- 英
- disinfectant
- ラ
- desinficiens
- 同
- 消毒剤
- 関
- 消毒
消毒剤の抗微生物スペクトル (標準予防策実践マニュアル 南江堂 第2刷 p.44)
◎:有効 ○:効果弱 ×:無効
消毒剤の抗微生物スペクトル (標準予防策実践マニュアル 南江堂 第2刷 p.46)
消毒剤の抗微生物スペクトル(標準予防策実践マニュアル 南江堂 第2刷 p.44 と CBT QB vol2 p.606 の比較)
なにかの医療系雑誌から
- 緑膿菌やセラチア菌にクロルヘキシジンやや逆性石鹸はほとんど無効である
アルコール製剤
- エタノール100%よりエタノール70%(w/v)水溶液の方が脱水作用が強く殺菌力が最も強い。
- イソプロパノール30-70%水溶液はエタノールより殺菌力がやや強いが、特有の臭気と皮膚を荒らす傾向がある。
- 利点:
- 1. 殺菌スペクトルが広い(グラム陰性菌、グラム陽性菌、真菌、HIV、HBC、HCVなどのウイルスに非常にすぐれた殺菌作用)。 ← HBVには有効なの?
- 2. 即効性
- 1. 残留活性に乏しい。
- 2. アルコール水溶液の反復利用で皮膚荒れ
- 3. 汚泥・有機物により殺菌作用低下
参考
WordNet
- a substance that destroys micro-organisms that carry disease without harming body tissues
- thoroughly clean and free of or destructive to disease-causing organisms; "doctors in antiseptic green coats"; "the antiseptic effect of alcohol"; "it is said that marjoram has antiseptic qualities"
- clean and honest; "antiseptic financial practices"
- devoid of objectionable language; "lyrics as antiseptic as Sunday School"
- freeing from error or corruption; "the antiseptic effect of sturdy criticism"
PrepTutorEJDIC
- 殺菌の,消毒の;殺菌した,消毒した / 防腐剤
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/30 10:15:59」(JST)
[Wiki ja表示]
消毒薬(しょうどくやく、英: disinfectants)は、化学的機序により微生物やウイルスを死滅させ、感染力を失わせることを目的として使用される薬物の総称。なお、高水準消毒剤以外は、滅菌はできない。消毒薬の効果は濃度、温度、pH、有機物の有無、微生物の感受性、併用による相乗などの種々の要因により変化する。例えば、一般に消毒薬の温度が10℃上昇すれば、消毒に要する時間は1/2となる。
分類
消毒薬は、薬剤の効能により以下のように分類される。
- 高水準消毒剤(芽胞が多数存在する場合を除きすべての微生物を死滅させる)
- 中水準消毒剤 (結核菌、栄養型細菌、ほとんどのウイルス・真菌を殺滅するが必ずしも芽胞を殺滅しない)
- 低水準消毒剤(ほとんどの栄養型細菌、いくつかのウイルス・真菌を殺滅する)
- グルコン酸クロルヘキシジン
- 塩化ベンザルコニウム(逆性石鹸)
それぞれの薬剤により有効となる微生物、ウイルスが異なる。また使用される部位や、器具にも違いがある。
古くは法定消毒薬として法令(伝染病予防法施行令第3条、同法施行規則第24条1~7項)に以下の9種類があげられていた。
- フェノール(石炭酸水)
- クレゾール水
- 昇汞水(塩化第二水銀)
- カ製石灰(生石灰、酸化カルシウム)
- クロル石灰(さらし粉)
- 次亜塩素酸ナトリウム
- ホルマリン
- ホルムアルデヒド
そして法定消毒薬と同等以上の効力を持っている消毒薬を代用消毒薬と言う。
現行法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)では、技術的な進歩を反映させる意味合いもあり、こうした法定上の指定制度はなくなった。
関連項目
- 消毒
- 石炭酸係数
- 最小発育阻止濃度
- 殺菌 - 殺菌剤
- サニタイザー
外部リンク
- 消毒薬の特性と適正使用 (PDF) - ヤクハン製薬 生体・環境感染対策基礎講座シリーズ(7)
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- シチュエーションに応じた消毒薬の選び方と使い方(第12回)生体の消毒
- 尾家 重治
- 月刊薬事 = The pharmaceuticals monthly 55(1), 119-127, 2013-01-00
- NAID 40019548292
- シチュエーションに応じた消毒薬の選び方と使い方(第11回)細菌の消毒(3)枯草菌,セレウス菌,炭疽菌,クロストリジウム・ディフィシル
- 尾家 重治
- 月刊薬事 = The pharmaceuticals monthly 54(13), 2237-2243, 2012-12-00
- NAID 40019512704
- 一幡 良利,渡部 良平,池宗 佐知子
- 筑波技術大学テクノレポート 20(1), 37-40, 2012-12-00
- … 今回は消毒薬の常在細菌に対する形態変化を透過型電子顕微鏡で観察し、内部構造を理解できるようになった。 …
- NAID 120005063180
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- 院内感染対策を考える上で役立つ。消毒薬の特徴、作用機序、適用範囲が書かれた テキスト。メーカー提供。
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[★]
- 英
- adenovirus
- 同
- ヒトアデノウイルス human adenovirus
- 関
- ウイルス
分類
- ワクチンを作りきれない
性状
- 有機溶媒に耐性 → (だけど、アルコール製剤は有効らしい。消毒薬)
- pH3~9では比較的安定で不活化されにくい→腸管にも達する
- 熱に対して不安定で、60℃20~30分の加熱で不活化
- 呼吸器、結膜、腸管に親和性があり
- 血清型は52型あり、各血清型はウイルスDNAの相同性からA~Fの6亜属に分類され、各亜属の組織親和性と関係する疾患は少しずつ異なる。
- 潜伏部位はアデノイド、扁桃腺、腎臓、リンパ球など
潜伏期
感染経路
症状
アデノウイルス感染症
- 1.急性熱性咽頭炎
- 2.咽頭結膜熱(PCF):プール熱
- 3. 急性気道疾患
- 扁桃腺炎、上気道炎にともなうクループ
- 4. アデノウイルスは胃炎
- 5.急性濾胞性結膜炎
- 6.流行性角結膜炎(EKC)
- 7. 小児腸重積症
- 8.出血性膀胱炎
- 9.乳児性急性胃腸炎
消毒
[★]
- 英
- phenol
- ラ
- phenolum
- 同
- 石炭酸 carbolic acid、ヒドロキシベンゼン hydroxybenzene
- 商
- ウインタミン、エキザルベ 、カチリ、キャンフェニック、セルセプト、パオスクレー、フェノール・カンフル歯科用消毒液、フェノール・亜鉛華リニメント 、フェノール水、ポステリザン、ポステリザンF、メトコール、ラニチジン、ルゴール、レトン、レプチラーゼ、一般診断用精製ツベルクリン、液状フェノール 、乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン、乾燥弱毒生風しんワクチン、乾燥弱毒生麻しんワクチン、乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン、強力ポステリザン、歯科用フェノール・カンフル 、治療用アレルゲンエキス、診断用アレルゲン皮内エキス、組織培養不活化狂犬病ワクチン 、複方ヨード・グリセリン 、複方ヨード・グリセリンFM 、複方ヨードグリセリン
- 関
- 消毒薬
- 消毒薬としては、最近に有効であるが、芽胞、ウイルスには無効。
- 大腸菌とかのプラスミド抽出するときに、蛋白成分を変性凝固させて遠沈させるために用いる。
[★]
- グルコン酸
- 英
- chlorhexidine
- JAN
- 塩酸クロルヘキシジン chlorhexidine hydrochloride、(JANなし)グルコン酸クロルヘキシジン chlorhexidine gluconate
- 商
- アセスクリン、イワコール、ウエルアップ、ウェルマッチ、オールカット、グルクロ、グルコジン、クロヘキシン、スクラビイン、ステリクロン、デスパ、ヒビスクラブ、ヒビスコール、ヒビソフト、ヒビディール、ヒビテン・グルコネート、ヒビテン Hibitane、フェルマ、フェルマジン、ヘヴィック、ヘキザック、ヘキシジン、ベンクロジド、マスキン、ラポテック、オロナイン軟膏
- 関
- 消毒薬。外皮用殺菌消毒剤
- 皮膚手指消毒に用いる。ウイルスに対する効果は未確定(無効という事になっている)。
- グルコン酸塩を粘膜面への使用自体は可能ではあるが、稀にショック様症状(血圧低下、呼吸抑制など)を起こすことがあるので、結膜嚢の洗浄消毒以外、粘膜部位への適用ができなくなった(→グルコン酸クロルヘキシジン中毒)。
[★]
- 英
- formaldehyde
- 関
- ホルマリン
概念
- HCHO。
- ホルマリン。蛋白変性作用を有する。解剖・病理標本の固定・保存として、また蒸気は強力な消毒薬として用いられる。
生体への影響
- 人体へは、粘膜への刺激性を中心とした急性毒性があり、蒸気は呼吸器系、目、のどなどの炎症を引き起こす。皮膚や目などが水溶液に接触した場合は、激しい刺激を受け、炎症を生ずる。(参考1)
- シックハウス症候群の原因となる。
建築基準法による規制
- 建築基準法施行令第20条の五において、居室内において衛生上の支障を生ずるおそれがある物質とはクロルピリホス及びホルムアルデヒドが指定されている。
参考
法令
- 建築基準法施行令(昭和二十五年十一月十六日政令第三百三十八号)
- http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25SE338.html
[★]
- 英
- disinfectant
- 関
- 殺菌剤、殺菌薬、消毒剤、消毒薬、殺菌消毒剤
[★]
- 英
- phenolic disinfectant
- 関
- フェノール phenol、消毒薬
[★]
- 関
- アルコール、消毒薬
[★]
- 英
- disinfection
- 関
- 滅菌、殺菌、消毒剤 消毒薬
- 病原微生物を殺菌、あるいは減弱させて感染を防ぐこと (SMB.49)
- 非病原菌は残存していても良い (SMB.49)
[★]
- 英
- drug, agent
- 同
- 薬物
- 関
- 作用薬、剤、ドラッグ、媒介物、病原体、麻薬、薬剤、薬物、代理人、薬品
[★]
- 英
- poison
- 関
- 劇薬