- 英
- leukocytosis
- 同
- 白血球増加症、(国試)白血球増多
- 関
- 白血球
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DIF.294
国試
WordNet
- an abnormal increase in the number of white blood cells in the blood as a result of infection (as in leukemia) (同)leucocytosis
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Japanese Journal
- 冨田 勇樹,浅野 貴光,中尾 心人,鈴木 勇史,岩島 康仁,宮崎 幹規,前野 健,小栗 鉄也,前田 浩義,佐藤 滋樹
- 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 33(1), 21-27, 2011-01-25
- … 背景.肺多形癌は比較的稀な肺腫瘍であり,ときにgranulocyte colony-stimulating factor(G-CSF)産生による白血球増多症を伴う.症例.症例1は73歳女性.血痰と右下肺野腫瘤影にて受診された.気管支鏡検査にて低分化な非小細胞肺癌と診断され化学療法を施行したが,病状進行が著しく,診断から約2か月の経過にて死亡した.病理解剖にて肺多形癌と診断され,免疫染色にて腫瘍はG-CSF陽性であった.症例2は68歳男性.特発性間質性肺炎にて経過 …
- NAID 110008460778
- 白血病治療中に併発した侵襲性肺アスペルギルス症の一切除例
- 坂入 祐一,門山 周文,和田 啓伸,山田 義人,吉野 一郎
- 日本呼吸器外科学会雑誌 = The journal of the Japanese Association for Chest Surgery 24(6), 945-948, 2010-09-15
- … 症例は皮下出血・発熱を認めた44歳女性.白血球増多症のため当院へ紹介され,急性骨髄性白血病と診断された.抗がん薬治療中に高熱と右肺上葉に増大する浸潤影を認め,侵襲性肺アスペルギルス症(IPA)が疑われた.陰影は抗真菌治療で治癒せず,白血病治療を妨げていた.治療継続のために右肺上葉切除術を施行した.肺病変は背部で壁側胸膜と強固に癒着しており,肺と共に胸膜と筋層の一部を合併切除した. …
- NAID 10026639698
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- 白血球増多症とは、白血球が増加する病気の総称で12000個/1 リットル以上 にもなります。 原因 白血球は好中球、好酸球、リンパ球、好塩基球、単球からなりそれぞれの血球が増加することによって好中球増多症、好酸球増多症 ...
- 白血球増多症とも。白血球の数が正常な 動揺値より病的に増加する症状。普通,血液1mm(3/)中1万1000を超えるもの。各種感染症疾患にみられ,多くの場合好中球の増加が主体をなす 。 ※本文は出典元の用語解説の一部を掲載して ...
- 白血球増多症、白血球増加症(120112) 30代女性。検診にて白血球が多いことを指摘されたとのことで来院。今まで検診に引っかかっ たことは無いという。2ヵ月後の再検査で白血球増加傾向。炎症所見無し。RBCも基準値以上。血 ...
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[正答]
[★]
- 英
- glucocorticoid (Z), glucocorticoids
- 関
- グルココルチコイド
- 関
- 副腎皮質、副腎皮質ホルモン
- 以下、内的に合成される糖質コルチコイドについて述べる
種類
分類
性状
産生組織
標的組織
生理作用
1. エネルギー代謝
- 糖新生においてグルコースの前駆体となるアミノ酸を肝臓に供給すべく動員する作用 (SP.894)
a. 糖代謝作用
- 糖新生の亢進
- 血糖上昇
- 肝細胞以外のグルコースの取り込みを抑制 (SP.894) ← 末梢でインスリンの作用に拮抗
- グルコース-6-ホスファターゼの活性亢進 (SP.894)
- グリコーゲンの合成亢進
- 血糖値の上昇に伴い、肝臓などでグルコースからグリコーゲンが作られる (SP.894)
b. タンパク質代謝作用
- 肝臓での糖新生の基質を末梢から供給する作用
- 肝細胞以外でのアミノ酸取り込み阻害 (SP.894)
- 特定のアミノ酸合成を阻害 (SP.894)
- 生理的範囲:(肝臓)同化作用が起こる、(肝臓以外)異化作用が起こる
- ステロイド大量投与時:ほとんど異化作用が起こる→副作用につながる
c. 脂質代謝作用
- 脂肪細胞に対して、インスリンの拮抗作用を持つが、一方で糖質コルチコイドにより血糖値が上昇する
-
- 脂肪細胞に対してグルコースの取り込みを抑制し、中性脂肪の生合成を抑制し、さらに大量の遊離脂肪酸とグリセロールを放出させる。肝臓でグリセロールからグルコースが合成される。 (SP.894)
- 血糖値の上昇によりインスリンが分泌され、脂肪細胞で脂肪の合成が促進される (SP.894)
- (1)、(2)のいずれの反応が起こるかは体の部位によって異なり、脂肪分布の変化が生じる。
- 中心性肥満、満月様顔貌、バッファローハンプ
2. 電解質代謝作用
- 糖質コルチコイドの電解質コルチコイド様作用。
- Na+再吸収↑、K+排泄↑
- コルチゾールの電解質作用はアルドステロンの約1/400
- コルチゾールの量 はアルドステロンの約 200倍
- ゆえに、電解質コルチコイドの1/2の作用力を持つ
3. 水代謝作用
- GFR↑、ADHに拮抗、細胞内への水移動の抑制→水利尿作用を有する。 尿崩症 + 副腎不全 → 多尿がいくらか改善されると考えて良いと思われる。仮面尿崩症
4. 骨・軟骨に対する作用
- a. ビタミンDと拮抗して腸管からのCa吸収阻害 (SP.894)
- b. 腎尿細管におけるCa再吸収阻害 (SP.894)
- c. 骨芽細胞の分化・増殖を抑制 (SP.894)
- 糖質コルチコイドの大量投与→軟骨↓骨成長↓(活性型ビタミンD3に拮抗・尿細管Ca再吸収↓→PTH↑、骨芽細胞の分化抑制、タンパク質の異化作用↑)→骨粗鬆症、骨壊死 or 骨端線閉鎖を促進(←?要調査)
- b.の機序で尿に排泄されるカルシウムが増加 → 高カルシウム尿症 → 尿路結石
5. 抗炎症作用
- 胸腺やリンパ組織を萎縮させる → 炎症反応や免疫反応を抑制
- リンパ球数の減少、白血球の遊走抑制、抗体産生低下、ヒスタミン放出抑制(局所の毛細血管拡張抑制) (SP.894)
- 末梢好中球数は増加する(YN.F-78) → 白血球増多症
SPC.330
- a) 核内受容体を介してlipocortinを発現させ、これがphospholipase A2を阻害する。これにより、アラキドン酸の産生が抑制され、炎症を促進するロイコトリエンの産生も抑制される。
- b) 末梢血Tリンパ球、単球、好酸球、好塩基球:骨髄からの放出減少と再分配(?)のため末梢血中では減少する。
- c) 末梢血好中球:炎症部位への集合が抑制され(血管外への遊走が抑制される(GOO.1600))、末梢血中では増加する。
- d) Bリンパ球はヘルパーT細胞が抑制されるために抗体産生能が減少する。
- e) リンパ球などの細胞表面の立体構造を換えて抗体や補体の結合を抑制する。
- f) 毛細血管(毛細管)の収縮により、血管の透過性は低下する。
6. 循環器
- カテコールアミン・アンジオテンシンIIによる血管収縮作用の許容作用 → 糖質コルチコイドなしではその作用を十分に及ぼし得ない
- 欠乏症では血管のカテコールアミン・アンジオテンシンIIに対する感受性低下
7. 中枢神経系
8. 成長発達
- 胎児期の消化酵素・リン脂質(肺胞表面の張力に関与)の合成に関与 (SP.895)
- 小児期で骨や熱強訴域に直接作用して身長の伸びを抑制する (SP.895)
作用機序
免疫抑制(GOO. 657,674,1600)
- 糖質コルチコイドはリポコルチンを産生→リポコルチンはホスホリパーゼA2の活性を修飾→アラキドン酸産生↓
分泌調節
- 1. 概日リズム
- 2. フィードバック制御
- 3. ストレス反応
臨床関連
用量
- Low-to-moderate doses — Doses of 1 mg/kg per day of prednisone in children or 40 mg per day in adults may be considered an approximate threshold at which significant toxicities begin to appear with extended use in most individuals.
副作用
- 副腎皮質ホルモン剤
- Patients receiving a glucocorticoid dose equivalent to ≥20 mg of prednisone daily for one month or longer who also have another cause of immunocompromise (eg, certain hematologic malignancies or a second immunosuppressive drug)
- https://www.uptodate.com/contents/treatment-and-prevention-of-pneumocystis-pneumonia-in-hiv-uninfected-patients?
- 0.5mg/kg以上のプレドニゾロン(PSL)を3週間以上投与され、かつST予防投与されていない間質性肺炎74例中7例(9.5%)でPCPを発症(榎本達治,他.ステロイド療法中の間質性肺炎患者に発症したニューモシスチス肺炎の臨床的検討.日呼吸会誌 2005: 43: 725-30)
[★]
- 英
- neutrophilia
- 同
- 好中球増多、好中球増加、好中球増加症
- 顆粒球増加症 granulocytosis、好中球性白血球増加症 neutrophilic leukocytosis
- 関
- 白血球増多症
[show details]
定義
- 成熟好中球の絶対数が8x103/uL以上に増加している状態
- OLM 94,95
-
-
国試
[★]
- pleo
- 英
- pleocytosis
- 同
- 髄液細胞増加症、プレオサイトーシス
- 関
- 白血球増多症
[★]
- 英
- leukocyte, leucocyte (Z), white blood cell (Z), WBC, white corpuscle, white cell
- 関
- 赤血球、血球、血液
白血球
基準値
- 4000-9000 (/μl) (2007前期解剖学授業プリント)
- 異常値の出るメカニズム第5版
- 5000- 8400 (/μl) (健常者の2/3)
- 4500-11000 (/μl) (95%範囲)
年齢との関連
生理的な変動
- 精神的ストレス↑ → 交感神経の刺激により好中球の血管壁遊離が促進されるため
- 午前↓、午後↑
基準値
|
07解
|
異メ
|
流マ
|
HIM.A-1
|
顆粒球
|
好中球
|
桿状核球
|
40~70
|
44~66
|
40~60
|
4~14
|
0~5
|
分葉核球
|
43~59
|
40~70
|
好酸球
|
2~4
|
0~ 4
|
2~4
|
0~6
|
好塩基球
|
0~2
|
0~0.5
|
0~2
|
0~2
|
無顆粒球
|
リンパ球
|
25~40
|
30~38
|
26~40
|
20~50
|
単球
|
3~6
|
0~ 5
|
3~6
|
4~8
|
- 07解: 2007前期解剖学授業プリント
- 異メ: 異常値の出るメカニズム第5版 p.91
- 流マ: 流れが分かる実践検査マニュアル上巻 p.10
(margination)
- 1. 赤血球は軽く早く流れるので血管の中央をながれ、白血球は血管のへりを流れている
(rolling)
(adheresion & arrested)
(transmigration)
- 6. 白血球と血管内皮細胞に発現しているPECAM-1(CD31)がお互い接着し、白血球が血管内皮細胞の間隙を通って細胞外マトリックスに入る
白血球の染色
- 好酸性:赤く染まる→ヘモグロビン
- 好塩基性:青く染まる→リボソーム、核内のヒストン蛋白
- 好酸性でも好塩基性でもない:淡いピンクに染まる
- MPOをもつ:顆粒球(前骨髄球~分葉核球)、単球(前単球~単球)
- MPOをもたない:リンパ球系細胞
- 好中球:長鎖エステルを分解
- 単球:短鎖エステルを分解
関節液
- 炎症 感染
- 200 2000 20000
- 500 5000 50000
臨床関連
- 白血球のインテグリンが欠損または減少する先天性疾患
- 反復性の細菌皮膚感染
- SIRSの診断基準:<4,000/ul or >12,000/ul
[★]
- 英
- hemocyte, blood corpuscle, hematocyte
- ラ
- hemocytus
- 同
- 血液細胞 blood cell
- 関
- 血液
血球の割合
|
個数(/ul)
|
|
個数(/ul)
|
個数(%)
|
赤血球
|
男:500万 女:450万
|
|
5000000
|
95.1
|
白血球
|
5000-10000
|
|
7500
|
0.1
|
血小板
|
15万-35万
|
|
250000
|
4.8
|
寿命
- 赤血球:120日
- 好中球:6-8時間
- 血小板:10日
- 形質細胞:1-3日
- メモリー細胞:数年
血球の特徴
|
|
赤血球
|
単球
|
好酸球
|
好中球
|
好塩基球
|
リンパ球
|
大きさ
|
7~8μm
|
12~20μm
|
10~15μm
|
10~13μm
|
9~12μm
|
7~15μm
|
赤血球と比べた大きさ
|
------
|
かなり大きい
|
2倍以上
|
約2倍
|
2倍弱
|
小リンパ球は同じ程度
|
細胞質
|
|
アズール顆粒。 広く不規則な突起
|
橙赤色の粗大円形顆粒
|
暗紫色に染まる微細な顆粒 アズール顆粒
|
赤紫色の大小不同の顆粒
|
狭く淡い青色
|
核
|
|
くびれ有り
|
2葉、眼鏡型
|
桿状好中球 分葉好中球
|
格の上にも顆粒あり
|
球形
|
[★]
- 英
- polycythemia、polycythaemia
- 関
- 赤血球増加、赤血球増加症、赤血球増多
[★]
- 英
- sis, pathy
[★]
- 関
- 白血球増多症