- 英
- pyramidal tract lesion
- 関
- 仮性クローヌス
- 痙縮 spasticity
- 腱反射亢進
- 病的反射出現
- 痙性麻痺
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/12/01 17:47:19」(JST)
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錐体路障害(すいたいろしょうがい、英語:pyramidal tract disorder)は、錐体路を含めた、主に上位の運動ニューロン障害のことを示す。
運動神経線維(ニューロン)の遠心性経路で延髄の錐体を通る経路のことを錐体路という。随意運動の指令を伝える。前角細胞までを上位運動ニューロンという。前角細胞以下を下位運動ニューロンという。
運動ニューロンの経路は以下の通りである。
- 大脳中心前回 → 内包後脚 → 中脳大脳脚 → 延髄錐体交差 → 脊髄側索または前索 → 脊髄前角細胞 → 末梢神経 → 筋肉
名前の由来
遠心性出力は、4野と6野の大・中錐体細胞の繊維が作る皮質脊髄路と皮質延髄路を介して行われる。これらは延髄の腹側で正中線の両側において、錐体と呼ばれる隆起をつくる。そのため錐体路と呼ばれる。
症状
- 深部腱反射の亢進
- 病的反射の出現バビンスキー反射など
- 痙性麻痺(筋緊張亢進)
- 手・指・足クローヌスの出現
疾患
- 筋萎縮性側索硬化症
- 髄膜炎
- 脊髄空洞症
- 髄液減少症など
関連項目
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Japanese Journal
- ALSの錐体路障害の客観的指標 (特集 ALS--研究と診療の進歩)
- 2-3-20 MRI,TCMS,MRCPを用いた脳血管障害における錐体路障害と運動機能の検討(脳卒中・画像(1),口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩と実践,第43回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 北村 純一,縄井 清志,田中 博,中川 博文,宮原 英夫,村越 義樹
- リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 43(Supplement), S227, 2006-05-18
- NAID 110004873786
Related Links
- 錐体路障害【すいたいろしょうがい】 錐体路の病変による各種障害。一般に,冒された部位と反対側の運動障害,腱(けん)反射の亢進,筋緊張の亢進,皮膚反射の減弱もしくは消失や,バビンスキー反射(足底の外側をひっかくと ...
- 錐体路、錐体外路の障害について 上位運動ニューロン障害(錐体路障害): 中枢性麻痺であって、大脳皮質から内包、脳幹、脊髄を経て脊髄前角細胞に至る経路のどこかに障害のあるときにみられる。 これを核上性麻痺ともいう。
- 錐体路の情報だけでなく、錐体路と障害、錐体路と運動、路の話題も含めて、また脊髄との関係など、錐体路といえば神経ですし、現在ネットにある錐体路情報を動画や掲示板、ニュース、ブログからマガジン形式にわかりやすく ...
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[★]
- 英
- gait, walking
- 関
- 股関節の運動に関与する筋、歩行運動
幼児の歩行
- 12ヶ月:上肢の挙上(high guard)
- 15ヶ月:上肢の中等度の挙上(medium guard)
- 18ヶ月:上肢が下がっている(no guard) → 腕ふりの出現
異常な歩行と疾患 手技みえ.188改変
[★]
- 英
- tendon reflex, tendon jerk
- 同
- 筋伸展反射、深部腱反射 deep tendon reflex, DTR ⇔ (対)表在反射
- 関
- 深部反射
- 腱や骨の叩打によって引き起こされる単シナプス反射。
- 腱の叩打により筋紡錘で生じた求心性インパルスがIa求心性線維(Ia感覚線維)を介して反射中枢に達し、単シナプス的にα運動ニューロンを経て筋を収縮させる反射
反射の異常
亢進
消失
- 反射弓の障害
- 下位運動ニューロン、神経根、末梢神経、筋など
表記方法
程度
- BET
- 消失 absent -
- 減弱 diminished ±
- 正常 normal +
- やや亢進 slightly exaggerated ++
- 亢進 moderately exaggerated +++
- 著明な亢進 markedly exaggerated +++
[★]
- 英
- cremasteric reflex, cremaster reflex (M)
- 同
- 挙睾反射、精巣挙筋反射、精巣挙反射
- 関
- 精巣挙筋、腸骨鼡径神経、インポテンス、陰嚢反射、表在反射
[show details]
- 大腿上部内側の皮膚をなでると同側の精巣が急に挙上する
- 小児でよく見られる
- 腸骨鼡径神経が関与
- 錐体路障害で消失
[★]
- 英
- Wartenberg reflex
- 関
- ワルテンベルク現象、ワルテンベルク徴候
BET.82
- 手を半ば回外位にし、手指を少し曲げさせる。検者は自分の示指、中指をのばして、これを患者の4本の指の末端に横に置き、その上をハンマーで叩く。患者の母趾が内転屈曲すれば陽性。正常では反射は欠如あるいは軽度である。陽性は錐体路障害が疑われる。
参考
- http://www.pdffind.com/pdf/186pi7
[★]
- 英
- Gordon reflex
- 同
- Gordon反射、ゴードン現象 Gordon phenomenon
- 関
- 錐体路障害、バビンスキー反射
- ふくらはぎを把持して母趾が背屈する場合に錐体路障害をありとする反射。
[★]
- 英
- pyramidal tract
- ラ
- tractus pyramidalis
- 関
- 錐体外路、下行性伝導路、錐体路徴候
- 皮質脊髄路、corticospinal tract、皮質核路 tractus corticonuclearis
- 大脳の運動野にあるBetzの巨大錐体細胞などから起こり、内包の膝と後脚の前半部を通過し、大脳脚の中央1/3を通り、胸腹側部を経て脊髄腹側に錐体として出現。さらに下降する際は大部分の線維は錐体交叉で対側に写り脊髄側索の背側半を外側皮質脊髄路となって下降していく。
皮質核路
皮質脊髄路
- 錐体交叉→側索 (外側皮質脊髄路) 対側
- →→→→→前索 (前皮質脊髄路) 同側
[★]
側頭骨の錐体
- 英
- pyramid (KH)
- ラ
- pyramis
延髄の錐体、延髄錐体
- 英
- pyramis
- 図:N.108
- 錐体の高まりの下層に縦走する白い神経線維の束が存在し、これが錐体束である。
- 延髄の前正中裂と前外側溝に挟まれた高まり
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
- 英
- cone, cone cell, retinal cone
- ラ
- conus
- 同
- 錐状体
- 関
- 網膜、桿状体 桿体 杆体
[★]
- 英
- disorder、impairment、dysfunction、damage、difficulty、(妨げ)barrier、impediment、obstacle、disturbance、foe、(化学)hindrance、disorder、impair、lesion
- 関
- 妨げ、撹乱、関門、機能障害、機能不全、困難、傷害、障壁、損なう、損傷、ダメージ、破壊、破損、バリヤー、病変、不安、妨害、乱れ、無秩序、機能異常症、敵、疾患、バリア、バリアー、機能異常、機能不全症
[★]
harm、hazard、injure
- 関
- 危険、損傷、ハザード、傷害を与える、害する