ブラロック・ハンロン手術
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Japanese Journal
- 82)Blalock-Hanlon手術, 右Blalock-Taussig手術を同時に施行した僧帽弁狭窄, 心室中隔欠損、肺動脈閉鎖, 左室低形成の1例(日本循環器学会第78回近畿地方会)
- 瓦家 伸晃,山口 眞弘,大橋 秀隆,今井 雅尚,大嶋 義博,青山 正人,三戸 壽,鄭 輝男,黒江 兼司
- Japanese circulation journal 59(SupplementII), 743, 1995-06-20
- NAID 110002620534
- 68 TGA症例を除く複雑心奇形に対するBlalock-Hanlon手術症例の検討
- 今井 雅尚,山口 眞弘,大橋 秀隆,大嶋 義博,山下 輝夫,豊田 吉哉,三戸 寿,鄭 輝男,許 永龍,細川 裕平,橘 秀夫
- 日本小児外科学会雑誌 28(3), 643, 1992-05-20
- NAID 110002084519
Related Links
- 2008年1月24日 ... 総肺静脈還流異常症, バルーン心房中隔裂開術(BAS) Blalock-Hanlon手術(姑息手術 ). 肺動脈弁閉鎖症, BrocK手術 Blalock-Taussig短絡手術. 大血管転位症(TGA), BAS Blalock-Hanlon手術(姑息手術) Jatene手術. 大動脈縮窄症, 縮窄 ...
- ①生後2週間以内に緊急手術(姑息手術)を必要とすることが多い。 1)Ⅰ・Ⅱ型⇒ Blalock-Hanlon手術・バルーン心房中隔裂開術(BAS) 2)Ⅱ型⇒PA banding(肺血流 を減少させる) 3)Ⅲ型⇒Blalock-Taussig手術(肺血流低下を是正) ②1歳半~3歳で 根治 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- complete transposition of great arteries, complete-TGA
- 同
- 完全大血管転位 ← googleでこちらが多く、ガイドラインではこちらが使われている。一方、教科書には「完全大血管転位症」として載っていることが多い
- 関
- 大血管転位症 TGA、修正大血管転位症
[show details]
概念
- 大動脈が右室から、肺動脈が左室から起始している先天性心疾患。
疫学
- 男児に多い(64$)
- 早産や低体重児であることは少ない
病型
治療
手術療法
- I型:生後14日までにarterial switch
- そうでないと肺動脈・左室圧が低下し左室の心筋重量が低下してしまうため、術後に左室芽体血圧を支えることができなくなるため
まとめ PED.922
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VSD
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PS
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チアノーゼ
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頻呼吸
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陥没呼吸
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心雑音
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肺血管陰影
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手術
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I型
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-
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-
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生後
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○
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なし
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なし
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増強
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生後14日までにarterial switch
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II型
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+
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-
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軽度
|
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生後1-2週
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生後数日
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-
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新生児期・乳児期早期にarterial switch手術+VSD閉鎖術
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III型
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+
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+
|
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|
生直後
|
-
|
Blalock-Taussig手術→Rastelli手術。乳児期から幼児期前半。
|
SPE.456-457, 医学大事典, YN.C-115
参考
- 先天性心疾患の診断、病態把握、治療選択のための検査法の選択ガイドライン
-complete transposition of the great arteries
- 同
- TGA
[★]
- 英
- total anomalous pulmonary venous connection TAPVC、total anomalous pulmonary venous return TAPVR
- 同
- 総肺静脈還流異常
- 関
- 肺静脈還流異常、部分的肺静脈還流異常、先天性肺静脈還流異常、三日月刀症候群
- チアノーゼ性心疾患
[show details]
- NSU.387
まとめ
- 先天的な心奇形であって、左心房に還流すべき肺静脈血が右心系に流入する病態である。生存に心房中隔欠損か卵円孔開存が必要であり、病態によっては肺静脈閉塞による肺うっ血を来す。右心系の容量負荷により右室肥大、不完全右室ブロックをきたす。チアノーゼ性心疾患であり、多くの場合、生後一ヶ月以内にチアノーゼ、右心不全、肺うっ血による呼吸困難を来す。治療は緊急的に、バルーン心房中隔裂開術(BAS)やBlalock-Hanlon手術を行う。(SSUR.370 YN.C-115)
疫学
- 先天性心疾患の約1%
- 全体の80%以上は新生児期から肺うっ血、肺高血圧、心不全となり早急な手術が必要(SSUR.370)
病型
- I型:上心臓型:垂直動脈から無名静脈、あるいは下大静脈に灌流還流
- II型:心臓型:右房、冠静脈洞
- III型:下心臓型:横隔膜を貫いて下降し、下大静脈、門脈に灌流
病態
検査
胸部単純X線写真
I型:上心臓型
- 次の構造によって8の字(雪だるま)が描かれる
- 上大静脈 腕頭静脈(無名静脈、垂直静脈)
- 右心室 左心
治療
- 心房中隔欠損、卵円孔開存が存在しなければ、緊急にバルーン心房中隔裂開術(BAS)、Blalock-Hanlon手術を施行
- I型:共通肺静脈管を左心房に吻合。垂直動脈結紮切除。心房中隔欠損の閉鎖。
- II型:右心房にパッチを当て、肺静脈血を左心房に流出させる。
- III型:共通肺静脈管を左心房に吻合する。
禁忌
- 酸素投与 → 肺血管抵抗を下げて肺血流を増加させてしまう。
予後
- 手術死亡率:15% (SSUR.372)
- 手術生存者の5-15%に肺静脈の狭窄 (SSUR.372)
- 約60%が生後1ヶ月で心不全となり、約80%が1歳以内に脂肪。
参考
[★]
- 英
- tricuspid atresia TA
- 同
- 三尖弁閉鎖
- 関
- 先天性心疾患、三尖弁、単心室
まとめ
- 先天的に三尖弁が閉鎖している疾患であり、大血管転位の有無、肺動脈狭窄/閉塞などのバリエーションがあるが、共通して言えることは肺循環、体循環の血流が左心室のみから駆出されることにより、左室肥大、チアノーゼを呈する疾患ということである。治療は肺動脈血流量のコントロール(BAS/Blalock-Hanlon手術, PA banding)をした後に、根治的にFontan手術を行う。(YN.C-126 SSUR.372)
概念
- 心房心室中隔の整列異常により、三尖弁口が心室中隔により閉鎖されている先天性心疾患
病型
- a:VSD(-)、肺動脈閉鎖。RA→ASD→LA→LV→A.Aorta→arterial canal→PA。動静脈血混合。
- b:VSD(小)、肺動脈狭窄。RA→ASD→LA→LV→小さいVSD→狭窄したPA。動静脈血混合。肺動脈血流量が少ない。
- c:VSD(大)、肺動脈正常。
病態
- 肺血流減少群(肺動脈閉鎖あるいは狭窄合併例。Ia型、Ib型):生下時より高度チアノーゼ、体重増加不良、低酸素発作。
- 肺血流増加群(心室中隔欠損孔が大きく、肺動脈狭窄の合併はない。Ic型):軽度チアノーゼ。うっ血性心不全。
症状
検査
胸部単純X線写真
治療
- 心房間短絡狭小例:balloon atrio-septostomy(BAS)
予後
国試
[★]
- 英
- Blalock-Hanlon operation
- 同
- ブレロック・ハンロン手術、Blalock-Hanlon手術、心房中隔欠損作成術 atrioseptostomy
- 関
- 心室中隔欠損、バルーン心房中隔裂開術
[★]
- 英
- operation、surgery、operate
- 関
- 機能、外科、外科学、作動、操作、オペ、外科術、運用、操縦、術、外科手術、施行
脳外科
心臓外科
消化器
食道
直腸
-
耳鼻科
婦人科
子宮奇形
産科
[★]
- 英
- surgery
- 関
- 外科、外科学、手術、外科術、外科手術