- 英
- amcinonide
- 商
- ビスダーム
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/08/13 14:08:48」(JST)
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アムシノニド
|
IUPAC命名法による物質名 |
IUPAC名
2-[(1S,2S,4R,8S,9S,11S,12R,13S)-12'-fluoro-11'-hydroxy-9',13'-dimethyl-16'-oxo-5',7'-dioxaspiro[cyclopentane-1,6'-pentacyclo[10.8.0.02,9.04,8.013,18]icosane]-14',17'-dien-8'-yl]-2-oxoethyl acetate
|
臨床データ |
販売名 |
シクロコート |
Drugs.com |
Micromedex Detailed Consumer Information |
胎児危険度分類 |
|
法的規制 |
|
投与方法 |
外用 |
識別 |
CAS番号
(MeSH) |
51022-69-6 |
ATCコード |
D07AC11 |
PubChem |
CID: 443958 |
DrugBank |
DB00288 |
ChemSpider |
392009 |
UNII |
423W026MA9 |
KEGG |
D01387 |
ChEBI |
CHEBI:31199 |
ChEMBL |
CHEMBL1200732 |
化学的データ |
化学式 |
C28H35FO7 |
分子量 |
502.572 g/mol |
SMILES
-
O=C(OCC(=O)[C@]45OC6(O[C@@H]5C[C@@H]2[C@@]4(C[C@H](O)[C@]3(F)[C@]/1(/C=C\C(=O)\C=C\1CC[C@@H]23)C)C)CCCC6)C
|
InChI
-
InChI=1S/C28H35FO7/c1-16(30)34-15-22(33)28-23(35-26(36-28)9-4-5-10-26)13-20-19-7-6-17-12-18(31)8-11-24(17,2)27(19,29)21(32)14-25(20,28)3/h8,11-12,19-21,23,32H,4-7,9-10,13-15H2,1-3H3/t19-,20-,21-,23+,24-,25-,27-,28+/m0/s1
-
Key:ILKJAFIWWBXGDU-MOGDOJJUSA-N
|
アムシノニド(Amcinonide)は、アトピー性皮膚炎やアレルギー性接触皮膚炎による痒み、赤み、腫れの治療に用いられる糖質コルチコイド外用薬である[1][2]。
商標名は、シクロコート(Cyclocort)である。
出典
- ^ Drugs.com: Amcinonide topical
- ^ Bickers, D. R. (1984). “A comparative study of amcinonide and halcinonide in the treatment of eczematous dermatitis”. Cutis; cutaneous medicine for the practitioner 34 (2): 190–194. PMID 6383735. 編集
Japanese Journal
- アムシノニド軟膏およびクリ-ムの皮膚科疾患に対する効果
Related Links
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- アムシノニドについての基本情報 アムシノニドの効能・作用……効能は『湿疹・皮膚炎・アトピー性皮膚炎・乾癬・掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)・紅皮症・虫さされ・扁平苔癬・慢性円板状エリテマトーデス・円形脱毛症
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
成分・含量(1g中)
添加物
- 炭酸プロピレン、エチレンカーボネート、セタノール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、クエン酸、白色ワセリン
禁忌
(次の場合には使用しないこと)
- 皮膚結核、単純疱疹、水痘、帯状疱疹、種痘疹
[症状を増悪させるおそれがある。]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎
[穿孔の治癒を阻害するおそれがある。また、感染症があらわれるおそれがある。]
- 潰瘍、第2度深在性以上の熱傷・凍傷
[上皮形成を阻害するおそれがある。また、感染症があらわれるおそれがある。]
効能または効果
- ◇湿疹・皮膚炎群(手湿疹、進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、日光皮膚炎を含む)
- ◇痒疹群、虫さされ
- ◇乾癬
- ◇掌蹠膿疱症
- ◇扁平苔癬
- ◇紅皮症
- ◇慢性円板状エリテマトーデス
- ◇円形脱毛症
- 通常1日1〜数回、適量を患部に塗布する。
なお、症状により適宜増減する。
重大な副作用
後嚢白内障、緑内障
頻度不明
- 眼瞼皮膚への使用に際しては、眼圧亢進、緑内障を起こすことがあるので注意すること。大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、後嚢白内障、緑内障等があらわれることがある。
薬効薬理
抗炎症作用
血管収縮作用
- 0.1%アムシノニド軟膏、同クリームをヒト健常皮膚に貼付したときの血管収縮作用は、0.1%トリアムシノロンアセトニド軟膏、同クリーム、0.12%吉草酸ベタメタゾン軟膏、同クリームより強い。9)
浮腫抑制作用
- アムシノニド軟膏、同クリームのクロトン油耳介浮腫に対する抑制作用は、吉草酸ベタメタゾンより強く、軟膏で2倍、クリームで8倍である(ラット、塗布)。10)
遅延型アレルギー皮膚炎症抑制作用
- アムシノニド軟膏、同クリームのピクリルクロライドによる皮膚炎惹起動物に対する炎症抑制作用は、吉草酸ベタメタゾンより強い(マウス、塗布)。10)
胸腺萎縮作用
- アムシノニド軟膏、同クリームを48時間塗布したときの胸腺萎縮作用は、吉草酸ベタメタゾンより弱く、約1/3以下である(ラット、塗布)。10)
副腎皮質機能抑制作用
- 0.1%アムシノニド軟膏、同クリームを乾癬患者等に大量(軟膏30g/日×3日、クリーム20g/日×7日)に密封塗布した場合は、一時的な副腎皮質機能抑制がみられるが、軟膏1日5g・5日間密封塗布した場合は、副腎皮質機能抑制はほとんどみられない。11,12)
クロスオーバー法による0.1%アムシノニド軟膏と0.12%吉草酸ベタメタゾン軟膏との比較では、アムシノニドは吉草酸ベタメタゾンより、副腎皮質機能抑制は軽度である。11)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 16α,17α-cyclopentylidenedioxy-9α-fluoro-11β,21-dihydroxy-1,4-pregnadiene-3,20-dione-21-acetate
分子式
分子量
融点
旋光度
性状
- 本品は白色〜淡黄色の結晶性の粉末である。
本品はアセトン、ジクロロメタン又はクロロホルムに溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、エタノール(95)又は2-プロパノールにやや溶けにくく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
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