- 英
- purulence, suppuration
- ラ
- purulenta
- 同
- 化膿性炎 purulent inflammation
WordNet
- symptom of being purulent (containing or forming pus) (同)purulency
PrepTutorEJDIC
- 化膿;うみ
- うみ,化膿
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/10/16 18:33:00」(JST)
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化膿(かのう)は、組織の損傷部が炎症を起こし、好中球を主とした白血球の浸潤と炎症組織の溶解により、粘稠な浸出液を形成すること。組織内に貯留するものは膿と呼ばれ、上部気道炎症では痰として排出される。したがって細菌性の炎症に伴う痰と膿とは本質的には同じものである。
本来は無色であるが、表皮あるいは上部気道炎症では黄色ブドウ球菌が起炎菌であることが多く、菌の色に由来して淡黄色〜黄緑色の膿が出てくることがある。赤血球分解物が混入する場合は赤み~褐色味を呈する。
化膿はブドウ球菌やレンサ球菌などによることが一番多いが、テレビン油などの化学物質などによることもある。
炎症により、白血球走化因子等の産生により血管から炎症組織に浸潤した好中球は貪食作用により、炎症に伴う細胞壊死によって発生した自己分解産物や細菌を取り込む。過剰な取り込みにより死滅すると好中球も自己分解するのでその局所に膿が形成されることになる。炎症の度合いが小さければ、炎症収束後に好中球などは組織から離れるので化膿は起こらないとされている。
化膿が限局されているものを膿瘍といい、皮下や粘膜下に広がる場合を蜂窩織炎という。黄色ブドウ球菌は膿瘍を形成しやすく連鎖球菌は蜂窩織炎を起こしやすいとされる。
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Japanese Journal
- 化膿性脊椎炎 (特集 整形外科に配属されたら、まずはこれだけ! 疾患別 フローチャートでらくらく理解大作戦 : 上肢・脊椎編)
- 整形外科看護 = The Japanese journal of orthopaedic nursing 21(4), 397-403, 2016-04
- NAID 40020803193
- 研究・症例 敗血症性肺塞栓,化膿性脊椎炎から膿胸に至ったLemierre症候群の1例
- 臨床室 アトピー性皮膚炎が感染源と考えられた小児腰椎化膿性脊椎炎の1例
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- 3歳の男児。 6日続く高熱を主訴に来院した。 6日前から38-39℃台の発熱が続いており、昨日から体幹に皮疹が出現してきた。既往歴に特記すべきことはない。 1歳の弟がいる。意識は清明。元気がなく、食事摂取は普段の半分以下であるという。眼球結膜に充血を認める。眼脂を認めない。口唇に発赤と乾燥とを認め、咽頭は発赤している。両側の頸部に径2cmのリンパ節を3個触知する。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。体幹皮膚に不定形の紅斑がある。四肢末端に発赤と浮腫とを認める。血液所見:赤血球450万、Hb13.2g/dl、 Ht40%、白血球22,000、血小板46万。血液生化学所見:総蛋白6.8g/dl、アルブミン3.5g/dl。 CRP16mg/dl。
- 保護者への説明で適切なのはどれか。
- a 「指先の皮膚がむけてきます」
- b 「今後、重度の貧血を合併します」
- c 「弟さんにうつる可能性があります」
- d 「首の腫れている部分(リンパ節)は化膿しています」
- e 「この病気にかかった子どもの半分には心臓に後遺症が残ります」
[正答]
※国試ナビ4※ [106D025]←[国試_106]→[106D027]
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- 英
- purulent、suppurative、pyogenic、pyogenes
- 関
- 化膿、膿性
[★]
- 関
- purulence、purulent、pus、suppurative
[★]
- 関
- purulent、suppuration、suppurative
[★]
- 英
- purulent、suppurative
- 関
- 化膿、化膿性
[★]
- 英
- pus
- 関
- 膿、化膿
[★]
- 英
- pyogenic arthritis of the hip
- 関
- 股関節炎
SOR.531
- 全年齢に起こりうる。特に乳児(生後1ヶ月以内の新生児、特に低出生体重時)に多い
- 男児に多い
- 90%以上は片側性
- 起炎菌:黄色ブドウ球菌
- 感染経路:直接感染、血行感染(肺炎、中耳炎、臍帯炎)
- 炎症の中心:大腿骨頚部骨幹端に血行性骨髄炎 → 関節腔内に波及
- 症状:発熱は必発ではない。不機嫌、食欲不振、感染性下痢
- 検査:白血球増多、CRP陽性、赤沈亢進
- 局所症状:股関節は屈曲・外転・外旋。自動運動制限、他動運動も運動制限有り。
- 画像:X線写真:初期:大腿骨幹端部・骨端核の側方化。→大腿骨骨幹端部に骨萎縮像・骨破壊像、骨膜反応。→骨端核消失、寛骨臼の破壊、病的脱臼
[★]
- 英
- chronic suppurative otitis media
- 同
- 慢性中耳炎 chronic otitis media
[★]
- 関
- 股関節炎、乳児股関節炎
[★]
- 英
- suppurative labyrinthitis
[★]
- 英
- suppurative cholangitis