- 英
- balanoposthitis
- 関
- 閉塞性乾皮性亀頭炎、包皮炎、包皮、亀頭、亀頭炎
- 多くの場合包茎を伴う
- つまり包皮と亀頭の間に恥垢が蓄積し除去しないなど不潔にしたまま放置した場合に細菌感染を起こし発症しうる。
- 症状は亀頭と包皮先端の発赤・腫脹・疼痛である。
- 治療は抗生剤とステロイドを含有する軟膏の塗布により軽快する。
- 重症例には抗菌薬の服用を要することがある。
- 予防としては包皮を反転して亀頭を洗浄して清潔を保つ事であるが、包皮輪の狭い幼小児で無理に亀頭を露出させて洗浄する必要はない。嵌頓のリスクが有るため危険である。
- 幼小児の場合、予防的に包茎に対する手術を行うのではなく、手術可能になる年齢まで待つことがある。(幼小児の場合は安静が保てないのでリスクが比較的高い全身麻酔にて行う。安静が保てる小学生~高校生であれば局所麻酔にて比較的安全に手術は可能)
WordNet
- inflammation of both the head of the penis and the foreskin
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/01/26 11:17:24」(JST)
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亀頭包皮炎(英: balanoposthitis)と陰茎亀頭および陰茎包皮の炎症。
亀頭に雑菌や真菌(カビ菌)などが感染することによって起こる皮膚炎。感染することがないため、性感染症ではないとされている。亀頭包皮炎が発症すると、亀頭部分や包皮の皮膚が赤くなり、ニキビのような赤い斑点や、ただれ、アトピーのような症状が発生。かゆみや痛みがある場合もある。
市販の軟膏クリームで治癒する場合もあるが、医師の処方が必要な抗生物質や抗真菌剤配合の軟方を必要とする場合もある。
原因
ヒトの場合小児に多く見られ、包茎もその原因となる[1]。
イヌでは亀頭包皮炎は外傷や異物(en:Foreign body)の侵入などの外皮系の崩壊により引き起こされる[2]。一般に行動に異常はなく、陰茎包皮を過度に舐め、黄緑色の膿様分泌が認められる[2]。
ヒツジの潰瘍性地方病性亀頭包皮炎はCorynebacterium renale群(C. renalem、C. pilosum、C. cystidis)により引き起こされる。pizzle rotとして知られる。
ウシでは牛ヘルペスウイルス1型(en:Bovine herpesvirus 1)により引き起こされる。
治療
この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。
抗生物質入りの軟膏の塗布で対応するが、包茎が原因となっている場合、再発を繰り返すのであれば包茎手術を行う[1]。
脚注
- ^ a b 田中啓幹、盛岡政明(編)、2001、『泌尿器科学ハンドブック』、大学教育出版
- ^ a b “Diseases of the Male Reproductive System, VM 552 SAM Urogential System”. College of Veterinary Medicine, Washington State University (2007年7月26日). 2008年6月18日閲覧。
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