大十二指腸乳頭
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/29 12:39:39」(JST)
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ファーター乳頭 |
|
ラテン語 |
papilla duodeni major |
英語 |
Major duodenal papilla |
ファーター乳頭(ファーターにゅうとう、papilla Vater)とは、主膵管と総胆管が合流した共通管が十二指腸下行部に開口している部分のこと。十二指腸乳頭部、大十二指腸乳頭(Major duodenal papilla)とも呼ばれる。副膵管はファーター乳頭の2~3cm口側に開口し、小十二指腸乳頭(Minor duodenal papilla)を形成する。
関連項目
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- 2. 乳頭部癌:治療および予後 ampullary carcinoma treatment and prognosis
- 3. 膵胆管系の管腔内超音波検査 intraductal ultrasound of the pancreaticobiliary ductal system
- 4. 膵外分泌腫瘍の病理 pathology of exocrine pancreatic neoplasms
- 5. 甲状腺乳頭癌の概要 overview of papillary thyroid cancer
Japanese Journal
- Hemosuccus pancreaticusを呈した脾動脈瘤の1例
- 堤 豊,國枝 保幸,山内 純,中川 宗一,鈴木 晃子,工藤 俊彦,鈴木 岳
- Nippon Shokakibyo Gakkai Zasshi 110(7), 1296-1303, 2013
- … 膵管を介したVater乳頭からの出血,hemosuccus pancreaticusは,消化管出血の一因だがまれである.75歳,男性,陳旧性心筋梗塞などで抗凝固療法を受けていた.突然の腹痛・黒色便で入院,軽度の貧血と肝胆道系酵素・血清アミラーゼの上昇を認め,2回目の上部消化管内視鏡検査でVater乳頭から持続性の出血を確認,腹部CTおよびMRI,血管造影,超音波内視鏡検査より脾動脈瘤が膵管に穿破したものと診断 …
- NAID 130003364403
- 膵管内乳頭粘液性腫瘍の国際診療ガイドラインと診療の現状
- 木村 理,高須 直樹,村山 最二郎
- 日本内科学会雑誌 101(1), 79-92, 2012-01-10
- … IPMNの特徴として,大量の粘液産生とそれによるVater乳頭部の開大および膵管拡張.膵管内を乳頭状に増殖して進展し,浸潤傾向に乏しいこと,予後が良好であること,などがあげられる.男女比は2:1と男性に多く,平均年齢は約65歳と高齢者に多く認められる.好発部位は膵頭部で約70%におよぶ.主膵管の拡張を主体とする主膵管型,膵管分枝の拡張を主体とする分枝型に大別される.IPMNの診断と治療の現状につい …
- NAID 10030391321
- 中島 隆善,塚本 忠司,濱辺 豊,田中 賢一,豊川 晃弘,津村 英隆,向井 秀一,橘 真由美,寺村 一裕
- 日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 108(10), 1720-1725, 2011-10-05
- … 症例は50歳代,男性.下血を主訴に来院.緊急上部消化管内視鏡検査にてVater乳頭の約2cm口側に潰瘍をともなう隆起性病変を認め,同部からの出血に対し内視鏡的止血が困難なため,緊急手術として隆起性病変を含めた十二指腸部分切除術を施行した.病変は直径1.5cm大で副乳頭に一致して存在し,病理組織学的に十二指腸に潰瘍を形成した膵組織であった.十二指腸副乳頭からの潰瘍出血はまれであり,文献的考察を加 …
- NAID 10031122128
Related Links
- 上部内視鏡検査により膵液、胆汁の出口であるVater乳頭部の観察を行ないます。また、血液検査により、膵臓の機能を調べたり、黄疸がないかをチェックします。腫瘍マーカーも進行ガンで陽性になることが多く、治療の参考に ...
- 乳頭部癌 1.乳頭部癌とは 胆汁の通り道である総胆管と膵液の通り道である主膵管が、十二指腸壁を貫き十二指腸内腔へ開口する部位を十二指腸乳頭部(ファーター乳頭)と呼び、ここに発生する悪性腫瘍のことです。
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[★]
- 英
- major duodenal papilla (M,Z)
- ラ
- papilla duodeni major
- 同
- ファーター乳頭 Vater乳頭 Vater's papilla papilla of Vater、ファーテル乳頭
- 関
- 主膵管、総胆管、胆膵管膨大部括約筋、小十二指腸乳頭、十二指腸乳頭
[★]
- 英
- nipple, papilla
- ラ
- papilla mammae
- 関
- 乳房
位置
- 鎖骨中線のあたりであって、T4-T5肋骨の間、すなわち第4肋間隙にある(♂)、と思われる。
- 上記の位置は、性差・個体差あり(KL.265)
臨床関連
- 胸骨圧迫(心臓マッサージ):圧迫部位は両乳頭のを結ぶ線と胸骨が交わる部位である。胸骨のやや下部となる。
[★]
- 英
-
- 関
- 頭部