- 同
- 胆汁酸負荷テスト
- 関
- 経口胆汁酸負荷試験、胆汁酸
概念
方法
- ウルソデオキシコール酸を300-600mg経口投与し、血性胆汁酸の変化を検査。(QB.A-324)
判定
- 健常人では血中胆汁酸は1-8μm/L(LAB.1351)
高値
低値
- 10μmol/L以下:吸収障害(回腸、特に回盲部)(1)
参考
- 回腸末端部切除後の血中胆汁酸組成の変化と経口的胆汁酸負荷試験の有用性について
- 平野 正満,藤村 昌樹,木下 隆,山本 育男
- 日本外科学会雑誌 99(臨時増刊), 508, 1998-03-10
- LINKOUT CiNii Article
- 在宅経腸栄養療法中のクローン病再燃予測因子としての経口胆汁酸負荷試験の意義
- 179 硬変肝の胆汁酸負荷試験による切除量決定(<特集>第45回日本消化器外科学会総会)
- 大西 博信,谷村 弘,石本 喜和男,佐々木 政一,内山 和久,中井 健裕,落合 実,山出 尚久,坂田 好史,堂西 宏紀
- 日本消化器外科学会雑誌 28(2), 437, 1995-02-01
- LINKOUT CiNii Article
- Crohn病における在宅経腸栄養療法の緩解維持効果の検討-製剤別の比較を含めて-
- 野村 昌史,垂石 正樹,蘆田 知史,綾部 時芳,榮波 克也,斉藤 裕輔,小原 剛,柴田 好,並木 正義
- 日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 92(1), 32-40, 1995-01-05
- LINKOUT CiNii Article
- http://suuchan.net/note/Chapter-040804.html
UpToDate Contents
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- 1. 胆嚢摘出術以外の胆のう結石症治療の概要overview of nonsurgical management of gallbladder stones [show details]
… decrease in frequency within a few weeks of bile acid administration even though gallstones are still present . This observation was supported by a cohort study that included 527 patients with uncomplicated …
- 2. 原発性胆汁性胆管炎(原発性胆汁性肝硬変)の治療のためのウルソデオキシコール酸の試験trials of ursodeoxycholic acid for the treatment of primary biliary cholangitis primary biliary cirrhosis [show details]
…cholestasis, and replacement of endogenous bile acids by a non-toxic bile acid (UDCA) might protect the liver and retard the progression of these disorders. In preliminary studies of patients with primary biliary …
- 3. 脳腱黄色腫症cerebrotendinous xanthomatosis [show details]
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- 4. 妊娠性肝内胆汁うっ滞intrahepatic cholestasis of pregnancy [show details]
… population studied, and gestational age at diagnosis . Postprandial serum total serum bile acid levels are generally higher than fasting levels . Because pruritus can precede the rise in serum bile acids by several …
- 5. がん予防cancer prevention [show details]
… with high glycemic load , but large cohort studies have not confirmed this finding . A meta-analysis of prospective cohort studies found no significant association between glycemic load and breast cancer …
Japanese Journal
- 回腸末端部切除後の血中胆汁酸組成の変化と経口的胆汁酸負荷試験の有用性について
- 在宅経腸栄養療法中のクローン病再燃予測因子としての経口胆汁酸負荷試験の意義
- 179 硬変肝の胆汁酸負荷試験による切除量決定(<特集>第45回日本消化器外科学会総会)
- 大西 博信,谷村 弘,石本 喜和男,佐々木 政一,内山 和久,中井 健裕,落合 実,山出 尚久,坂田 好史,堂西 宏紀
- 日本消化器外科学会雑誌 28(2), 437, 1995-02-01
- NAID 110001320000
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- examination、test、testing、assessment、trial、exam、examine
- 関
- アセスメント、計測、検査、検定、試み、査定、試行、調べる、診断、治験、調査、テスト、判定、評価、検討、影響評価、実験デザイン、研究デザイン、データ品質、対応群、スコアリング法
循環器
肝臓異物排泄能
カルシウム
ビタミン
血液
- ショ糖溶血試験:(方法)等張ショ糖液に血液を加える。(検査)溶血の存在。低イオン強度では補体の赤血球に対する結合性が増し、発作性夜間血色素尿症 PNHにおいては溶血をきたす。スクリーニング検査として用いられ、確定診断のためにはハム試験を行う。
- ハム試験 Ham試験:(方法)洗浄赤血球に塩酸を加え、弱酸性(pH6.5-7.0)条件にする。(検査)溶血の存在。発作性夜間血色素尿症 PNHにおいては弱酸性条件で補体に対する感受性が亢進するため
産婦人科
内分泌
視床下部-下垂体-糖質コルチコイド
高血圧
- 立位フロセミド負荷試験:(投与)フロセミド、(検査)血漿レニン濃度:フロセミドでhypovolemicとし歩行負荷で交感神経を興奮させレニンの分泌を促す。原発性アルドステロン症の場合、レニン高値のまま無反応。
膵臓
膵外分泌機能
腎臓
ガストリノーマ
感染症
[★]
- 英
- bile
- 関
- 肝臓、胆嚢、胆管
- 0.5-1.0 L/day, pH 8.0-8.6
- 消化酵素を含まないアルカリ性の分泌液である
分泌部位
部位 胆汁 割合
肝細胞 毛細管胆汁 2/3
胆細管 胆細管胆汁 1/3
分泌経路
- 肝臓胆汁が総肝管を経由して胆嚢にいたり、ここで濃縮を受けて胆嚢胆汁となる。
機能
- 胆汁酸により、直径1μm以下の脂肪滴が形成され、表面積拡大によりリパーゼと反応しやすくなる。
- ミセルの直径5nm。胆汁酸は両親媒性であり親水基と疎水基を持つ。
- 親水性: OH基,ペプチド結合,カルポキシル基
- 疎水性: 上記部分以外
- 胆汁に含まれる胆汁酸とリン脂質により、モノグリセリド・脂肪酸とミセルを形成することができる。
- 3. コレステロールとビリルビンの排出
- 4. 胃酸の中和
組成
1. 胆汁酸
- see HBC.236
1次胆汁:コレステロールより合成
コール酸
キノデオキシコール酸
2次胆汁:1次胆汁の腸内細菌による代謝(7位の部位のOH基が除去される)
デオキシコール酸
リトコール酸
3次胆汁:肝臓から分泌される状態(可溶性)
タウロコール酸(タウリンと抱合)
グリココール酸(グリシンと抱合)
2. 胆汁色素
ビリルビン:Hbの代謝産物
間接型(不溶性)
↓←グルクロン酸抱合
直接型(水溶性)(抱合型ビリルビン)
↓
ウロビリノーゲン(腸管)
↓
ステルコピリン(腸管)
↓
排泄
3. 脂質
リン脂質(主にレシチン)
不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
コレステロール
不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
4.電解質成分
陽イオン:Na+(主)、その他K+,Ca2+
陰イオン:Cl-,HCO3-(アルカリ性)
胆汁の分泌と排出
1. 毛細管胆汁
1-1. 胆汁酸依存性胆汁
胆汁酸と水分の分泌:胆汁酸の腸肝循環に依存。
腸肝循環:肝臓から分泌された胆汁が小腸で吸収され、門脈を経て肝臓に戻り、再び排泄されること。
タウロコール酸・グルココール酸
陰イオンに解離しやすく吸収されやすい。
リトコール酸
非解離型なので糞便中に排泄される。
分泌された胆汁酸の95%は腸肝循環により再利用される。
1-2. 胆汁酸非依存性胆汁
胆汁酸以外の分泌:Na+,K+,Ca2+,Cl-,HCO3-,ビリルビン(有機陰イオン)
等張性 :Na+,Cl-,HCO3-は血漿濃度に類似
2. 胆細管胆汁
2-1. Na+,HCO3-(高濃度),水の分泌---セクレチンによる
2-2. Na+,Cl-の吸収
3. 胆汁の濃縮(胆嚢)
電解質吸収(Na+,Cl-の能動的吸収)とそれに伴う水の吸収→5-50倍に濃縮
4. 胆汁排出
食後30分で胆嚢収縮開始。液性の調節機構による排出が主である。
4-1. 液性
十二指腸内食物→CCK分泌→オッディ括約筋弛緩・胆嚢収縮
十二指腸内食物→セクレチン分泌→CCKの作用に拮抗
胃内食物→ガストリン分泌→胆嚢収縮
4-2. 神経性
迷走神経性反射→オッディ括約筋弛緩,胆嚢収縮(関与の程度不明)
臨床関連
- 胆道系に形成された結石。半数以上は無症状SilentStoneである
- 食後3時間程度で痛痛発作、黄痘などを呈する事がある。
- コレステロール系結石(全体の70%):コレステロールの過飽和による。
- ビリルビン系結石(全体の30%):黒色石+ビリルビンCa石
- その他:炭酸カルシウム石など
-
- 1. ビリルビンの生成過多
- 2. 肝細胞によるビリルビンの取り込み減少
- 3. グルクロン抱合障害
- 4. 胆汁へのビリルビン分泌障害
- 5. 胆管閉塞
[★]
- 英
- bile acid、cholic acid
- 関
- 一次胆汁酸、二次胆汁酸
生合成
種類
胆汁酸の運命
- 肝機能が低下した場合、タウリン抱合が進まずに血中の胆汁酸濃度が上昇する。
胆汁酸の吸収
- クローン病で回腸が障害されると、胆汁酸の吸収が障害され、進行性脂肪吸収障害を来す。
機能
臨床関連
- 黄疸:胆汁酸の皮膚沈着により掻痒を生じる、らしい。
- 胆汁酸下痢:終末回腸の切除により胆汁酸の再吸収が妨げられ、大腸に流入した胆汁酸が脱水素胆汁酸となり水吸収を阻害して下痢をきたす、らしい。105E043
[★]
- 英
- load、charge、load
- 関
- 荷電、チャージ、電荷、荷重、帯電、負担、ロード
循環器
PT.291
前負荷 preload
- 心室の拡張終期に心室にある血液量、すなわち拡張終期容量(EDV)
後負荷 afterload
[★]
- 英
- tolerance test、load test、challenge test
- 関
- 誘発試験