- 英
- Ehlers-Danlos syndrome, EDS
- 同
- (国試)Ehlers-Danlos症候群、過剰弾力性皮膚 cutis hyperelastica
- 関
- マルファン様過剰運動性症候群
- コラーゲンの合成あるいは構造の異常
- 単一遺伝子疾患
- 遺伝様式は多様
病型
- Ehlers-Danlos症候群 皮膚脆弱型
- Ehlers-Danlos症候群 古典型
- Ehlers-Danlos症候群 後側彎型
- Ehlers-Danlos症候群 血管型
- Ehlers-Danlos症候群 間接弛緩型
- Ehlers-Danlos症候群 過可動型
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/02/06 18:09:21」(JST)
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エーラス・ダンロス症候群 |
EDSの患者には、関節過度可動性がみられる。
|
分類及び外部参照情報 |
ICD-10 |
Q79.6 |
ICD-9 |
756.83 |
MedlinePlus |
001468 |
eMedicine |
derm/696 ped/654 |
Patient UK |
エーラス・ダンロス症候群 |
MeSH |
D004535 |
エーラス・ダンロス症候群(エーラス・ダンロスしょうこうぐん、英語: Ehlers-Danlos syndrome, EDS)とはコラーゲン線維形成機構の異常を原因とする症候群。皮膚無力症、皮膚脆弱症、過剰弾力性皮膚とも呼ばれる。皮膚の過伸展、脆弱性、血腫が認められ、間擦部の増大により掻痒を示す。臨床症状、皮膚伸展率の測定により診断する。クッシング症候群、皮膚弛緩症、後天性皮膚脆弱症候群との鑑別が必要。特異的な治療法はない。
関連項目
参考文献
- 日本獣医内科学アカデミー編 『獣医内科学(小動物編)』 文永堂出版 2005年 ISBN 4830032006
外部リンク
|
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- 日本エーラスダンロス症候群協会(友の会)
- GeneReviewsJapanへのリンク
|
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Japanese Journal
- 心筋梗塞既往のあるエーラスダンロス症候群IV型合併妊婦の1例
- 大口 昭英,松原 茂樹,高橋 佳容子,井上 荘一郎,齊藤 力,三橋 武司,山形 崇倫,高橋 尚人,渡邉 淳,島田 隆,鈴木 光明
- 日本産科婦人科學會雜誌 61(11), 2077, 2009-11-01
- NAID 10025884218
- P-1-550 S状結腸穿孔と繰り返す自然気胸を契機に診断された血管型エーラスダンロス症候群(外傷・腹膜炎・その他の腫瘍1,一般演題(ポスター),第64回日本消化器外科学会総会)
- 大森 浩志,小池 誠,籏持 淳,古庄 知己,佐藤 仁俊,北角 泰人,田井 道夫,田窪 健二
- 日本消化器外科学会雑誌 42(7), 1191, 2009-07-01
- NAID 110007719127
Related Links
- 日本エーラスダンロス症候群協会(友の会) ◇ Japan Ehlers-danlos syndrome Fellowship Association (通称 : JEFA = ジェファ). 「情報は 命をつなぐ 手をつなぐ」 をスローガンに、 互いが情報を共有しあい、 手を携えて生きていけたらと考えています。
- エーラス・ダンロス症候群(エーラス・ダンロスしょうこうぐん、英: Ehlers-Danlos syndrome)とはコラーゲン線維形成機構の異常を原因とする症候群。皮膚無力症、 皮膚脆弱症、過剰弾力性皮膚とも呼ばれる。皮膚の過伸展、脆弱性、血腫が認められ、 間擦部の ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- mitral valve prolapse, MVP
- 同
- フロッピーバルブ症候群 floppy valve syndrome、収縮中期クリック・収縮後期雑音症候群 mid-systolic click-late systolic murmur syndrome、僧帽弁逸脱症候群 mitral valve prolapse syndrome MVPS、クリック症候群 click syndrome
- 関
- 僧帽弁閉鎖不全症
概念
- 僧帽弁の前尖または後尖の一部ないし全部が収縮中期に左房に逸脱膨隆すること。また前後尖の合致しない部分から逆流を生じるため、僧帽弁閉鎖不全症の原因の一つとなっている。
疫学
- 小児では2:1で女児に多い(男女=1:2) (SPE.16)
- 僧帽弁逆流で手術適応となり外科に紹介される患者の80-90%は弁尖や腱索の変性に因る逸脱症(ガイドライン1)
- 痩せている人に多いとされている。また、女性の方が多いとされている。
- 日本では、軽症も含めると成人では 4-5%に達すると考えられる。
- 突然死の危険因子は僧帽弁閉鎖不全の存在、高齢、男性とされている。
病因
- SPE.16
- 特発性
- 二次性:先天性心疾患、虚血性心疾患、心筋症、川崎病、Marfan症候群、Ehlers-Danlos症候群、Turner症候群
- 2020年改訂版弁膜症治療のガイドライン
- 僧帽弁逸脱症の素地となるのは、弁尖や腱索へのムコ多糖の蓄積による粘液腫様変性である。マルファン症候群などの結合織異常をきたす疾患に伴うこともあるが、多くの場合は特発性である
- 弁尖の変化が少なく断裂・延長などの腱索の問題が主である場合と、弁尖自体の粘液腫様変性が主である場合とに大別される。
病態
- 左室の収縮に伴い左室の大きさがある一定以下になると僧帽弁の逸脱を生じるようになる、らしい
身体所見
- 収縮中期クリック音:I音の後。クリック音
- 収縮後期逆流性雑音:高調 ← 圧較差が大きいと高調になるらしい
- 逆流を伴わない場合には、典型的な収縮中期のクリック音の後に収縮期雑音が聴取されるが、僧帽弁閉鎖不全症が重畳する場合には汎収縮期雑音のみ聴取されるようになりクリック音は聴取されなくなる。
- 左室を小さくさせるような操作は逸脱をより顕著にするので、収縮中期のクリック音はI音に近づく。例えば、バルサルバ法、立位、亜硝酸アミルがこれにあたる。
臨床症状
- 無症状のまま経過することがほとんどである。
- 非定型的胸痛、動悸、胸部不快感や失神がみられることがある。
- 僧帽弁閉鎖不全が高度になると心不全症候が出現しうる。
- 腱索が断裂した場合には、急激な心不全症候を呈しうる。
合併症
- 僧帽弁閉鎖不全症:MVPは一次性僧帽弁閉鎖不全症のうち50%を占めている。また、MVPは腱索断裂患者の60%以上を占めている。MVPでは逆流は軽微ないし軽度にとどまり、重症となることは稀であるが2-7%の症例で見られる。
- 感染性心内膜炎:前感染性心内膜炎患者の1/3の原因を占めるらしい(ソースは不明)
治療
- 交連領域を含む後尖逸脱:弁形成術の最も良い適応で約半数を占める。手術は標準的な矩形切除と弁輪形成術による。
- 前尖逸脱、両弁尖逸脱:腱索移植術、人工腱索による腱索再建術、edge to edge sutureなど
予後
- MVP患者はリスクによって階層化されており、ハイリスクグループの血管死亡率は年間3.4%である。死亡の危険因子は、中等症から重症のMRとLVEF<50%である。(Nonarrhythmic complications of mitral valve prolapse - uptodate)
ガイドライン
- 1. 弁膜疾患の非薬物治療に関するガイドライン(2007年改訂版)
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2007_matsuda_h.pdf
国試
[★]
- 英
- hereditary disease
- 関
- 先天性疾患
- 世代を通じて配偶子に伝えられる疾患。家族性発生をみる。
- 遺伝性疾患は必ずしも先天性疾患ではない。
- 例:Huntington病
遺伝性疾患
常染色体優性遺伝
常染色体劣性遺伝
伴性劣性遺伝
伴性優性遺伝
[★]
- 英
- loose skin, dermatochalasis, dermatochalazia, chalastodermia
- ラ
- cutis laxa
- 同
- 弛緩性皮膚, halazodermia, dermatomegaly
- ICD-10
- Q828
- 関
- 遺伝性皮膚疾患
概念
- NEL.2717
- heterogenousな疾患概念
- 常染色体劣性(fibulin 5 gene)、常染色体優性(elastin and fibulin5 gene)、後天性
- 後天性のcutis laxaは無熱性疾患、炎症性皮膚疾患(紅斑性狼瘡、多型紅斑、アミロイドーシス、蕁麻疹、血管浮腫、ペニシリン過敏反応)に罹患した後に生じたり、あるいはペニシラミンを摂取した女性からの出生児に見られる。
遺伝子座
gene/locus
|
name
|
location
|
OMIM#
|
ADCL1
|
cutis laxa, autosomal dominant 1
|
14q32.1, 7q11.2
|
123700
|
ADCL2
|
cutis laxa, autosomal dominant 2
|
|
614434
|
ARCL1A
|
cutis laxa, autosomal recessive, type IA
|
14q32.1, 11q13
|
219100
|
ARCL1B
|
cutis laxa, autosomal recessive, type IB
|
|
614437
|
ARCL1C
|
cutis laxa, autosomal recessive, type IC
|
19q13.1-q13.2
|
613177
|
ARCL2A
|
cutis laxa, autosomal recessive, type IIA
|
12q24.3
|
219200
|
ARCL2B
|
cutis laxa, autosomal recessive, type IIB
|
17q25.3
|
612940
|
ARCL3A
|
cutis laxa, autosomal recessive, type IIIA
|
|
219150
|
ARCL3B
|
cutis laxa, autosomal recessive, type IIIB
|
|
614438
|
|
cutis laxa, neonatal, with marfanoid phenotype
|
|
614100
|
鑑別診断
[★]
- 英
- floppy infant
- 同
- フロッピーインファント、筋緊張低下児
[show details]
分類
病因による
筋力低下の有無による
[★]
- 英
- aortic aneurysm, aneurysm of the aorta
- 関
- 動脈瘤、大動脈弁輪拡張症 AAE
概念
分類
部位
病理
疫学
好発部位
- 腎下部腹部大動脈瘤 60%
- 上行大動脈瘤 16%
- 弓部下行大動脈瘤 7%
- 腎上部腹部大動脈瘤 5%
- 胸腹部大動脈瘤 2%
腹部AAと胸部AAの比較 (YN.C146)
病因
- YN.C-145
ガイドライン
- 大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン(2006年改訂版)
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2006_takamoto_h.pdf
治療
- 胸部AA > 5cm、腹部AA > 6cmで破裂のリスクが高まる。
手術療法
- 同
- 動脈瘤
[★]
- 英
- syndrome, symptom-complex
- 同
- 症状群
- 関
- [[]]
- 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患。
内分泌
先天的代謝異常
高プロラクチン血症
- 分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
- 分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。
性腺機能低下
- 嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
- 肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長
性早熟
- 思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
- 女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。
脳神経外科・神経内科
[★]
- 英
- group
- 関
- グループ、集団、分類、群れ、基、グループ化
[★]
- 英
- symptom and sign
- 関
- 症状, 徴候 兆候