性器クラミジア感染症
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/16 14:16:29」(JST)
wiki ja
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
- 1. クラミジア・トラコマチス感染の治療 treatment of chlamydia trachomatis infection
- 2. クラミジア・トラコマティス感染症の臨床症状および診断 clinical manifestations and diagnosis of chlamydia trachomatis infections
- 3. クラミジア・トラコマティス感染症の疫学 epidemiology of chlamydia trachomatis infections
- 4. 新生児におけるChlamydia trachomatis感染症 chlamydia trachomatis infections in the newborn
- 5. 成人における肺炎クラミジアによる肺炎 pneumonia caused by chlamydia pneumoniae in adults
Japanese Journal
- 保健所の性感染症相談・検査事業のクラミジア検査における病原体検査の意義
- 羽鳥 徹,中村 多美子,津久井 智
- 日本公衆衛生雑誌 = Japanese journal of public health 60(11), 691-696, 2013-11
- NAID 40019893466
- 性器クラミジア感染症
- 岩破 一博
- 京都府立医科大学雑誌 122(7), 433-446, 2013-07
- NAID 40019774860
- 性器クラミジア感染症 (特集 HIVと共に生きている)
- 野口 靖之
- Sexuality -(54) (-), 50-55, 2012-01
- NAID 40019180833
Related Links
- [女性の性器クラミジア感染症] は、きわめて症状が軽く、感染症例の5人に1人しか症状 が出ません。 たとえ症状が出ても、わずかに帯下(おりもの)があったり、不正子宮出血 や下腹部痛が出る程度で、 医師でも気を付けないと見落とすような、感染をそれと自覚 ...
- 性器クラミジア感染症の症状・感染のしくみ・検査など、わかりやすく解説。STD研究所 は性病(性感染症)の総合情報サイト。症状・病名・行為から各病気について検索でき ます。自宅でできる性病検査キットの販売も。
Related Pictures
★リンクテーブル★
国試過去問 | 「107I037」「104I003」 |
リンク元 | 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則」「性感染症」「Chlamydia trachomatis」「クラミジアトラコマティス症」 |
関連記事 | 「クラミジア」「感染症」「感染」「症」「クラミジア感染症」 |
「107I037」
- 性器クラミジア感染症の男性における合併症はどれか。2つ選べ。
※国試ナビ4※ [107I036]←[国試_107]→[107I038]
「104I003」
- 外陰部疼痛をきたすのはどれか。
- a 梅毒
- b 性器ヘルペス
- c トリコモナス症
- d 尖圭コンジローマ
- e 性器クラミジア感染症
※国試ナビ4※ [104I002]←[国試_104]→[104I004]
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則」
第1条
(五類感染症)
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号。以下「法」という。)第六条第六項第九号に規定する厚生労働省令で定める感染性の疾病は、次に掲げるものとする。
- 一 アメーバ赤痢
- 二 RSウイルス感染症
- 三 咽頭結膜熱
- 四 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
- 五 感染性胃腸炎
- 六 急性出血性結膜炎
- 七 急性脳炎(ウエストナイル脳炎、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、東部ウマ脳炎、日本脳炎、ベネズエラウマ脳炎及びリフトバレー熱を除く。)
- 八 クラミジア肺炎(オウム病を除く。)
- 九 クロイツフェルト・ヤコブ病
- 十 劇症型溶血性レンサ球菌感染症
- 十一 細菌性髄膜炎
- 十二 ジアルジア症
- 十三 水痘
- 十四 髄膜炎菌性髄膜炎
- 十五 性器ヘルペスウイルス感染症
- 十六 尖圭コンジローマ
- 十七 先天性風しん症候群
- 十八 手足口病
- 十九 伝染性紅斑
- 二十 突発性発しん
- 二十一 破傷風
- 二十二 バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症
- 二十三 バンコマイシン耐性腸球菌感染症
- 二十四 百日咳
- 二十五 風しん
- 二十六 ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
- 二十七 へルパンギーナ
- 二十八 マイコプラズマ肺炎
- 二十九 無菌性髄膜炎
- 三十 薬剤耐性アシネトバクター感染症
- 三十一 薬剤耐性緑膿菌感染症
- 三十二 流行性角結膜炎
- 三十三 流行性耳下腺炎
- 三十四 淋菌感染症
第三章 感染症に関する情報の収集及び公表
(医師の届出)
第4条
- 3 法第十二条第一項第二号に規定する厚生労働省令で定める五類感染症(法第十二条第一項の規定により、当該感染症の患者について届け出なければならないものに限る。)は、次に掲げるものとする。
- 一 アメーバ赤痢
- 二 ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く。)
- 三 急性脳炎(ウエストナイル脳炎、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、東部ウマ脳炎、日本脳炎、ベネズエラウマ脳炎及びリフトバレー熱を除く。)
- 四 クリプトスポリジウム症
- 五 クロイツフェルト・ヤコブ病
- 六 劇症型溶血性レンサ球菌感染症
- 七 後天性免疫不全症候群
- 八 ジアルジア症
- 九 髄膜炎菌性髄膜炎
- 十 先天性風しん症候群
- 十一 梅毒
- 十二 破傷風
- 十三 バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症
- 十四 バンコマイシン耐性腸球菌感染症
- 十五 風しん
- 十六 麻しん
(指定届出機関の指定の基準)
第6条
- 法第十四条第一項 に規定する厚生労働省令で定める五類感染症は、次の表の各項の上欄に掲げるものとし、同項 に規定する五類感染症の発生の状況の届出を担当させる指定届出機関の指定は、地域における感染症に係る医療を提供する体制、保健所の設置の状況、人口等の社会的条件、地理的条件等の自然的条件その他の地域の実情を勘案して同欄に掲げる五類感染症の区分(以下この条並びに次条第一項及び第三項において「五類感染症指定区分」という。)に応じ、原則として当該各項の下欄に定める病院又は診療所のうち当該五類感染症指定区分の感染症に係る指定届出機関として適当と認めるものについて行うものとする。
一 | RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、水痘、手足口病、伝染性紅斑、突発性発しん、百日咳、ヘルパンギーナ及び流行性耳下腺炎 | 診療科名中に小児科を含む病院又は診療所 |
二 | インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く。) | 診療科名中に内科又は小児科を含む病院又は診療所 |
三 | 急性出血性結膜炎及び流行性角結膜炎 | 診療科名中に眼科を含む病院又は診療所 |
四 | 性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ及び淋菌感染症 | 診療科名中に産婦人科若しくは産科若しくは婦人科、医療法施行令(昭和二十三年政令第三百二十六号)第三条の二第一項第一号ハ及びニ(2)の規定により性感染症と組み合わせた名称を診療科名とする診療科又は泌尿器科若しくは皮膚科を含む病院又は診療所 |
五 | クラミジア肺炎、(オウム病を除く。)、細菌性髄膜炎、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症、マイコプラズマ肺炎、無菌性髄膜炎、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症、薬剤耐性アシネトバクター感染症及び薬剤耐性緑膿菌感染症 | 患者を三百人以上収容する施設を有する病院であって、その診療科名中に内科及び外科を含むもの |
(感染症の発生の状況及び動向の把握)
第7条
- 法第十四条第二項 の届出は、当該指定届出機関に係る五類感染症指定区分の感染症の患者又はこれらにより死亡した者については診断し、又は検案した日の属する週の翌週(診断し、又は検案した日が日曜日の場合にあっては、当該診断し、又は検案した日の属する週)の月曜日(前条第一項の表の四の項の上欄に掲げる五類感染症、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症、薬剤耐性アシネトバクター感染症又は薬剤耐性緑膿菌感染症に係るものにあっては、診断した日の属する月の翌月の初日)に、当該指定届出機関に係る疑似症指定区分の疑似症の患者については直ちに行うものとする。ただし、次に掲げる場合は、当該届出をすることを要しない。
- 一 当該指定届出機関(患者を三百人以上収容する施設を有する病院であって、その診療科名中に内科及び外科を含むもののうち、都道府県知事が指定するものに限る。)に係る前条第一項の表の二の項の上欄に掲げる五類感染症の患者に係るものにあっては、当該患者が入院を要しないと認められる場合
- 二 当該指定届出機関に係る疑似症指定区分の疑似症の患者に係るものにあっては、当該疑似症が二類感染症、三類感染症、四類感染症又は五類感染症の患者の症状であることが明らかな場合
- 2 法第十四条第二項 に規定する厚生労働省令で定める事項は、前条第一項の表の二の項の上欄に掲げる五類感染症に係るものについて前項第一号の指定届出機関が届け出る場合にあっては診断した患者に係る集中治療室及び人工呼吸器の使用の有無並びに脳波検査その他急性脳症の発症の有無を判断するために必要な検査の実施に関する事項とし、前条第一項の表の五の項の上欄に掲げる五類感染症に係るものにあっては原因となった病原体の名称及びその識別のために行った検査の方法とする。
- 3 法第十四条第三項 に規定する報告は、五類感染症指定区分の感染症の患者又はこれらにより死亡した者に係るものについては同条第二項 に規定する届出を受けた後七日以内に、疑似症指定区分の疑似症の患者に係るものについては直ちに行うものとする。
法令
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則(平成十年十二月二十八日厚生省令第九十九号)
「性感染症」
- 英
- sexually transmitted disease, STD, STI
- 同
- 性行為感染症
- 関
- 性病
- 性病の上位概念
定義
- 性行為を介して、ヒトからヒトへ病原微生物が直接伝播する感染症の総称
- 性行為は性交のみに限らず、また異性間の場合も同性間の場合も含まれ,性器以外の性交に類似した行為も該当する。
疫学
♂:淋菌性尿道炎 > クラミジア性尿道炎 > 性器ヘルペス > 尖圭コンジローマ ♀:クラミジア性尿道炎 > 性器ヘルペス > 尖圭コンジローマ > 淋菌性尿道炎
性感染症
病原体 | 感染症 | 原因ウイルス |
ウイルス | 性器ヘルペス | 単純ヘルペスウイルス |
尖圭コンジローマ、子宮頚癌 | ヒト乳頭腫ウイルス | |
B型肝炎 | B型肝炎ウイルス | |
C型肝炎 | C型肝炎ウイルス | |
エイズ | ヒト免疫不全ウイルス | |
成人T細胞白血病 | ヒトTリンパ球向性ウイルス | |
サイトメガロウイルス感染症 | サイトメガロウイルス | |
伝染性軟属腫 | 伝染性軟属腫ウイルス | |
伝染性単核症 | EBウイルス | |
細菌 | 梅毒 | 梅毒トレポネーマ |
性器クラミジア感染症 | クラミジア・トラコマチス | |
淋病 | 淋菌 | |
軟性下疳 | ヘモフィルス・デュクレイ | |
鼠径部肉芽腫 | 肉芽腫カリマトバクテリウム | |
赤痢 | 赤痢菌 | |
非淋菌性尿道炎 | クラミジア・トラコマチス、マイコプラズマ、ウレアプラズマ | |
真菌 | 口腔カンジダ症 | カンジダ |
非淋菌性尿道炎 | カンジダ | |
寄生虫、 原虫 |
いろいろ | トリコモナス |
非淋菌性尿道炎 | 腟トリコモナス | |
アメーバ赤痢 | 赤痢アメーバ | |
毛ジラミ症 | Phthirus pubis | |
疥癬 | 疥癬虫 | |
白癬 | Trichophyton rubrum, Trichophyton mentagrophytes | |
ランブル鞭毛虫下痢症 | ランブル鞭毛虫 |
治療薬
- QB.Q-265
URL
- 性感染症
- STDの現状と取り扱い
「Chlamydia trachomatis」
特徴
- 扁性細胞寄生菌 ← 細胞内への移行性・ペプチドグリカン無く、βラクタム無効、アミノグリコシド無効
- 細胞壁有り
- ペプチドグリカン無し
感染症
眼科
- SOP.176
- 新生児封入体結膜炎:母体が本菌による性器クラミジア感染症を発症しており、かつ経腟分娩で出生したときに新生児に見られる封入体結膜炎。
- 成人型封入体結膜炎:トラコーマとよばれている封入体結膜炎である。結膜と角膜を冒す。
産婦人科
- G9M.67,68,74
- 潜伏期間2-3週間で、多くは無症状で経過。帯下は軽度増量し、水様透明の漿液性
泌尿器科
- 尿道炎
- 精巣上体炎
一般的な治療
- マクロライド系抗菌薬(妊婦には特に)、キノロン系抗菌薬、テトラサイクリン系抗菌薬
国試
「クラミジアトラコマティス症」
- 英
- Chlamydia trachomatis disease, Chlamydia trachomatis infection
- 同
- 性器クラミジア感染症 genital chlamydiosis
- 関
- Chlamydia trachomatis, STD、クラミジア感染症
治療
「クラミジア」
ヒトに感染性のクラミジア
- 広義には、クラミジア目(Chamydiales)に属する細菌の総称と思われる。
- 狭義には、4つの科(Family I, Family II, Family III, Family IV)のうちのFamily I(Chlamydiaceae)を指すと思われる。
クラミジア科
クラミジアの特徴
- 偏性細胞寄生性
- 生きている細胞内でのみしか生きることができない
- 宿主細胞の中で増殖し、封入体を形成する
「感染症」
- 英
- infectious disease
- 関
- 感染、定着、感染症法
- →宿主が病原体を追い出そうとしている状態
新興感染症
再興感染症
地域別の感染症
参考になるリンク
- 厚生労働省検疫所 - 感染症別情報トップ
- 厚生労働省検疫所 - 国別感染症情報トップ
- Centers for Disease Control and Prevention
「感染」
- 細菌が宿主の体表面、体内や組織内に付着して増殖し、定着している状態。
- 感染の成立には微生物(定着能、増殖能、細胞内進入能、毒素産生能などを総合した病原性)と宿主(排除能、殺菌能などの生体防御機構)の力関係が崩れたときに生じる
「症」
- 英
- sis, pathy
- 検査や徴候に加えて症状が出ている状態?