合組織+単層扁平上皮) 外膜(結合組織のみ)
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食道
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○
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食道噴門腺 (咽頭付近と胃付近に局在)、粘液腺
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粘液細胞 (スムーズに食べ物を流す)
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縱層 (縦走筋のみ)
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固有食道腺(粘液腺、管状胞状、ペプシノーゲン、リゾチーム)
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内輪筋層 外縱筋層 (食道上1/3:骨格筋、食道中1/3:骨格筋、平滑筋、食道下1/3:平滑筋)
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外膜(横隔膜まで) 漿膜
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臨床関連
- 食事の通過障害は生理的狭窄部でおこりやすい。特に第1狭窄部で異物が見られる (KH.141)
- 生理的狭窄部は癌の好発部位であり、第2,第3狭窄部位に多い (KH.141)
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- 英
- street, meatus
- 関
- 管、街路、街角
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- 英
- central part, middle part, midsection
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- 英
- chest, thorax
- ラ
- pectus