- 英
- β-lactam antibiotics, beta-lactam antibiotic
- 同
- β-ラクタム化合物 β-lactam compound
- 関
- 抗菌薬
種類
特徴
- 抗菌力が強い
- 抗菌スペクトルが広い
- 副作用が少ない
構造
副作用
- アレルギー(過敏症)
- 菌交代症(偽膜性大腸菌)
- 腎障害
- 肝障害
- アンタビューズ様作用、ビタミンK代謝障害
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- P2-256 抗緑膿菌活性を持つβ-ラクタム系抗菌薬のPK-PD理論に基づく血中濃度シミュレーション処方設計支援の検討(一般演題 ポスター発表,薬物動態・TDM・投与設計,臨床から学び臨床へと還元する医療薬学)
- 實川 東洋,福田 恵子,柳下 照子,若松 孝嘉,日野 光紀,青山 隆彦,松本 宜明
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 20, 432, 2010-10-25
- NAID 110008109254
- 歯周病関連細菌に対する sitafloxacin の抗菌力について
- 穂坂 康朗,齋藤 淳,石原 和幸,中川 種昭
- 日本歯周病学会会誌 52(3), 239-244, 2010-09-03
- … 本研究では, 新規キノロン系抗菌薬であるsitafloxacinの歯周病関連細菌を含むバイオフィルム構成細菌16菌種29菌株に対する有効性について, βラクタム系抗菌薬, マクロライド系抗菌薬および他のニューキノロン系抗菌薬との比較検討を行った。 …
- NAID 10027096432
- 第2回日本化学療法学会分離菌感受性調査 (2007年度) における呼吸器感染症分離菌のβ-ラクタム系抗菌薬感受性に関する解析 : PK/PDブレイクポイントの観点から
- 二木 芳人,河野 茂,渡辺 彰,青木 信樹
- The Japanese journal of antibiotics 62(3), 203-213, 2009-06-25
- NAID 10028254768
Related Links
- βラクタム系はβラクタム環を中核とする抗生物質である。サブクラスには,セファロスポ リン系およびセファマイシン系(セフェム系),カルバセフェム系(ロラカルベフ), ペニシリン系,クラブラン酸,カルバペネム系,およびモノバクタム系がある。全てのβ ラクタム系 ...
- 複合ペニシリン系薬. アンピシリン・クロキサシリン(ABPC/MCIPC ビクシリンS®). β ラクタマーゼ阻害剤配合ペニシリン系薬. アンピシリン・スルバクタム(ABPC/SBT ユナシン®); クラブラン酸・アモキシシリン(AMPC/CVA ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、28、29の問いに答えよ。
- 35歳の女性。発熱と咳とを主訴に来院した。
- 現病歴: 2週前から発熱と咳嗽とが出現し、日ごとに悪化している。
- 既往歴: 特記すべきことはない。薬物アレルギー歴はない。
- 家族歴: 特記すべきことはない。
- 生活歴: 海外渡航歴はない。ペットは飼育していない。
- 現症 : 意識は清明。身長 150cm、体重 54kg。体温 38.7℃。呼吸数 32/分。脈拍 108/分、整。血圧 80/60mmHg。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2) 88%。舌・口腔粘膜に乾燥を認める。右下肺野背面にcoarse cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝、脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。
- 検査所見: 血液所見: 赤血球 428万、Hb 11.9g/dl、Ht 30%、白血球 11,200(桿状核+分葉核好中球78%、好酸球1%、好塩基球1%、単球8%、リンパ球12%)、血小板35万。血液生化学所見:総蛋白 7.0g/dl、アルブミン 3.5g/dl、尿素窒素 25mg/dl、クレアチニン 0.9mg/dl、総ビリルビン 1.0mg/dl、AST 27IU/l、ALT 25IU/l、LD 250IU/l(基準176-353)。CRP 8.1mg/dl。胸部エックス線写真(別冊No.3A)と喀痰のGram染色標本(別冊No.3B)とを別に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [104F027]←[国試_104]→[104F029]
[★]
- 英
- ceftazidime, CAZ
- 商
- Fortaz, Ceptaz, Tazicer, Taxidime。セパダシン、モダケミン、モダシン、モベンゾシン
- 関
- セファロスポリン系抗菌薬
-
-
抗菌スペクトル
効果・効能
- モダシン静注用
適応菌種
- 本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、シュードモナス属、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、ステノトロホモナス(ザントモナス)・マルトフィリア、アシネトバクター属、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く)
適応症
- 敗血症、感染性心内膜炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、肝膿瘍、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎、中耳炎、副鼻腔炎
[★]
- 英
- Enterococcus
- 同
- Enterococcus属、エンテロコッカス
- 関
- 腸球菌、腸球菌属、Enterococcus属、エンテロコックス、エンテロコッカス属、エンテロコックス属
概念
腸球菌属
[★]
- 英
- cefoperazone CPZ
- ラ
- cefoperazonum
- 化
- cefoperazone sodium セフォペラゾンナトリウム
- 商
- CEFOBID。スペルゾン、スルタムジン、スルペゾール、スルペラゾン、セフォセフ、セフォビッド、セフォペラジン、セフォン、セフロニック、ナスパルン、バクフォーゼ、ワイスタール
- 関
- セファロスポリン系抗菌薬
-
-
抗菌スペクトル
[★]
- 英
- ceftriaxone, CTRX
- 化
- セフトリアキソンナトリウム ceftriaxone sodium
- 商
- Rocephin。セフィローム、セフキソン、セロニード、リアソフィン、ロセフィン、ロゼクラート
- 関
- 抗菌薬
- first aid step1 2006 p.140,168,173
-
-
- 第三世代セファロスポリン系抗菌薬:同系統の中では半減期が長い。1日1回投与でよい。
- 添付文書的には1日1-2g(力価)を1回又は2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。
[★]
- 同
- ペニシリン系抗生物質 penicillin antibiotics
- 関
- 抗菌薬、βラクタム系抗菌薬、ペニシリン
構造
- 骨格:penam
- 側鎖のついたβ-ラクタム環を含むチアゾリジン環
ペニシリン系抗菌薬
[★]
- 英
- antibacterial drug, antibacterial
- 関
- 抗生剤、薬理学、抗菌薬一覧、抗細菌薬
- first aid step 1 2006 p.165
定義
- 細菌/微生物に静菌作用、殺菌作用を示す物質。結果として、人において病原性を除去する目的で使用される。
- このうち、微生物によって産生される物質を抗生物質と呼ぶ
作用機序による分類
- first aid step 1 2006 p.165
|
Mechanism of action
|
Drugs
|
1
|
Block cell wall synthesis by inhibition of peptidoglycan cross-linking
|
penicillin, ampicillin, ticarcillin, piperacillin, imipenem, aztreonam, cephalosporins
|
2
|
Block peptidoglycan synthesis
|
bacitracin, vancomycin, cycloserine
|
3
|
Disrupt bacterial/fungal cell membranes
|
polymyxins
|
4
|
Disrupt fungal cell membranes
|
amphotericin B, nystatin, fluconazole/azoles
|
5
|
Block nucleotide synthesis
|
sulfonamides, trimethoprim
|
6
|
Block DNA topoisomerases
|
quinolones
|
7
|
Block mRNA synthesis
|
rifampin
|
8
|
Block protein synthesis at 50S ribosomal subunit
|
chloramphenicol, erythromycin/macrolides, lincomycin, clindamycin, streptogramins (quinupristin, dalfopristin), linezolid
|
9
|
Block protein synthesis at 30S ribosomal subunit
|
aminoglycosides, tetracyclines, spectinomycin ATuSi → あつし
|
薬物動態
- 濃度依存性:アミノグリコシド系抗菌薬、ニューロキノロン系抗菌薬
- 時間依存性:βラクタム系抗菌薬
治療期間
小児
- 尾内一信 ; 第 39 回日本小児感染症学会教育講演 2 小児感染症の抗菌薬療法 -耐性菌時代の適正使用-
感染臓器・臨床診断
|
原因菌
|
投与期間(抗菌薬)
|
髄膜炎
|
インフルエンザ菌
|
7-10日
|
肺炎球菌
|
10-14日
|
髄膜炎菌
|
7-10日
|
GBS,腸内細菌,リステリア
|
21日
|
中耳炎
|
<2 歳
|
10日
|
2 歳≦
|
5-7日
|
咽頭炎
|
A 群連鎖球菌
|
10日(ペニシリン系薬)
|
5日(セフェム系薬)
|
肺炎
|
肺炎球菌,インフルエンザ菌
|
解熱後3-4日
|
黄色ブドウ球菌
|
3-4週間
|
マイコプラズマ,クラミジア
|
10-21日
|
腎臓、膀胱炎、腎盂腎炎
|
大腸菌,プロテウス,腸球菌
|
3日
|
14日
|
骨髄炎
|
黄色ブドウ球菌
|
21日
|
連鎖球菌,インフルエンザ菌
|
14日
|
主要な感染症の抗菌薬投与期間
- 感染レジマニュ p.27
ソース不明
妊婦に避けるべき抗菌薬
- Antibiotics to avoid in pregnancy
- Sulfonamides––kernicterus.
- Aminoglycosides––ototoxicity.
- Fluoroquinolones––cartilage damage.
- Erythromycin––acute cholestatic hepatitis in mom
- (and clarithromycin––embryotoxic).
- Metronidazole––mutagenesis.
- Tetracyclines––discolored teeth, inhibition of bone growth.
- Ribavirin (antiviral)––teratogenic.
- Griseofulvin (antifungal)––teratogenic.
- Chloramphenicol––“gray baby.”
- SAFE Moms Take Really Good Care.
使っても良い
- YN.H-24
参考
- まとまっていてよい
- http://www.antibiotic-books.jp
[★]
- 英
- drug, agent
- 同
- 薬物
- 関
- 作用薬、剤、ドラッグ、媒介物、病原体、麻薬、薬剤、薬物、代理人、薬品
[★]
- 英
- antibacterial、antimicrobial、antibiotic
- 関
- 抗菌剤、抗菌性、抗菌的、抗菌薬、抗生剤、抗生物質
[★]
- 英
- lactam
- 関
- ラクタム系