- 英
- pulmonary aspergillosis
- 関
- アスペルギルス症、アスペルギルス
国試
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Japanese Journal
- 肺癌に対する定位的放射線治療部位に発症し左肺上葉無気肺を呈した気管支アスペルギルス症の1例
- 尾関 雄一,門磨 聖子,亀田 光二,中山 健史,橋本 博史,小林 英夫,川名 明彦,前原 正明
- 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 34(1), 33-37, 2012-01-25
- 背景.気管支アスペルギルス症はその疾患概念や病態の理解が未だ不十分な疾患である.症例.症例は77歳の男性.2009年10月,胸痛と左肺上葉の無気肺を主訴に入院となった.5年前に肺癌に対して化学療法と定位的放射線治療を行い,完全寛解となった既往がある.気管支鏡検査で,肺癌が認められた部位の近傍の左上葉支に白苔を伴う腫瘤状の病変を認め,左上葉支は完全に閉塞していた.生検で悪性所見を認めず,アスペルギル …
- NAID 110009327978
- 44.肺葉切除を施行した侵襲性肺アスペルギルス症の1例(セッション9 一般演題(その他),第21回日本小児呼吸器外科研究会)
- 野瀬 聡子,奥山 宏臣,佐々木 隆士,長谷川 誠紀,大塚 欣敏,中島 有香
- 日本小児外科学会雑誌 47(7), 1097, 2011-12-20
- NAID 110008896860
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- 肺アスペルギルス症とはどんな病気か アスペルギルスは糸状真菌(しじょうしんきん)の 一種で、多くは自然界に広く分布しています。肺アスペルギルス症はその病態によって、 肺アスペルギローマ、慢性壊死性(えしせ gooヘルスケア 家庭の医学。
- アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(アレルギーせいきかんしはいアスペルギルス しょう、英: allergic bronchopulmonary aspergillosis、ABPA)は、アスペルギルス属 のカビが原因で気管支炎などのアレルギー症状が引き起こされる病気。アレルギー性 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 28歳の女性。急性骨髄性白血病のため、HLA一致の兄から同種骨髄移植を受け、70日が経過している。急性GVHDは皮膚のみI度であったが、移植後56日から38℃前後の発熱と持続する咳とが出現し、右背部痛も伴うようになった。意識は清明。体温38.4℃。脈拍96/分、整。血圧122/74mmHg。心雑音はない。右中肺野にcoarse cracklesを聴取する。肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球324万、Hb10.1g/dl、Ht31%、網赤血球1.2%(12‰)、白血球3,600(桿状核好中球5%、分葉核好中球36%、好酸球3%、好塩基球1%、単球12%、リンパ球43%)、血小板7.3万。血清生化学所見:総蛋白6.1g/dl、アルブミン3.2g/dl、尿素窒素18mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl、尿酸4.1mg/dl、総ビリルビン1.2mg/dl、直接ビリルビン0.4mg/dl、AST32IU/l、ALT391U/l、LDH320IU/l(基準176~353)、ALP116IU/l(基準260以下)、Na134mEq/l、K4.2mEq/l、Cl 102mEq/l。免疫学所見:CRP12.8mg/dl、β-D-グルカン35pg/ml(基準20以下)、ツベルクリン反応陰性。胸部エックス線写真を以下に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101G057]←[国試_101]→[101G059]
[★]
- 72歳の男性。発熱、咳および呼吸困難を主訴に来院し、当日入院した。
- 来院12日前に温泉に行き、来院3日前から38℃台の発熱があり、呼吸困難、咳、淡い血痰および全身倦怠感を認めた。生来健康で、喫煙歴は20歳から1日20本。意識は清明。脈拍104/分、整。血圧110/70mmHg。
- 血液所見:赤血球410万、Hb11.5g/dl、Ht43%、白血球14,200。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.43、PaO2 56Torr、PaCO2 33Torr。
- 入院後、セフェム系抗菌薬による治療を開始したが症状が改善せず、精神症状も認められるようになった。このため入院4日目に人工呼吸器を装着し、エリスロマイシンの投与を始めた。入院7日目には肺野陰影の著明な改善を認めた。
- 入院時の胸部エックス線写真と入院4日目のポータブル胸部エックス線写真とを以下に示す。
- 考えられる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097A013]←[国試_097]→[097A015]
[★]
- 58歳の男性。急性骨髄性白血病の地固め化学療法中の好中球減少期に38℃台の発熱が出現した。このときの胸部エックス線写真に異常はなかった。血液培養を施行後に広域スペクトル抗菌薬を投与した。5日後にも解熱せず、咳嗽が出現した。血液培養の結果は陰性であった。血液所見:赤血球380万、Hb12.1g/dl、Ht35%、白血球3,400(桿状核好中球10%、分葉核好中球52%、好酸球4%、好塩基球1%、単球4%、リンパ球29%)、血小板16万。CRP8.7mg/dl(基準0.3以下)。β-Dグルカン28.1pg/ml(基準20以下)。胸部エックス線写真を以下に示す。最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098A058]←[国試_098]→[098A060]
[★]
- 50歳の女性。発熱と呼吸困難を主訴に受診した。半年前に血痰を認め、胸部エックス線で左下肺野に空洞を形成する肺アスペルギルス症と診断された。抗真菌薬で加療されていたが、血痰が軽快しないために、2週間前に左肺下葉切除術が施行され、1週間前に退院した。昨日から発熱、呼吸困難を自覚したため、救急外来を受診した。20歳時に肺結核の治療歴がある。体温 38.7℃。脈拍 120/分、整。血圧 102/60mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 94%(room air)。胸部エックス線写真(半年前:別冊No. 9A、今回:別冊No. 9B)を別に示す。
- 行うべき処置はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D030]←[国試_113]→[113D032]
[★]
- 72歳の男性。血痰を主訴に来院した。 2か月前から時々血痰が出ることに気付いていた。既往歴に特記すべきことはない。喫煙歴は20本/日を52年間。身長173cm、体重70kg。体温36.8℃。脈拍60/分、整。血圧128/64mmHg。呼吸数16/分。 SpO2 97%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。胸部エックス線写真(別冊No. 21 A)、胸部造影CT(別冊No. 21 B)および喀痰細胞診Papanicolaou染色標本(別冊No. 21C)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106I073]←[国試_106]→[106I075]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101C014]←[国試_101]→[101C016]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103H002]←[国試_103]→[103H004]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [112D014]←[国試_112]→[112D016]
[★]
- 英
- pneumonia pneumonitis
- 関
疫学
- 日本の肺炎の受療率は人口10万対3、死亡率は人口10万対7。死因順位は第4位である。
- 受療率・罹患率共に高齢になるに従い急激に増加し、85歳以上の男性では死因第2位、90歳以上の男性では死因第1位となる(ガイドライン1)。
- 死亡者の95%以上が高齢者である。
- 年代と病原体
日本における肺炎の年齢階級別受療率と死亡率(人口10 万対,2002 年)
- ガイドライン1 2004 年「国民衛生の動向」 改変
|
年齢階級
|
総数
|
15~
|
25~
|
35~
|
45~
|
55~
|
65~
|
75~
|
85~
|
90~
|
19
|
29
|
39
|
49
|
59
|
69
|
79
|
89
|
|
受療率
|
外来
|
6
|
3
|
4
|
3
|
3
|
6
|
7
|
14
|
21
|
21
|
入院
|
19
|
2
|
3
|
2
|
3
|
7
|
21
|
86
|
309
|
489
|
死亡率
|
男性
|
76.4
|
0.5
|
0.5
|
1.5
|
4.6
|
15.2
|
69.2
|
339
|
2087
|
4317
|
女性
|
62.7
|
0.3
|
0.5
|
0.9
|
1.9
|
5.6
|
22.4
|
144
|
934
|
2291
|
総数
|
69.4
|
0.4
|
0.5
|
1.2
|
3.2
|
10.3
|
44.6
|
249
|
1291
|
2787
|
分類
発症の場
原因
病理
- 上気道から連続的に下気道へ、あるいは、直接下気道に及んでいる。炎症は上皮に包まれた管腔内
肺炎の比較
ガイドライン
[★]
- 関
- 空洞性肺病変
[★]
- 英
- pulmonary mycosis, fungal lung disease
- 関
- 肺アスペルギルス症、肺カンジダ症、肺クリプトコッカス症、肺ムコール症
- アスペルギルス、カンジダ、クリプトコッカスの順に多い。
[★]
- 関
- 肺アスペルギルス症、アスペルギルス
参考
[★]
- 英
- allergic bronchopulmonary aspergillosis, ABPA
- 関
- アレルギー
- 左上肺野の浸潤影、気管支拡張像
- 肉芽腫の形成、好酸球の浸潤
参考
- 1. [charged] アレルギー性気管支肺アスペルギルス症 - uptodate [1]
国試
[★]
- 英
- bronchopulmonary aspergillosis
- 関
- アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
[★]
- 英
- invasive pulmonary aspergillosis
- 関
- 肺アスペルギルス症
[★]
- 英
- chronic cavatary pulmonary aspergillosis, CCPA
[★]
- 英
- lung
- 関
- 肺区域、肺野、呼吸器の上皮の移行
- 図:M.78 N.204(肺のリンパ系),197(肺区域)
解剖
- 重量:右:500g, 左:400g
- 葉:右3葉、左2葉
- 右上葉、右中葉、右下葉、左上葉、左下葉
発生
- L.247
- 肺の上皮、喉頭、気管、および気管支の内面を覆う上皮 → 内胚葉
- 気管および肺の軟骨性要素と筋要素、結合組織 → 中胚葉(臓側中胚葉)
- NGY.283
- 妊娠16週頃:気管、気管支が分岐し腺状構造をなす(腺状期)
- 妊娠16-24週頃:管状構造を形成し、毛細血管が上皮に接触する。(管状期)
機能
肺の構造
- SSUR.323
臨床関連
胸部X線解剖
- 右第1弓:上大静脈
- 右第2弓:右心房
- 左第1弓:大動脈弓
- 左第2弓:肺動脈幹
- 左第3弓:左心房(左心耳)
- 左第4弓:左心室
シルエットサイン
- 右第2弓:(陽性)[上葉]内側中葉区(S5)、[下葉]内側肺底区(S7)、(陰性)[下葉]上-下葉区(S6)???、後肺底区(S10)???? → 陰性だったら背面の区域、つまりS6,S10と考えて良いのではないだろうか?
- 左第4弓:(陽性)[上葉]上舌区(S4)、下舌区(S5)、[下葉]前内側肺底区(S7+8)、(陰性)[下葉]上-下葉区(S6)???、後肺底区(S10)??? → 同様にS6,S10と考えて良いのでは?
肺のリンパ節
- 左肺は心臓があるために、右とは異なる形状・肺区域を有する。
- S1とS2はまとめてS1+2と呼ばれる
- S7とS8はまとめてS7+8あるいはS8と呼ばれる ← 心臓が左胸腔に全内側に突出しているからと考える
臨床関連
- 分葉異常:奇静脈の走行異常による右上葉の奇静脈葉が最も多い(QB.I-295)
[★]
- 英
- aspergillosis
- 関
- アスペルギルス属
[★]
- 英
- sis, pathy