- 英
 
- cervical spondylosis deformans
 
- 関
 
- 頚椎症 cervical spondylosis、頚肩腕症候群、バルソニー病
 
UpToDate Contents
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- 1. 頸部神経根障害の臨床的特徴および診断 clinical features and diagnosis of cervical radiculopathy
 
- 2. 頚椎症性脊髄症 cervical spondylotic myelopathy
 
- 3. 頚部痛および頚椎症の患者の評価 evaluation of the patient with neck pain and cervical spine disorders
 
- 4. 頸部神経根障害の治療 treatment of cervical radiculopathy
 
- 5. 頚椎性頭痛 cervicogenic headache
 
Japanese Journal
- 脊椎疾患 (特集 これだけは押さえて超安心!(1)新人ナースのための脳神経疾患と治療) -- (疾患編)
 
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★リンクテーブル★
  [★]
- amyotrophic
 
- 英
 
- amyotrophic lateral sclerosis, ALS
 
- 同
 
- シャルコー病 Charcot disease、ゲーリック病、Gehrig病 Gehrig's disease、ルー・ゲーリック病 Lou Gehrig病 Lou Gehrig's disease
 
- 関
 
- 運動ニューロン疾患
 
まとめ
- 上位運動ニューロンと下位ニューロンが障害される運動ニューロン疾患の一つである。多くが孤発性であるが、5-10%に家族性の発症が見られ、発症年齢は20歳と若いが、進行は緩徐である。通常は、40歳以降の発症、特に50歳代が多い。下位ニューロンの障害が先行する。一側上肢遠位の筋萎縮で始まり対側上肢、両下肢に筋萎縮が進行し、球麻痺の出現、呼吸筋萎縮に至る。下位ニューロンの障害により、舌の線維束性攣縮、四肢筋の脱力、萎縮、線維性攣縮(これらは上肢優位、遠位筋優位)、また腱反射消失が見られる。また、上位ニューロンの障害により構音障害、嚥下障害、舌運動障害が認められ、下顎反射亢進が認められる。四肢では痙縮が下肢優位にまた、腱反射の亢進と病的反射が認められる。自律神経、感覚神経、脳の高次機能は障害されないため、他覚的感覚障害、眼球運動障害、膀胱・直腸障害、小脳徴候、錐体外路徴候、認知症、褥瘡は認められない。根治療法はなく、リルゾールでの延命治療、対症療法として、嚥下障害に対して経管栄養、呼吸障害に対して人工呼吸器を用いる。(BET.440)
 
概念
- 軸索変性をきたす神経変性疾患
 
- 誘発筋電図上ではM波の振幅の減衰が見られる
 
- 上位運動ニューロンと下位運動ニューロンが侵される。四肢、呼吸筋が侵される。ついには球麻痺をきたす。
 
- 自律神経、感覚神経、脳の高次機能は障害されない → (筋萎縮性側索硬化症の陰性症状) (1) 他覚的感覚障害、(2) 眼球運動障害、(3) 膀胱・直腸障害、(4) 小脳徴候、(5) 錐体外路徴候、(6) 認知症、(7) 褥瘡
 
疫学
- 有病率:4-6人/10万人
 
- 男女比=1.3:1 (YN.J-130)
 
- 発症年齢:中年以降。40歳以降でみられ、多くは50歳以降
 
- 日本では紀伊半島、米国ではグアムで多く見られる。
 
病因
病理
- Lwey body-like hyaline inclusions, Hirano bodies, ブニナ体, slein-like inclusions
 
症状
検査
- 軸索変性を来すので、神経伝導速度の低下は顕著ではない → 筋電図で神経原性変化を見る!!
 
鑑別診断
- 変形性頚椎症:知覚障害が出現するので鑑別されるが、症状が神経所見がはっきり分からず、診断に難渋することがある、らしい。
 
- 球麻痺・呼吸筋麻痺を呈する疾患
 
国試
  [★]
- 英
 
- dropped head syndrome DHS
 
原因
機序
- 頚伸展筋群の脱力
 
- パーキンソン病や頚部ジストニアなどに伴う頚屈曲筋群の強収縮による
 
  [★]
- vertebra, spine
 
- 英
 
- cervical vertebra, cervical vertebrae (N), cervical spine
 
- ラ
 
- vertebrae cervicales
 
- 関
 
- 椎骨、胸椎、腰椎。頚髄
 
頚椎の評価
- 研修医当直御法度 第5版 p.185
 
- ABCDで読む
 
- アライメント、骨、軟骨、(軟部組織の)距離
 
臨床関連
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概念
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疫学
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自覚症状
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他覚症状
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| 頚椎症状
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神経根症状
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脊髄症
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神経根症
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脊髄症
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| 頚椎椎間板ヘルニア
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椎間板の退行変性に基づく線維輪断裂部からの椎間板組織の脱出。後方正中ヘルニア→脊髄症。後側方のヘルニア→神経根圧迫
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30-50歳代。男性。中下位頚椎
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喉頭・頚部から肩甲背部の疼痛、しびれと頚椎運動制限を呈する。通常頚椎の運動時に増悪し、安静にて軽快する。
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一側の肩甲背部の疼痛、上肢へ放散する疼痛、しびれと感覚障害、脱力、筋萎縮、筋の線維性攣縮などを呈する
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感覚以上は手指、手掌全体に及ぶしびれ感が主体で、体幹、下肢に広がる。運動系では、手指巧緻運動障害を訴える。下肢痙攣麻痺(ぎこちない歩行、階段下降時に手すりが必要、走れない)。進行すると膀胱直腸障害を自覚
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神経障害部位に一致した上肢の筋力低下、および筋萎縮、感覚障害、腱反射減弱。Spurlingテスト陽性が多い。
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上肢に障害髄説に一致した腱反射低下、筋力低下。それ以下は錐体路障害による腱反射亢進(Hoffmann反射、Rossolimo徴候、Mendel-Bekhterev反射、膝・足クローヌス陽性)。手指巧緻運動障害。感覚障害は初期に上肢、故知に体幹・下肢に拡大。腹壁反射、睾丸挙筋反射消失。Babinski反射陽性。排尿障害は軽微
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| 変形性頚椎症
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椎間板の退行変性により、椎間板腔の狭小化、椎体近縁の骨硬化・骨棘形成、椎間関節の狭小化などを生じる。これにより、可動域制限、疼痛、こり感などの局所症状を呈した状態
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中下位頚椎。高齢者ではC3-4椎間。
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椎間板および椎間関節の変形などによる頚肩部の疼痛、運動制限
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| 頚椎症性神経根症
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変形性頚椎症に加え、神経根症を呈した状態
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圧迫に伴う神経根刺激症状として、上肢のしびれ、放散痛、感覚異常(後根)がある。
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Jacksonテスト、Spurlingテスト陽性。神経脱落症状としては、感覚鈍麻、脱失および上肢の脱力、筋萎縮筋の線維束攣縮が見られる。
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| 頚椎症性脊髄症
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頚椎症性神経根症に加え、脊髄症を合併した状態。
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上肢における巧緻運動障害、myelopathy hand、下肢腱反射亢進、病的反射の亢進、痙性歩行障害などの痙性麻痺および神経因性膀胱などが見られる。
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| 頚椎後縦靭帯骨化症
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椎体および椎間板の後面にあり脊柱管の前壁をなす後縦靭帯が肥硬・骨化し、脊髄を緩徐に圧迫して脊髄症状を引き起こす疾患。
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後縦靭帯骨化:男性4%、女性2%。
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頚椎可動性の減少、肩こり、頚部痛が見られる。重要な障害は圧迫による脊髄症の麻痺症状である。一般に脊髄症は緩徐に進行する。外傷を契機に急激に悪化する場合もある。受診時に、多くの患者は種子のしびれや巧緻運動障害、下肢の痙性麻痺による歩行障害を呈する。
 | 
  [★]
- spondylosis
 
- 英
 
- cervical spondylosis
 
- 同
 
- 頚部脊椎症、頸椎症
 
- 頸椎骨軟骨症 cervical osteochondrosis
 
-cervical spondylosis
  [★]
- 英
 
- sis, pathy
 
  [★]
- 英
 
- deformity, deformation
 
- 関
 
- [[]]