サブタイプ | シグナル | 局在 | 機能 | 生体反応 | 選択的作動薬 | 選択的阻害薬 |
5-HT1A | AC↓ | 縫線核 海馬 |
自己受容体 | 8-OH-DPAT tandospirone |
||
5-HT1B | AC↓ | 鉤状回 黒質 |
自己受容体 | |||
5-HT1C | AC↓ | 脳血管 | 血管収縮 | |||
5-HT1D | AC↓ | 皮質 線条体 |
- | sumatriptan | ||
5-HT1E | AC↓ | 脳および末梢 | - | |||
5-HT2A | PLC↑ | 血小板 平滑筋 大脳皮質 |
血小板凝集 収縮 神経興奮 |
α-methtl-5-HT, DOI | スピペロン ketanserin | |
5-HT2B | PLC↑ | 胃底 | 収縮 | α-methtl-5-HT, DOI | ||
5-HT2C | PLC↑ | 脈絡叢 | - | α-methtl-5-HT, DOI | ||
5-HT3 | ion channel | 末梢神経 | 神経興奮 | 2-methyl-5-HT | ondansetron tropisetron | |
腸神経細胞 | 嘔吐 | |||||
最後野 | ||||||
5-HT4 | AC↑ | 胃腸管 | 神経興奮 | renzapride | ||
海馬 | 認知 | |||||
5-HT5A | AC↓ | |||||
5-HT5B | ? | 海馬 | ? | |||
5-HT6 | AC↑ | 線条体 | ? | |||
5-HT7 | AC↑ | 脳下垂体 小腸 |
? |
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/11/21 09:49:24」(JST)
セロトニン受容体(セロトニンじゅようたい、英: Serotonin receptor、5-HT receptor)は主に中枢神経系にある受容体の一群である。
現在知られているセロトニン受容体は11ある。このうち、5-HT3受容体のみが、イオンチャンネル共役型受容体であり、残りはGタンパク質結合受容体である。
受容体 | 作用 | 作動薬 | 拮抗薬 |
---|---|---|---|
5-HT1A | 中枢神経系:神経抑制、行動的影響:睡眠、摂食、体温調節、不安 | クエン酸タンドスピロン、ブスピロン(en:buspirone) | スピペロン、メチオテピン、エルゴタミン、ヨヒンビン |
5-HT1B | 中枢神経系:シナプス前抑制、行動的影響:肺血管収縮 | エルゴタミン、スマトリプタン | メチオテピン、ヨヒンビン、メテルゴリン |
5-HT1D | 中枢神経系:locomotion; (血管:脳血管収縮) | スマトリプタン | メチオテピン、ヨヒンビン、メテルゴリン、エルゴタミン |
5-HT2A | 中枢神経系:神経興奮、行動的影響:平滑筋収縮、血管収縮・拡張、血小板凝集 | α-メチル-5-HT、LSD (中枢神経系) | ケタンセリン、シプロヘプタジン、ピゾチフェン、LSD (PNS)、非定型抗精神病薬(Atypical antipsychotic) |
5-HT2B | 胃:収縮 | ノルフェンフルラミン、α-メチル-5-HT、LSD (中枢神経系) | ヨヒンビン、LSD (末梢神経系) |
5-HT2C | 中枢神経系、脈絡叢:脳脊髄液 (CSF) 分泌 | α-メチル-5-HT、アゴメラチン(en:agomelatine)、LSD (中枢神経系) | メスレルギン、アゴメラチン、LSD (末梢神経系) |
5-HT3 | 中枢神経系、末梢神経系:神経興奮、不安、嘔吐 | 2-メチル-5-HT | メトクロプラミド(高用量)、レンザプリド(en:renzapride)、オンダンセトロン、アロセトロン(en:alosetron)、メマンチン |
5-HT4 | 消化管、中枢神経系:神経興奮、胃腸運動 | 5-メトキシトリプタミン、メトクロプラミド、レンザプリド、テガセロッド(en:tegaserod) | GR113808 |
5-HT5 | 中枢神経系:不明 | 不明 | 不明 |
5-HT6 | 中枢神経系:長期記憶、神経栄養因子 | 不明 | クロザピン |
5-HT7 | 中枢神経系、消化管、血管:不明 | 5-カルボキシトリプタミン、LSD | メチオテピン |
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感度84%, 特異度97%
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179039F1036_1_30/
GOO. 1000- 嘔吐が起こるのは ①嘔吐中枢 延髄、網様体背外側部 ②chemoreceptor trigger zone(CTz) 第4脳室 ジキタリスが刺激 中枢性嘔吐:嘔吐中枢とCTzを刺激 反射性嘔吐:消化管→求心路→嘔吐中枢 抗ガン剤投与時に起きる吐き気の機序 ①血中に入った抗ガン剤が直接CTzを刺激 ②抗癌剤により腸管細胞(enterochromaffin cell)から化学神経伝達物質が生産され、CTzを経てあるいは直接嘔吐中枢に作用する。 中枢神経終末にある5-HT3受容体を介して嘔吐が起こる
一般的作動薬 | 受容体 | G protein subunit | 作用 |
アドレナリン ノルアドレナリン |
α1 | Gq | 血管平滑筋収縮 |
α2 | Gi | 中枢交感神経抑制、インスリン放出抑制 | |
β1 | Gs | 心拍数増加、収縮力増加、レニン放出、脂肪分解 | |
β2 | 骨格筋筋弛緩、内臓平滑筋弛緩、気道平滑筋弛緩、グリコーゲン放出 | ||
β3 | 肥満細胞脂質分解亢進 | ||
アセチルコリン | M1 | Gq | 中枢神経 |
M2 | Gi | 心拍数低下 | |
M3 | Gq | 外分泌腺分泌亢進 | |
ドーパミン | D1 | Gs | 腎臓平滑筋弛緩 |
D2 | Gi | 神経伝達物質放出を調節 | |
ヒスタミン | H1 | Gq | 鼻、器官粘膜分泌、細気管支収縮、かゆみ、痛み |
H2 | Gs | 胃酸分泌 | |
バソプレシン | V1 | Gq | 血管平滑筋収縮 |
V2 | Gs | 腎集合管で水の透過性亢進 |
生合成 トリプトファン → 5-ヒドロキシトリプトファン トリプトファン5-モノオキシゲナーゼ OH /\ /\/ -OOC-CH(NH3+)-CH2----|○| → -OOC-CH(NH3+)-CH2----| ○| || | | || | | \ / \/ \ / \/ NH NH + + テトラヒドロビオプテリン ジヒドロビオプテリン + O2 5-ヒドロキシトリプトファン → セロトニン 芳香族アミノ酸デカルボキシラーゼ OH /\ /\/ -OOC-CH(NH3+)-CH2----|○ | → H2N-CH2-CH2----| ○| || | | || | | \ / \/ \ /\/ NH NH
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