- 58歳の男性。急性骨髄性白血病の地固め化学療法中の好中球減少期に38℃台の発熱が出現した。このときの胸部エックス線写真に異常はなかった。血液培養を施行後に広域スペクトル抗菌薬を投与した。5日後にも解熱せず、咳嗽が出現した。血液培養の結果は陰性であった。血液所見:赤血球380万、Hb12.1g/dl、Ht35%、白血球3,400(桿状核好中球10%、分葉核好中球52%、好酸球4%、好塩基球1%、単球4%、リンパ球29%)、血小板16万。CRP8.7mg/dl(基準0.3以下)。β-Dグルカン28.1pg/ml(基準20以下)。胸部エックス線写真を以下に示す。最も考えられるのはどれか。
[正答]
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[★]
- 32歳の初妊婦。妊娠32週。破水感と下腹部痛とを主訴に来院した。家族歴に特記すべきことはない。既往歴にクラミジア頚管炎の治療がある。これまでの妊娠経過に異常の指摘はない。身長165cm、体重65㎏。体温38.5℃。脈拍120/分、整。血圧130/70mmHg。意識は清明。腹部に圧痛を認め、内診では子宮口1cm開大、展退度50%。卵膜を触知せず羊水漏出を認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球380万、Hb11.5g/dl、Ht34%、白血球21,000、血小板25万。CRP5.0mg/dl(基準0.3以下)。胎児心拍数陣痛図で心拍数基線は180/分、心拍数基線細変動の減少を認める。5分周期の子宮収縮がある。最も考えられるのはどれか。
[正答]
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[★]
- 45歳の男性。定期健康診断で異常といわれたので職場の健康管理室に来室した。喫煙歴は20歳から1日30本。飲酒歴は日本酒を1日3合。運動習慣はない。前月の時間外労働時間は86時間であった。身長164cm、体重80kg。血庄158/92mmHg。血清生化学所見:空腹時血糖144mg/dl、総コレステロール240mg/dl、トリグリセライド180mg/dl(基準50~130)、AST22単位(基準40以下)、ALT40単位(基準35以下)、γ-GTP60単位(基準8~50)。産業医の指導として誤っているのはどれか。
- a. 禁煙を勧める。
- b. 節酒を勧める。
- c. 高強度のスポーツを行うよう勧める。
- d. 時間外労働時間を短縮するよう指導する。
- e. 精密検査を受けるよう勧める。
[正答]
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