- 英
- loose skin, dermatochalasis, dermatochalazia, chalastodermia
- ラ
- cutis laxa
- 同
- 弛緩性皮膚, halazodermia, dermatomegaly
- ICD-10
- Q828
- 関
- 遺伝性皮膚疾患
概念
- NEL.2717
- heterogenousな疾患概念
- 常染色体劣性(fibulin 5 gene)、常染色体優性(elastin and fibulin5 gene)、後天性
- 後天性のcutis laxaは無熱性疾患、炎症性皮膚疾患(紅斑性狼瘡、多型紅斑、アミロイドーシス、蕁麻疹、血管浮腫、ペニシリン過敏反応)に罹患した後に生じたり、あるいはペニシラミンを摂取した女性からの出生児に見られる。
遺伝子座
gene/locus
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name
|
location
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OMIM#
|
ADCL1
|
cutis laxa, autosomal dominant 1
|
14q32.1, 7q11.2
|
123700
|
ADCL2
|
cutis laxa, autosomal dominant 2
|
|
614434
|
ARCL1A
|
cutis laxa, autosomal recessive, type IA
|
14q32.1, 11q13
|
219100
|
ARCL1B
|
cutis laxa, autosomal recessive, type IB
|
|
614437
|
ARCL1C
|
cutis laxa, autosomal recessive, type IC
|
19q13.1-q13.2
|
613177
|
ARCL2A
|
cutis laxa, autosomal recessive, type IIA
|
12q24.3
|
219200
|
ARCL2B
|
cutis laxa, autosomal recessive, type IIB
|
17q25.3
|
612940
|
ARCL3A
|
cutis laxa, autosomal recessive, type IIIA
|
|
219150
|
ARCL3B
|
cutis laxa, autosomal recessive, type IIIB
|
|
614438
|
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cutis laxa, neonatal, with marfanoid phenotype
|
|
614100
|
鑑別診断
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/10/13 12:23:27」(JST)
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|
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皮膚弛緩症(ひふしかんしょう、cutis laxa)は、先天的に弾性線維の変性や減少によって生じる皮膚疾患。
症状
皮膚は柔軟になり、顔の皮膚が垂れ下がり老人様顔貌になる。
原因
鑑別
- エーラス・ダンロス症候群との鑑別
- エーラス・ダンロス症候群では膠原線維の障害に対し、皮膚弛緩症は弾性線維の障害である。
- エーラス・ダンロス症候群では皮膚を引っ張るとすぐ戻るのに対し、皮膚弛緩症では引っ張ると元になかなか戻らない。
- エーラス・ダンロス症候群では血管の壁も弱くなるため易出血性がみられるが、皮膚弛緩症ではみられない。
|
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 先天性皮膚弛緩症と大脳皮質形成異常を伴ったCongenital Disorder of Glycosylation typeIIの1例
- 津田 祐子,舟塚 真,谷 諭美,西川 愛子,伊藤 進,湯浅 勲,大澤 眞木子,TSUDA Yuko,FUNATSUKA Makoto,TANI Yumi,NISHIKAWA Aiko,ITO Susumu,YUASA Isao,OSAWA Makiko
- 東京女子医科大学雑誌 83(E1), E285-E290, 2013-01-31
- … 今回、生下時からの全身の皮膚弛緩症と喉頭軟化症、大脳皮質形成異常を認め、CDG-IIと診断された1例を経験した。 … ,皮膚弛緩症の原因としてCDGが関係していると初めて報告されたのは2005年のことであり、新しいタイプのCDG-IIと考えられている。 … 本邦では皮膚弛緩症、大脳皮質形成異常を伴うCDG-II(ATP6V0A2-CDG)は過去に1例しか報告されておらず、希少な疾患と考えられる。 …
- NAID 110009559367
- うわまぶたのたるみを主訴とする症例に対する眉毛挙上術--退行性皮膚弛緩症に対する眉毛挙上術 (特集 眼瞼の退行性疾患に対する眼形成外科手術) -- (上眼瞼の退行性(加齢性)疾患)
Related Links
- 皮膚弛緩症(ひふしかんしょう、cutis laxa)は、先天的に弾性線維の変性や減少 によって生じる皮膚疾患。 ... エーラス・ダンロス症候群では膠原線維の障害に対し、 皮膚弛緩症は弾性線維の障害である。 エーラス・ダンロス症候群では皮膚を引っ張ると すぐ戻る ...
- 皮膚弛緩症は,たるんだひだとなって垂れ下がる余剰皮膚を特徴とする。診断は臨床的 に行われる。特異的治療法はないが,ときに形成外科的処置がなされる。 遺伝性の型 のうちの2つは(常染色体優性の型と常染色体劣性の型)は比較的良性である。別の常 ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- neurofibromatosis type 1, NF1
- 同
- フォン・レックリングハウゼン病, (国試)von Recklinghausen病, von Recklinghausen's disease, von Recklinghausen disease、皮膚弛緩症
- 関
- 神経線維腫症
[show details]
概念
病因
- NF1の変異。17q11.2に座乗。ニューロフィブロミンをコード。rasに関係する系を抑制する癌抑制遺伝子。
遺伝
疫学
病変形成&病理
症状
皮膚症状
骨症状
- 脊柱や胸郭の変形。四肢骨の変形。約半数の症例で見られる。
眼症状
中枢神経
精神症状
合併症
診断
- 長径1.5cm以上のカフェオレ斑が6個以上存在すること
診断基準(NIH)
◎以下の所見のうち、2つ以上を有すること.
- 1. 5mm以上のカフェオレ斑が6個以上(思春期前)。15mm以上のカフェオレ斑が6個以上(思春期後)
- 2. 2つ以上の神経線維腫か、末梢神経内に1つ以上の神経線維腫
- 3. 腋窩あるいは鼠径部の色素斑
- 4. 眼窩内の神経線維腫
- 5. 2個以上のLisch結節
- 6. 骨の異常
- 7. NF1の家族歴
検査
治療
- カフェオレ斑:レーザー治療、皮膚剥削術
- 神経線維腫:外科切除
予後
参考
- 1. NEUROFIBROMATOSIS, TYPE I; NF1
- http://omim.org/entry/162200
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- 英
- chalazodermia
- 関
- 皮膚弛緩症
[★]
- 英
- dermatomegaly
- 関
- 皮膚弛緩症
[★]
- 英
- blepharochalasis
- 関
- 睫毛重生、眼瞼
[★]
- 英
- acquired cutis laxa
- 関
- 皮膚弛緩症
[★]
- ラ
- congenital cutis laxa
[★]
- 英
- relaxation、relax
- 関
- 緩和、ほどける、リラクゼーション
[★]
- 英
- skin
- ラ
- cutis
- 関
- 皮膚の構造
[★]
- 英
- sis, pathy