- 英
- enteroscope
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/01/24 15:05:45」(JST)
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小腸内視鏡(しょうちょうないしきょう、英enteroscopy)とは、十二指腸水平脚~空腸~回腸に至る小腸を観察するための内視鏡。 以下の二つがある。
- フジノンの製品。2003年に発売。同社の内視鏡機器以外では対応していない。
- オリンパスの製品。2007年に発売。フジノンのダブルバルーン小腸内視鏡に対抗して開発。同社の内視鏡機器で用いられている。
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 下血を契機に発見された潰瘍を伴う多発小腸憩室症の1例
- 横田 恭之,橋本 真一,柴田 大明,播磨 郷子,坂井田 功
- 山口医学 62(1), 39-42, 2013-02-01
- … なかった.その後下血が認められたため,小腸出血が疑われ当院へ紹介となった.腹部骨盤造影CT検査では消化管内への造影剤の漏出はなく,空腸に憩室が認められたため,精査目的にて経口的シングルバルーン小腸内視鏡検査が施行された.胃十二指腸および空腸に多発する潰瘍と空腸Treiz靭帯近位に憩室内潰瘍が認められた.ジクロフェナクを常用されており,NSAIDs関連腸管粘膜障害が考えられた.憩室内には腸管内容物が貯留 …
- NAID 120005246295
- 川崎医科大学附属病院におけるバルーン小腸内視鏡検査の現状 : 325症例の解析結果を含めて
- 藤田 穣,眞部 紀明,本多 啓介,垂水 研一,村尾 高久,佐藤 元紀,山中 義之,中津川 善和,大澤 元保,難波 祐子,松本 啓志,鎌田 智有,松本 英男,平井 敏弘,秋山 隆,塩谷 昭子,畠 二郎,春間 賢
- 川崎医学会誌 39(1), 33-42, 2013-00-00
- … バルーン小腸内視鏡(balloon assisted endoscopy; … BAE)は,従来困難であった小腸の検査・治療に有用な検査法である.当院では,2004年にダブルバルーン小腸内視鏡(double balloon endoscopy; … DBE)を導入し,2012年6月現在,234症例(延べ325症例;シングルバルーン小腸内視鏡[single balloon endoscopy; …
- NAID 110009559343
- 矢野 智則,山本 博徳
- 日本消化器内視鏡学会雑誌 55(7), 1961-1968, 2013
- … 伴って,CEの保険適応が拡大され,多くの小腸疾患に使用可能になった.低侵襲なCEと,内視鏡処置が可能なDAEはお互いに補完し合うものであり,両者をうまく組み合わせて診療を行っていくべきである.小腸内視鏡は小腸出血,小腸腫瘍・ポリープ,ポリポーシス,炎症性腸疾患の診療に有用である.さらには,小腸疾患だけに留まらず術後再建腸管を有する例でのERCPや,挿入困難例での大腸内視鏡へも応用され,革 …
- NAID 130003375324
Related Links
- ダブルバルーン小腸内視鏡検査について 小腸は長さが数メートルある消化管の中央にある臓器ですが、口からも肛門からも遠いので、従来の内視鏡では観察が困難でした。そのため、暗黒の臓器と呼ばれていました。
- 患者への負担という点ではカプセル内視鏡には及ばないものの、手元のコントローラーでカメラを自在に動かすことができるため、従来の検査では発見が困難とされてきた小腸の小さな病変部まで詳しく調べることができます。
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★リンクテーブル★
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- 英
- small intestinal endoscopy
- 同
- 小腸鏡検査 enteroscopy
[★]
- 英
- small intestine (Z)
- ラ
- intestinum tenue
- 関
- 管腔内消化
- 小腸は3大栄養素の消化、吸収を行う重要な部位である
- 腸液を分泌する
解剖学
定義
組織学
- →腸腺
生理学
運動の型
- a.分節運動 segmentation
- b.蠕動運動 peristalsis
- 蠕動ラッシュperistalic rush:急速移動。感染性下痢など腸粘膜の異常刺激による。
- 消化間欠期伝播性収縮
運動の発生機構
- 腸平滑筋固有リズムによる。ペースメーカーとなる細胞により発生する。
- 徐波 slow wave、基本的電気リズム basic electric thythm (BER)
- 外来神経系
- 副交感性:促進
- 交感性 :抑制
- 内在神経系
- 胃小腸反射により食後期運動誘発
- なお、IMCの調節には外来、内在神経系のいずれも関係する
- ガストリン、コレシストキニン、インスリン
- 食後期運動増大
- ガストリン
- IMC抑制
- モチリン
- IMC誘発
- セクレチン、グルカゴン
- 運動抑制
炭水化物の吸収
- 食物中の3大炭水化物.
- 1. 二糖類disaccharides
- スクロース(グルコース+フルクトース)
- マルトース(グルコース+グルコース)
- ラクトース(グルコース+ガラクトース)
- 植物性でん粉
- アミロース :グルコースが直鎖状に重合
- アミロペクチン:グルコースが樹枝状に重合
- 直鎖部はα1,4結合
- 分枝部はα1,6結合
- 動物性でん粉
- グリコーーゲン
- グルコースのβ1,4結合(消化不可)
炭水化物の消化
- 管内消化は、主に口腔、十二指腸で起こる
- 唾液αアミラーゼと膵αアミラーゼにより、直鎖状に2~9分子重合したグルコースまで分解される
- αアミラーゼは直鎖部分(α1,4結合)を加水分解する
- 唾液αアミラーゼは作用が弱く、また胃で失活する
- マルトース(グルコース2分子)
- マルトリオース(グルコース3分子)
- α1,4結合マルトオリゴ糖(グルコース4-9分子)
- α限界デキストリン(グルコース5-9分子、分岐したオリゴ糖)
- 2. 膜消化 membrane digestion (終末消化terminal digestion)
- 膜消化は小腸の刷子縁で起こる。
- 刷子縁にはオリゴ糖消化酵素が存在する。
- ラクターゼ:ラクトース→グルコース+ガラクトース
- スクラーゼ:スクロース→グルコース+フルクトース
- マルターゼ:マルトース→グルコース+グルコース
- トレハラーゼ:トレハロース→グルコース+グルコース
- αデキストリナーゼ:α1,4結合,α1,6結合の分解(=isomaltase)
- グルコアミラーゼ:マルトオリゴ糖(α1,4結合)→グルコース
- 3. 吸収(炭水化物の90-95%が小腸で吸収される。)
-
- 刷子縁膜
- Na依存性能動輸送を介して細胞内に取り込まれる。Na+とグルコース(ガラクトース)の共輸送体であるSGLT1が、Na+の濃度勾配を利用して細胞内に取り込む(2次的能動輸送)
- 外側基底膜
- GLUT2による促進拡散により細胞外に拡散する
- 刷子縁膜
- GLUT5によるNa非依存的促進拡散により細胞内に取り込まれる。
- 細胞内
- フルクトース+Pi→グルコース+乳酸
- 外側基底膜
- GLUT2による促進拡散により細胞外に拡散する
炭水化物の吸収傷害
- 腸内炭水化物濃度↑→腸内浸透圧↑ →下痢
- →腸内フローラ(細菌叢) →腸内ガス発生
- 乳糖不耐症
- 小腸上皮細胞刷子縁におけるラクターゼ産生不能
タンパク質の吸収
- 胃や膵臓でタンパク質を分解してオリゴペプチド(アミノ酸4個以上)を生成
- 1-1. 消化酵素の活性化
- ペプシン
- 胃液ペプシノーゲン → (H+が触媒:::) → ペプシン
- 胃液ペプシノーゲン → (ペプシンが触媒) → ペプシン
- トリプシン
- 膵液トリプシノーゲン → (エンテロペプチダーゼ) → トリプシン
- 膵液トリプシノーゲン → (トリプシンが触媒::) → トリプシン
- その他のタンパク質分解酵素(カルボキシペプチダーゼA,B)
- トリプシンが活性化
- 刷子縁でオリゴペプチドの分解がおき、そのための酵素ペプチド分解酵素が存在する。
- アミノペプチダーゼ
- N末から加水分解してアミノ酸を遊離
- ジペプチダーゼ
- ジペプチドを2個のアミノ酸に分解
- ジペプチジルアミノペプチダーゼ
- N末よりジペプチドを遊離する
- 刷子縁膜
- Na+依存性能動的輸送
- 中性アミノ酸、イミノ酸(プロリン、水酸化プロリン)、酸性アミノ酸:::::::::::Na+非依存性促進拡散
- 塩基性アミノ酸、中性アミノ酸(疎水基を有するもの)
- 外側基底膜
- Na+依存性能動的輸送、Na+非依存性促進拡散、単純拡散(外側基底膜はアミノ酸透過性高い)
- 刷子縁膜
- Na+/H+ antiporter
- 2H+/ペプチド synporter
- 細胞内
- プロリダーゼ、ジペプチダーゼ、トリペプチダーゼによる分解
- 外側基底膜
- Na+-K+-ATPase
脂質の吸収
- トリグリセリド(中性脂肪):C14~C18
- コレステロール
- コレステロールエステル
- リン脂質:::::::::主にレシチン
-
- 乳化は脂肪水解を速める
- 胆汁酸、レシチンなどにより1μm以下の脂肪滴形成
- 膵リパーゼ
- トリグリセリド → 2分子の遊離脂肪酸(FFA) + 2-モノグリセリド
- コレステロールエステラーゼ
- コレステロールエステル → FFA + コレステロール
- ホスホリパーゼA2
- レシチン → FFA + リゾレシチン
- 脂肪分解産物(モノグリセリド,リゾレシチン,FFA,コレステロール,脂溶性ビタミン)
- 胆汁酸、レシチンとミセル形成
- ミセルが微絨毛周囲の非撹拝層に侵入→単純拡散により吸収(脂肪の消化・吸収過程の律速過程)
- ミセルにより細胞内に脂肪分解産物が運ばれ、滑面小胞体内で脂肪分解産物から脂質が再合成される。その後、リポ蛋白にと結合してカイロミクロンとなり、ゴルジ装置に入りエキソサイトーシスにより絨毛リンパ管に入る。
栄養の吸収部位
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- 英
- endoscope
- 同
- エンドスコープ
- 関
- 小腸内視鏡、大腸内視鏡、電子内視鏡
[★]
- 英
- enteric、enteral
- 関
- 腸管、経腸、経腸的、経腸性
[★]
- 英
- mirror
- 関
- 写す