- 英
- fasciculation, fascicular contraction
- 同
- 筋線維束攣縮
- 関
- 筋線維群あるいは運動単位の自発性収縮
- 筋束が独立・痙攣性に収縮すること
WordNet
- muscular twitching of contiguous groups of muscle fibers
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 足底の筋萎縮と下腿の線維束性収縮を認めた腰部脊柱管狭窄症の1例
- 福田 和昭,瀬井 章,水田 博志,谷脇 琢也,水溜 正也
- 整形外科と災害外科 55(3), 301-305, 2006-09-25
- NAID 10018786715
- Anterior Horn Cell Involvement in Myelitis with Atopic Diathesis (Atopic Myelitis)
- Tokunaga Hideaki /Osoegawa Manabu,Murai Hiroyuki,Ochi Hirofumi,Minohara Motozumi,Taniwaki Takayuki,Kira Jun-ichi,徳永 秀明,小副川 学,村井 弘之,越智 博文,三野原 元澄,谷脇 考恭,吉良 潤一,トクナガ ヒデアキ,オソエガワ マナブ,ムライ ヒロユキ,オチ ヒロフミ,ミノハラ モトズミ,タニワキ タカユキ,キラ ジュンイチ
- 福岡医学雑誌 95, 36-43, 2004-02-25
- … 発電位検査を行った.明らかな筋萎縮は20例中1例(5%)にのみみられ,他では明らかな下位運動ニューロン障害の所見はなかった.針筋電図では12例(60%)で様々な程度の下位運動ニューロン障害の所見が得られた.線維束性収縮電位,線維性収縮電位,陽性鋭波などのon-goingの脱神経所見は5例で,干渉波形の減少を伴う巨大運動単位電位や多相性運動単位電位などの慢性の神経原性所見は12例でみられた.うち4例では,下位運動ニューロ …
- NAID 120002834489
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- 運動神経や脊髄の運動神経細胞(脊髄前角細胞)に障害が起きた時に筋肉が細かくぴくぴくと小さなけいれんのような動きを生じます。これを線維束性収縮言います。筋肉の障害では見られないことから、神経の障害と筋肉の障害の ...
- 線維束性収縮 といって筋肉にいっている運動神経や脊髄にある大型の運動神経細胞(全角細胞)に障害(変性・炎症等)が起きた時(脱神経)に 生じます。 筋萎縮性側索硬化症(ALS)と言う難病(脊髄や脳の運動神経細胞が 変性し ...
- はじめに 線維束性収縮(fasciculation)は筋腹に肉眼的にみられる筋の小さな攣縮ですが、不随意運動に分類されることは適切ではないかと思われます。基本的には、筋線維群もしくは一つの運動単位の無規則な自発収縮です。
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★リンクテーブル★
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- 64歳の男性。ろれつの回りにくさと体重減少を主訴に来院した。半年前から話しにくさを自覚しており、同僚からも声が小さくて聞き取りにくいと指摘されるようになった。2か月前から食事に時間がかかるようになり、2か月間で体重が5kg減少している。1か月前からは両手指の脱力で箸が使いづらく、階段昇降も困難になってきたため受診した。意識は清明。眼球運動に制限はなく顔面の感覚には異常を認めないが、咬筋および口輪筋の筋力低下を認め、舌に萎縮と線維束性収縮を認める。四肢は遠位部優位に軽度の筋萎縮および中等度の筋力低下を認め、前胸部、左上腕および両側大腿部に線維束性収縮を認める。腱反射は全般に亢進しており、偽性の足間代を両側性に認める。Babinski徴候は両側陽性。四肢および体幹には感覚障害を認めない。血液生化学所見:総蛋白 5.8g/dL、アルブミン 3.5g/dL、尿素窒素 11mg/dL、クレアチニン 0.4mg/dL、血糖 85mg/dL、HbA1c 4.5%(基準 4.6~6.2)、CK 182U/L(基準 30~140)。動脈血ガス分析(room air):pH 7.38、PaCO2 45Torr、PaO2 78Torr、HCO3- 23mEq/L。呼吸機能検査:%VC 62%。末梢神経伝導検査に異常を認めない。針筋電図では僧帽筋、第1背側骨間筋および大腿四頭筋に安静時での線維自発電位と陽性鋭波、筋収縮時には高振幅電位を認める。頸椎エックス線写真および頭部単純MRIに異常を認めない。嚥下造影検査で造影剤の梨状窩への貯留と軽度の気道内流入とを認める。
- この時点でまず検討すべきなのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113A046]←[国試_113]→[113A048]
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- 70歳の女性。しばしば転ぶようになったことを主訴に来院した。 1年前から、椅子から立ち上がったり車の後部座席から降りたりする際に尻もちをつくようになり、次第にその頻度が増加した。 1か月前からしばしばむせるようになった。意識は清明。眼球運動は上下方向が制限されており、特に下方視で制限が著しい。入院後の患者の写真(別冊No. 25)を別に示す。
- この疾患で認められるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106A051]←[国試_106]→[106A053]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [110H001]←[国試_110]→[110H003]
[★]
- amyotrophic
- 英
- amyotrophic lateral sclerosis, ALS
- 同
- シャルコー病 Charcot disease、ゲーリック病、Gehrig病 Gehrig's disease、ルー・ゲーリック病 Lou Gehrig病 Lou Gehrig's disease
- 関
- 運動ニューロン疾患
まとめ
- 上位運動ニューロンと下位ニューロンが障害される運動ニューロン疾患の一つである。多くが孤発性であるが、5-10%に家族性の発症が見られ、発症年齢は20歳と若いが、進行は緩徐である。通常は、40歳以降の発症、特に50歳代が多い。下位ニューロンの障害が先行する。一側上肢遠位の筋萎縮で始まり対側上肢、両下肢に筋萎縮が進行し、球麻痺の出現、呼吸筋萎縮に至る。下位ニューロンの障害により、舌の線維束性攣縮、四肢筋の脱力、萎縮、線維性攣縮(これらは上肢優位、遠位筋優位)、また腱反射消失が見られる。また、上位ニューロンの障害により構音障害、嚥下障害、舌運動障害が認められ、下顎反射亢進が認められる。四肢では痙縮が下肢優位にまた、腱反射の亢進と病的反射が認められる。自律神経、感覚神経、脳の高次機能は障害されないため、他覚的感覚障害、眼球運動障害、膀胱・直腸障害、小脳徴候、錐体外路徴候、認知症、褥瘡は認められない。根治療法はなく、リルゾールでの延命治療、対症療法として、嚥下障害に対して経管栄養、呼吸障害に対して人工呼吸器を用いる。(BET.440)
概念
- 軸索変性をきたす神経変性疾患
- 誘発筋電図上ではM波の振幅の減衰が見られる
- 上位運動ニューロンと下位運動ニューロンが侵される。四肢、呼吸筋が侵される。ついには球麻痺をきたす。
- 自律神経、感覚神経、脳の高次機能は障害されない → (筋萎縮性側索硬化症の陰性症状) (1) 他覚的感覚障害、(2) 眼球運動障害、(3) 膀胱・直腸障害、(4) 小脳徴候、(5) 錐体外路徴候、(6) 認知症、(7) 褥瘡
疫学
- 有病率:4-6人/10万人
- 男女比=1.3:1 (YN.J-130)
- 発症年齢:中年以降。40歳以降でみられ、多くは50歳以降
- 日本では紀伊半島、米国ではグアムで多く見られる。
病因
病理
- Lwey body-like hyaline inclusions, Hirano bodies, ブニナ体, slein-like inclusions
症状
検査
- 軸索変性を来すので、神経伝導速度の低下は顕著ではない → 筋電図で神経原性変化を見る!!
鑑別診断
- 変形性頚椎症:知覚障害が出現するので鑑別されるが、症状が神経所見がはっきり分からず、診断に難渋することがある、らしい。
- 球麻痺・呼吸筋麻痺を呈する疾患
国試
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- 英
- muscle atrophy, muscular atrophy
[★]
- 英
- pseudobulbar palsy
- 同
- 偽性球麻痺
- 関
- 球麻痺
[show details]
[★]
- 英
- fasciculation、fasciculate
- 関
- 線維束形成、線維束性収縮、良性線維束性収縮
[★]
- 英
- fasciculation
- 関
- 束状化、線維束性収縮
[★]
- 英
- cramp-fasciculation syndrome
- 関
- 間質性筋炎
[★]
- 英
- benign fasciculation
- 関
- 束状化
[★]
- 英
- fasciculation-weakness syndrome
[★]
- 英
- bundle
- 関
- 束、束ねる