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脳: 間脳 | |
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大脳
間脳
中脳
橋
延髄
脊髄
小脳
脳の矢状断。黄色が間脳。
間脳と脳表面の関係を示した模式図
赤色で示す領域が間脳 |
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名称 | |
日本語 | 間脳 |
英語 | Interbrain |
ラテン語 | Diencephalon |
略号 | DiE, IBr |
関連構造 | |
上位構造 | 前脳 |
構成要素 | 視床、視床下部、脳下垂体、松果体、乳頭体 |
画像 | |
アナトモグラフィー | 三次元CG |
関連情報 | |
Brede Database | 階層関係、座標情報 |
NeuroNames | 関連情報一覧 |
NeuroLex | birnlex_1503 |
NIF | 総合検索 |
MeSH | Diencephalon |
グレイの解剖学 | 書籍中の説明(英語) |
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間脳(かんのう、英: diencephalon)は、大脳半球と中脳の間にある自律神経の中枢。
脳は大脳、脳幹、小脳から構成され、大脳は大脳半球(=終脳)と間脳からなる。また、間脳は大脳半球と中脳の間にある。2つの大脳半球に包まれる様にして一つの間脳があり、2つの大脳半球は一つの間脳に繋がっている。間脳は中脳に繋がっている。間脳は自律神経の中枢である視床下部、種々のホルモンを分泌する脳下垂体、体性感覚などの大半の感覚を司る視床などに区分される。
間脳は大脳半球のほぼ全ての入力と出力を下位中枢と中継する信号の交差点となっている。ヒトは大脳が最も発達していることから、間脳も最大である。
視床は嗅覚を除く全感覚の中継にあたる。視覚と関係があると考えられていたのでこの名称がついている。
中脳が頭頚部の筋肉を直接制御するのに対し、間脳は自律神経やホルモン等を介して内臓全体を制御する。
間脳は視床下部にある自律神経核によって自律神経である交感神経と副交感神経を制御している。交感神経は獲物を捕らえる闘争反応や敵から逃れる逃走反応等を制御し、副交感神経は消化や睡眠等のリラクゼーション反応等を制御する。
間脳は視床下部によって脳下垂体を支配して食欲、性欲、睡眠欲等を制御している。また、免疫等も制御する。間脳の体温調節機能に働きかけ熱発させるサイトカインにIL-1やTNFがある。これらは炎症時に直接間脳に働きかけることにより生体の体温を上昇させ、感染から身を守る。
間脳の位置を様々な方向から見た動画。赤で示す領域が間脳。(出典:Anatomography)
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関連記事 | 「脳」 |
優位半球 | 劣位半球 | |
左 | 右 | |
側頭葉 | 感覚性失語、Wernicke失語、同名性上1/4半盲 | |
頭頂葉 | 対側の感覚 | |
ゲルストマン症候群(手指失認、左右識別障害、失算、失書) | 半側空間無視、病態失認、自己身体失認など | |
前頭葉 | 対側の運動麻痺、眼球運動(対側への追視)障害、運動性失語、知的及び精神的高次機能障害など | |
後頭葉 | 対側の同名半盲、両側後頭葉の障害ではアントン症候群 | |
小脳 | 筋共同運動障害、運動・平衡障害に関係し、運動失調を呈する。測定異常、反復拮抗運動障害、筋緊張低下、運動過多、歩行異常、異常姿勢、発語障害、眼振など |
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
脳での需要量 | 割合 | ||
血液 | 700~900 ml/分 | 心拍出量の | 約15% |
酸素 | 40~46 ml/分 | 全身需要量の | 約20% |
グルコース | 310 μmol/分 | 全身需要量の | 約25% |
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