- 英
- mucous membrane of mouth (Z)
- 関
- 口腔
臨床関連
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/03/06 06:17:50」(JST)
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胃粘膜の層
1.漿膜 en:Serosa
2. 漿膜下組織 en:Tela subserosa
3. 筋層 en:Muscularis
4. 筋層の斜線維 en:Oblique fibers of muscle wall
5.環状筋 Circular muscle layer
6.縦走筋 Longitudinal muscle layer
7.粘膜下層 en:Submucosa
8.粘膜筋板 Lamina en:muscularis mucosae
9.粘膜 en:Mucosa
10.粘膜固有層 en:Lamina propria
11.上皮細胞 en:Epithelium
12.胃腺 en:Gastric glands
13. 胃小窩 en:Gastric pits
14.絨毛ひだ en:Villous folds
15.胃周辺 Gastric areas(胃表面 gastric surface)
|
概要 |
ラテン語 |
tunica mucosa |
外部リンク |
グレイの解剖学 |
p.1110 |
ドーランド
/エルゼビア |
Mucous membrane |
解剖学用語(英語版) |
粘膜(ねんまく、mucous membrane)は、上皮細胞に覆われた外胚葉由来の上皮層である。吸収と分泌に関わる。さまざまな体腔に配置し、外部環境や内部臓器に面している。鼻孔、唇、耳、生殖器、肛門などあちこちで肌とつながる。粘膜や腺から分泌された濃い粘性の流体が粘液である。粘膜は体内において見られた場所を指し、全ての粘膜が粘液を分泌するわけではない。その表面がいつも粘液性の分泌物で濡れている柔性膜を称するときに限り、「粘膜」という呼称を用いるのである。位置的には中空性臓器の内腔表面に多い。粘膜上皮、粘膜固有層、粘膜筋板より構成される。
大概の呼吸器系は粘膜が特徴的である体腔に含まれる。陰茎亀頭(陰茎の頭部)、陰核亀頭、陰茎包皮、陰核包皮は粘膜であって、皮膚ではない。
目次
- 1 構成
- 2 粘膜の種類
- 3 関連イメージ
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
構成
- 粘膜上皮
- 粘膜表層を守る役目の上皮。そのため機械的な刺激の強い部分(口腔・食道・肛門など)では「重層扁平上皮」で、逆に分泌や吸収の行われる部分(胃・腸など)では「単層円柱上皮」で構成される。
- 粘膜固有層
- 膠原繊維が密に構成する結合組織の層。
- 粘膜筋板
- 粘膜固有層の下に位置する平滑筋の薄い層。粘膜固有層と粘膜下層を分ける。
粘膜の種類
- 頬側粘膜
- 胃粘膜
- 腸管粘膜
- 嗅上皮
- 口腔粘膜
- 子宮内膜
関連イメージ
関連項目
外部リンク
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 口腔粘膜感覚閾値を変動させる要因についての検討--温冷刺激効果を中心に
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
イーフェンバッカル錠50μg
組成
成分・含量(1錠中):フェンタニルクエン酸塩(フェンタニルとして)
添加物
- D−マンニトール、炭酸水素ナトリウム、無水クエン酸、乾燥炭酸ナトリウム、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム
禁忌
効能または効果
- 強オピオイド鎮痛剤を定時投与中の癌患者における突出痛の鎮痛
- 本剤は、他のオピオイド鎮痛剤が一定期間投与され、忍容性が確認された患者で、かつ強オピオイド鎮痛剤(モルヒネ製剤、オキシコドン製剤及びフェンタニル製剤)の定時投与により持続性疼痛が適切に管理されている癌患者における突出痛(一時的にあらわれる強い痛み)に対してのみ投与すること。
- 定時投与されている強オピオイド鎮痛剤が低用量の患者(モルヒネ経口剤30mg/日未満又は同等の鎮痛効果を示す用量の他のオピオイド鎮痛剤を定時投与中の患者)における本剤の使用経験は限られているため、本剤の必要性を慎重に検討した上で、副作用の発現に十分注意すること。
- 通常、成人には1回の突出痛に対して、フェンタニルとして50又は100μgを開始用量とし、上顎臼歯の歯茎と頬の間で溶解させる。
用量調節期に、症状に応じて、フェンタニルとして1回50、100、200、400、600、800μgの順に一段階ずつ適宜調節し、至適用量を決定する。なお、用量調節期に1回の突出痛に対してフェンタニルとして1回50〜600μgのいずれかの用量で十分な鎮痛効果が得られない場合には、投与から30分後以降に同一用量までの本剤を1回のみ追加投与できる。
至適用量決定後の維持期には、1回の突出痛に対して至適用量を1回投与することとし、1回用量の上限はフェンタニルとして800μgとする。
ただし、用量調節期の追加投与を除き、前回の投与から4時間以上の投与間隔をあけ、1日当たり4回以下の突出痛に対する投与にとどめること。
処方時
- 突出痛の回数や受診可能な頻度等を考慮して、必要最小限の錠数を処方すること。
- 誤用防止のため、用量の異なる本剤を同時に処方しないこと。
投与方法
- 本剤は口腔粘膜から吸収させる製剤であるため、噛んだり、舐めたりせずに使用すること(口腔粘膜からの吸収が低下し、バイオアベイラビリティが低下する可能性がある)。
開始用量
- 定時投与中の強オピオイド鎮痛剤としてモルヒネ経口剤30mg/日以上60mg/日未満又は同等の鎮痛効果を示す用量の他の強オピオイド鎮痛剤を定時投与中の患者では、1回の突出痛に対してフェンタニルとして50μgから投与を開始することが望ましい。
- すべての患者において開始用量は1回の突出痛に対してフェンタニルとして50又は100μgであり、他のフェンタニル速放性製剤から本剤に変更する場合でも、必ずフェンタニルとして1回50又は100μgから投与を開始すること(フェンタニルの含量が同じであっても本剤と吸収が異なるため)。
用量調節と維持
- 1回の突出痛に対して1回の本剤投与で十分な鎮痛効果が得られるよう、一段階ずつ漸増して、患者毎に用量調節を行うこと。
- 1回の突出痛に対して本剤の追加投与を必要とする状態が複数回続く場合には、本剤の1回用量の増量を検討すること。
- 1回あたりの投与錠数は4錠(左右の上顎臼歯の歯茎と頬との間に2錠ずつ)までとすること。また、用量調節後は同じ用量の規格に切り替えて1回1錠を投与することが望ましい。
- 定時投与中のオピオイド鎮痛剤を増量する場合や種類を変更する場合には、副作用に十分注意し、必要に応じて本剤の減量を考慮すること。
- 1回の突出痛に対してフェンタニルとして1回800μgで十分な鎮痛効果が得られない場合には、他の治療法への変更を考慮すること。
- 1日に4回を超える突出痛の発現が続く場合には、定時投与中の強オピオイド鎮痛剤の増量を検討すること。
慎重投与
- 慢性肺疾患等の呼吸機能障害のある患者[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
- 喘息患者[気管支収縮を起こすおそれがある。]
- 徐脈性不整脈のある患者[徐脈を助長させるおそれがある。]
- 肝・腎機能障害のある患者[代謝・排泄が遅延し、副作用があらわれやすくなるおそれがある(「薬物動態」の項参照)。]
- 頭蓋内圧の亢進、意識障害・昏睡、脳腫瘍等の脳に器質的障害のある患者[呼吸抑制を起こすおそれがある。]
- 口内炎、口腔内出血、口腔粘膜に欠損のある患者[血中濃度が上昇し、副作用があらわれるおそれがある。]
- 薬物依存の既往歴がある患者[依存性を生じやすい。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
依存性(頻度不明注1))
- 連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。連用中に投与量の急激な減量又は中止により退薬症候があらわれることがある。
また、乱用や誤用により過量投与や死亡に至る可能性があるので、これらを防止するため観察を十分に行うこと。
呼吸抑制(頻度不明注1))
- 呼吸抑制があらわれることがあるので、無呼吸、呼吸困難、呼吸異常、呼吸緩慢、不規則な呼吸、換気低下等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。なお、本剤による呼吸抑制には、麻薬拮抗剤(ナロキソン塩酸塩、レバロルファン酒石酸塩等)が有効である。
意識障害(頻度不明注1))
- 意識レベルの低下、意識消失等の意識障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明注1))
- ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
痙攣(頻度不明注1))
- 痙攣があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
薬理作用
- マウスにおけるテールクランプ試験で、フェンタニルの鎮痛作用(ED50=80μg/kg、皮下投与)は、投与後4分以内に発現、10〜15分で最大に達し、45分後には消失するのに対し、モルヒネ(ED50=15mg/kg、皮下投与)は投与後15分以内に発現、45分で最大に達した。フェンタニルの作用は、モルヒネよりも速く発現し、持続時間は短い16)。
- ラットにおけるテールプレッシャー試験(ED50=20μg/kg、皮下投与)及びブラジキニン誘発疼痛試験(ED50=8μg/kg、皮下投与)でフェンタニルの用量依存的な鎮痛作用が報告されている17)。
- ウサギを用いて歯髄刺激による体性感覚野誘発電位を指標に鎮痛作用を検討したところ、本剤の口腔粘膜投与において用量依存的な鎮痛作用を示した18)。
作用機序
- チャイニーズハムスター卵巣細胞に発現させた各オピオイド受容体結合試験の結果、フェンタニルはμオピオイド受容体に対してδオピオイド受容体及びκオピオイド受容体に比べ120〜220倍高い親和性が示されている19)ことから、μオピオイド受容体を介して鎮痛作用を示すものと考えられている。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- フェンタニルクエン酸塩(Fentanyl Citrate)
化学名
- N-(1-Phenethylpiperidin-4-yl)-N-phenylpropanamide monocitrate
分子式
分子量
融 点
性 状
- 白色の結晶又は結晶性の粉末である。メタノール又は酢酸(100)に溶けやすく、水又はエタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくい。
★リンクテーブル★
[★]
- 57歳の女性。下肢の皮疹を主訴に来院した。6か月前から激しい掻痒を伴う皮疹が多発し、自宅近くの診療所で副腎皮質ステロイド外用薬を処方されているが、寛解と増悪を繰り返すため受診した。下肢の広範囲に米粒大から爪甲大の丘疹、結節が多発し、表面は紫紅色調で光沢を帯び、白色線条を伴う。既往歴に特記すべきことはない。内服している薬はない。皮膚生検を施行したところ、表皮基底細胞の液状変性と表皮直下の帯状細胞浸潤を認めた。下肢の写真(別冊No. 15A)及び生検組織のH-E染色標本(別冊No. 15B)を別に示す。
- さらに確認すべき部位はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113A040]←[国試_113]→[113A042]
[★]
- 52歳の男性。発熱と体幹の皮疹を主訴に来院した。3日前に38℃台の発熱と咽頭痛が出現した。自宅近くの医療機関でNSAIDを処方されたが、顔面と体幹に小水疱が多発したため受診した。妻が2週前に帯状疱疹に罹患したという。径2~3mmの紅暈を伴う小水疱と小膿疱を播種状に認め、一部にびらんと痂皮を伴う。体幹全体の写真(別冊No.3A)及び拡大写真(別冊No.3B)を別に示す。
- この患者の全身を診察した際に水疱が認められる可能性が最も高いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114B026]←[国試_114]→[114B028]
[★]
- 68歳の女性。皮膚の出血斑を主訴に来院した。打撲した記憶がないにもかかわらず、数か月前から両側の手背と前腕とに出血斑が見られることが気になっていたという。鼻出血と歯肉出血とを認めない。口腔粘膜に点状出血を認めない。両側の手背と前腕とに径 5cmの紫斑を3個認める。血液所見:赤血球468万、 Hb13.9g/dL、 Ht42%、白血球6,300、血小板20万、 PT98%(基準80-120)、 APTT33秒(基準対照32)。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106I044]←[国試_106]→[106I046]
[★]
- 23歳の女性。発熱と発疹とを主訴に来院した。10日前から微熱と咽頭痛とがあり、イブプロフェンを含有する市販感冒薬を内服していた。3日前から顔面と体幹とに紅斑を認め、眼球結膜の充血と口腔粘膜のびらんとが出現した。体温38.2℃。体幹の一部の紅斑は標的様で、中央に水疱を形成している。
- 考えられる疾患はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [105D049]←[国試_105]→[105D051]
[★]
- 特徴的な症候と毒物の組合せで誤っているのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097G067]←[国試_097]→[097G069]
[★]
- a 潜伏期間は10~14日である。
- b 発熱は二峰性の経過を取る。
- c 口腔粘膜に白色斑がみられる。
- d 皮疹は癒合する。
- e 解熱とともに皮疹は消失する。
[正答]
※国試ナビ4※ [113B018]←[国試_113]→[113B020]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [110B010]←[国試_110]→[110B012]
[★]
- 英
- pemphigoid
- 関
- 水疱症
表皮下水疱症(類天疱瘡群) (NDE.218)
- 自己免疫性水疱症(後天性水疱症) autoimmuno blistering disease
-
代表的な天疱瘡と類天疱瘡の比較
[★]
- 英
- buccal mucosa
- 関
- 口腔粘膜、頬粘膜
[★]
- 関
- buccal mucosa、oral mucosa
[★]
- 英
- disease of oral mucosa
- 関
- 口腔粘膜、口腔
参考
- 1. [charged] Oral lesions - uptodate [1]
[★]
- 英
- smear of oral mucosa
- 関
- 頬粘膜塗抹標本
[★]
- 英
- oral mucositis
- 関
- 口内炎
[★]
- 英
- oral submucous fibrosis
[★]
- 英
- mucosa (KL), mucous membrane (KH), endometrium (Z. L-20), mucosae (Z. P-27)
- ラ
- tunica mucosa
- 関
- 粘膜固有層、粘膜筋板、粘膜下組織、筋層
定義
粘膜
粘膜下の深層にある組織
[★]
- 英
- oral cavity (Z), buccal cavity
- ラ
- cavum oris, cavitas oris
[★]
- 英
- membrane
- 関
- メンブラン、メンブレン