出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/10/21 00:38:14」(JST)
失禁(しっきん)とは、小便あるいは大便、涙を自分の意思によらず排泄してしまうことである。おもらし、粗相、垂れ流しとも言う。単に失禁とだけ表現する場合は大抵尿失禁を指し、失禁と言う表現は成人に対して示す事が多い。
またそれから転じて、コンデンサや乾電池などの液漏れも失禁と表現されることがある。
小便を自分の意思によらず排泄してしまうこと。睡眠中に無意識のうちに小便を漏らしてしまう場合を寝小便やおねしょと呼ぶ。詳しくは、尿失禁や寝小便を参照。
大便を自分の意思によらず排泄してしまうこと。睡眠中に無意識のうちに大便を漏らしてしまう場合を寝糞と呼ぶ。
感情失禁とも。些細なことで大喜びしたり激怒するなど、喜びや怒りなどの感情が正常の人々よりも簡単に多く漏れること。脳血管性認知症に特異的な症状。なおこの場合の失禁とは排尿・排便ではなく、泣く(涙を流す)ことである。
極限状態における急性ストレス反応により、大小便を失禁してしまう症状。
絞首刑された際に小便、大便が漏れてしまうことがある。首から下の神経が切断され内臓・臓器の筋肉が緩むのが原因とされている。
快感・快楽を目的として、故意に失禁や浣腸による便失禁を行う場合がある。詳しくは糞尿愛好症を参照。
分娩時のいきみで失禁する場合がある。それを防ぐために事前に浣腸や摘便や導尿をしたり、下剤を飲ませたりして排泄させる。
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国試過去問 | 「099H021」「108E015」 |
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自覚症状 | 他覚症状 | |
全身症状 | 熟感,不安感,無力感 | 冷汗 |
循環告症状 | 心惇克進,胸内苦悶 | 血庄低下,脈拍微弱,脈拍頻数 チアノーゼ |
呼吸菩症状 | 鼻閉,喉頭狭窄感, 胸部絞拒感 |
くしやみ,咳発作,喘鳴, 呼吸困難,チアノーゼ |
消化器症状 | 悪心,腹痛,腹鳴,便意, 尿意,口内異物感、異味感 |
嘔吐,下痢,糞便,尿失禁 |
粘膜・皮膚症状 | 皮膚掻痒感 | 皮膚蒼白,皮膚のー過性紅潮 尋麻珍,眼瞼浮庫, ロ腔粘膜浮腫 |
神経症状 | 口唇部しびれ感,四肢末端 のしぴれ感,耳鳴,めまい, 限の前が暗くなる |
痙攣,意識喪失 |
観察部位 | 症状 |
気道 | 口腔内浮腫、喉頭浮腫、嗄声、気管支痙攣、鼻炎症状 |
呼吸 | 呼吸困難、喘鳴 |
循環 | 血管拡張と血液透過性亢進によるショック、冷感、不整脈 |
消化器 | 嘔気、嘔吐、腹痛、下痢 |
精神 | めまい、意識レベル変容、不穏、錯乱、痙攣、失禁 |
皮膚 | 血管性浮腫、冷汗、蕁麻疹、紅斑、掻痒感、チアノーゼ、結膜充血 |
全身 | 脱力、悪寒 |
Grade | 皮膚 | 消化器 | 呼吸器 | 循環器 | 精神神経 |
1 | 限局性掻痒感、発赤、じんましん、血管性浮腫 | 口腔内掻痒感、違和感、軽度口唇腫脹 | - | - | - |
2 | 全身性掻痒感、発赤、じんましん、血管性浮腫 | 上記に加え、悪心、嘔吐 | 鼻閉、くしゃみ | - | 活動性変化 |
3 | 上記症状 | 上記に加え、繰り返す嘔吐 | 鼻汁、明らかな鼻閉、咽頭喉頭の掻痒感/絞扼感 | 頻脈(+15/分) | 上記に加え、不安 |
4 | 上記症状 | 上記に加え、下痢 | 嗄声、犬吠様咳嗽、嚥下困難、呼吸困難、喘鳴、チアノーゼ | 上記に加え、不整脈、軽度血圧低下 | 軽度頭痛、死の恐怖感 |
5 | 上記症状 | 上記に加え、腸管機能不全 | 呼吸停止 | 重度徐脈、血圧低下、心拍停止 | 意識消失 |
治療目標: 呼吸困難の消失、体動、睡眠正常、日常生活正常ピークフ口-(PEF)の正常値(予測値できれば自己最良値70%以上)、,酸素飽和度>90%*、平常服薬・吸入で喘息症状の悪化なし | |||||
喘息症状の程度 | 呼吸困難 | 動作 | 治療 | 自宅治療可/救急/外来入院/ICU** | 検査値* |
1.軽度 | 苦しいが横になれる | やや困難 | ・β2刺激薬吸入、頓用*1 ・テオフイリン薬頓用 |
自宅治療可 | PEF 70~80% |
2.中等症 | 苦しくて横になれない | ・かなり困難 ・かろうじて歩ける |
・β2刺激薬ネブライザー吸入反復*2 ・β2刺激薬皮下注(ボスミン)*3 ・aminophylline点滴*4 ・副腎皮質ステロイド薬静注*5 ・酸素*6 ・抗コリン薬吸入考慮 |
救急外来 ・1時間で症状が改善すれば帰宅治療へ ・4時間で反応不十分/2時間で反応なければ入院し高度喘息症状の治療へ |
PEF 50~70% PaO2 60Torr以上 PaCO2 45Torr以下 SpO2 90%以上.. |
3.高度 | 苦しくて動 けない |
・歩行不能 ・会話困難 |
・β2刺激薬皮下注(ボスミン)*3 ・aminophylline持続点滴*7 ・副腎皮質ステロイド薬静注反復*5 ・酸素*8 ・β2刺激薬ネプライサ吸入反復*2 |
救急外来 ・1時間以内に反応なければ入院治療 ・悪化すれば重篤症状の治療へ |
PEF 50%以下 PaO2 60丁0rr以下 PaCO2 45Torr以上 SpO2 90%以下.: |
4. 重篤症状 (大発作の治療に反応しない 発作・上記治療でも悪化) |
(状態) ・チアノーゼ ・錯乱 ・意識障害 ・失禁 ・呼吸停吐 |
・会話不能 ・体勤不能 |
上記治療継続. ・症状、呼吸機能悪化で挿管*9 ・酸素吸入にもかかわらずPaO2 50Torr以下および/または意識障害を伴う急激なPaCO2の上昇 ・人工呼吸*9 ・気管支洗浄 ・全身麻酔(isoflurane, sevoflurane, enflurane etc.)を考慮 |
ただちに入院、ICU** | PEF 測定不能 PaO2 60Torr以下 PaCO2 45Torr以上 SpO2 90%以下 |
失神 | 痙攣 | |
失禁 | 稀 | 多い |
舌咬傷 | 稀 | 多い |
意識消失 | 短い | 長い |
頭痛、悪心 | 少ない | 多い |
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