- 37歳の2回経産婦。妊娠28週4日。少量の出血と規則的な腹部緊満感とを主訴に来院した。外子宮口は閉鎖しているが、少量の出血を認める。経膣超音波検査では、内子宮口の漏斗状開大を認め、子宮頸管長は24mmである。胎児心拍数陣痛図で子宮の収縮は当初15分に1回程度であったが、徐々にその間隔は短縮しつつある。胎児は週数相当の発育を示しており、特別な異常を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球401万、Hb12.0g/dl、Ht36%、白血球16,400、血小板25万。CRP6.9mg/dl。子宮頸管粘液中顆粒球エラスターゼ4.4μg/ml(基準1.6以下)。
- 対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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- 子宮頚管炎、切迫早産
- 絨毛膜羊膜炎疑い
- 症状が出現していないので(顕性絨毛膜羊膜炎ではない)、抗菌薬で病原体の制圧を図りつつ切迫早産を予防すべく子宮収縮抑制薬を投与する。
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[★]
- 32歳の初妊婦。前回までの妊婦健康診査では特に異常を指摘されていなかった。妊娠28週時に血圧164/100mmHg、下腿浮腫を認めるようになったので入院した。尿蛋白100mg/dl。安静と塩酸ヒドララジン投与とで経過をみていたが、1週後に視覚異常を訴えている。血圧172/112mmHg。腱反射は亢進している。
- 治療薬はどれか。
[正答]
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- 18歳の女子。会社を休みがちで、心配した家族に伴われて来院した。高校卒業後デパートに就職したが、大勢の客の前で商品の説明をすることや販売することに苦痛を感じ、休みがちとなった。自宅では特に変わった様子はない。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
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